ウナギの旬の時期・保存方法は?栄養や食べ合わせについても解説
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ウナギは日本人には欠かせない食材です。

夏のスタミナ源として知られています。

しかし、ウナギについては意外と知らないことが多いです。

ここでは、ウナギの栄養・旬の時期・食べ合わせ・保存方法などについてご紹介します。

ウナギとは

ウナギとは

ウナギとは、ウナギ科ウナギ属に分類される魚の総称です。

ウナギは世界に19種類います。

そのうち、食用になっているのはニホンウナギ、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、ビカーラ種の4種類だけでです。

日本でよく食べられているのは、ニホンウナギヨーロッパウナギです。


国産ウナギと言えば、二ホンウナギです。

天然ものと養殖ものがいます。

中国から輸入されているものはヨーロッパウナギです。

養殖ものだけです。

アメリカウナギとビカーラ種は、日本ではほとんど食べられていません。


近年、ウナギの数が減っているため、天然ものは非常に貴重です。

しかも、養殖用の稚魚まで獲れなくなり、養殖のウナギですら手に入りづらくなりました。

そのため、ウナギの価格は高騰しています。

今後は、ウナギの代わりにナマズを食べるという話が出ています。

ウナギの栄養と効能

ウナギは、栄養源が豊富であるため、疲労を回復したり、体力を増強するのに役立ちます。

夏バテ予防や食欲不振の解消につながると考えられています。

土用の丑の日にウナギを食べるのは、あまりにも有名です。


ウナギ特有のぬめりのもとは、ムコ多糖類という成分です。

肝には、レチノールが身の3倍含まれています。

茹でた肝を吸い物に入れる肝吸いで食べるとよいです。


  • ビタミンA(レチノール)・・・胃腸の働きを強化、免疫を高める、風邪の予防、がんの予防、視力低下を予防、丈夫な髪や爪をつくる
  • ビタミンB1・・・疲労回復
  • ビタミンB2・・・疲労回復、成長促進
  • ビタミンE・・・抗酸化作用
  • DHA・EPA・・・動脈硬化の予防
  • ムコ多糖類・・・胃腸の粘膜を強化


ウナギの主な成分(100g当たり)
  • タンパク質 17.1g
  • ビタミンA(レチノール) 2,400μg
  • ビタミンD 18.0μg
  • ビタミンE 7.4mg
  • ビタミンB1 0.37mg
  • ビタミンB2 0.48mg

ウナギの選び方

ウナギの選び方

ウナギの選び方についてご紹介します。

なかなか生の丸ごと1匹を購入する人はいないかもしれません。

もし購入することがあれば参考にしてみてください。

体色は、真っ黒よりも青みがかった黒の方がおいしいです。

丸々太っていて光沢があるものがおすすめです。

ウナギの旬はいつ?天然と養殖とで違いはあるの?

ウナギの旬はいつ?天然と養殖とで違いはあるの?

ウナギの旬は、というイメージが強いです。

日本人は、夏バテ予防のため夏にウナギをたくさん食べるためです。

ウナギの消費量は6~8月が多いです。

特に7月の多さが目立ちます。


実際のところ、ウナギの旬はいつなのでしょうか?

実は、ウナギの旬はです。

11~12月初旬はおすすめです。

冬は脂が乗ってくるのでおいしいです。

養殖でも脂が乗ります。


天然ウナギは、秋~冬にかけてマリアナ海溝に移動し、産卵するために栄養を蓄えます。

そのため、脂が乗っていておいしいです。

皮が厚くプリプリ感が抜群です。


では、養殖のウナギはどうなのでしょうか?

不思議なことに、養殖のウナギでも秋~冬にかけて脂が乗ってきます。

ただし、養殖ものは、基本的に出荷に合わせて育てられるので年中おいしいです。


旬をまとめてみると、次のようになります。

  • ニホンウナギ(天然)・・・11~12月初旬
  • ニホンウナギ(養殖)・・・年中
  • ヨーロッパウナギ(養殖)・・・年中

ウナギの食べ方

ウナギの食べ方

ウナギは、蒲焼きや白焼き、うな重、ひつまぶしなどで食べられることが多いです。

地域によって、食べ方が異なります。

ウナギは脂質が多く、高カロリーです。

そのため、体脂肪が気になる人は蒲焼きよりも白焼きがおすすめです。

他には、う巻き柳川鍋などが人気です。

ウナギの食べ合わせ

ウナギの食べ合わせ

ウナギには、レチノールとタンパク質が含まれています。

これに小松菜のβ-カロテンとビタミンCが組み合わされれば、風邪の予防に効果的です。

蒲焼きと山椒は食べ合わせがよいです。

山椒には香りだけでなく、消化を助ける働きがあります。

ウナギはコレステロール値がかなり高いです。

わかめを食べて、食物繊維とミネラルを補充します。

それにより、コレステロールを除去する効果が期待できます。

わかめの酢の物などがおすすめです。

トマトを一緒に食べて、リコピンとビタミンCを加えます。

すると、美肌効果を促進することができます。


ウナギと食べ合わせが良くないものとして、梅干しがよく知られています。

どうして梅干しと一緒に食べない方がよいのでしょうか?

実は、これには何の医学的根拠もありません。

つまり、一緒に食べたからと言って体調が悪くなるようなことはありません。

単なる迷信のようです。

ウナギの保存方法

ウナギの保存方法と言っても、蒲焼きなどの調理されたものではなく、生のウナギの保存方法です。

生のウナギを保存することはあまりないかもしれませんが、参考としてみていただけたらと思います。

丸ごと1匹の場合、まず捌きます。

骨や内臓など取り除き、身だけ(皮付き)にします。

その後、水気を取ってジッパー袋へ入れます

それを冷凍庫で保存します。

冷凍すれば、1ヵ月ほど保存できます。

また、冷蔵庫に入れての保存も可能です。

2~3日以内に食べるようにします。


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