国内で食べられているズワイガニ類には、ズワイガニ・ベニズワイガニ・オオズワイガニ(バルダイ種)がいます。
中でも、オオズワイガニについてはあまりよく知られていません。
ここでは、オオズワイガニの選び方・食べ方などについてご紹介します。
バルダイ種とオピリオ種との違いについても解説しています。
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オオズワイガニ(バルダイ種)とは
ズワイガニには2種類のカニがいます。オピリオ種とバルダイ種です。
オピリオ種とは、一般的なズワイガニのことです。
松葉ガニや越前ガニなどほとんどのズワイガニは、オピリオ種に該当します。
バルダイ種は、別名でオオズワイガニと呼ばれています。
オオズワイガニは、十脚目ケセンガニ科ズワイガニ属に分類されるカニです。
オホーツク海とベーリング海の一部にしか生息していません。
日本では北海道だけで水揚げされます。
流通している大半のものは、ロシアやカナダなどから輸入されています。
オオズワイガニは、ズワイガニの水揚げ量の約2%ほどしかありません。
そのため、非常に希少なカニとなっています。
一般の量販店などに並ぶことはほとんどありません。
身は締まっていて、甘みが強いです。
それでいてうま味もあります。
繊維が太いので、歯ごたえを楽しむことができます。
みそもおいしいです。
ズワイガニと比べると安価です。
ぱっと見では見分けが付きにくいので、ズワイガニとして販売されていることがあります。
バルダイ種とオピリオ種の違いは?
バルダイ種の甲羅は、オピリオ種と比べると横長です。甲羅の幅は15cmほどになります。
足は、オピリオ種よりも太くて短いです。
口の形はM字型をしており、ボディは濃い茶色をしています。
オピリオ種の口はまっすぐ水平で、ボディはオオズワイガニよりも薄い茶色です。
少し比較項目を増やしてまとめると、次の表のようになります。
バルダイ種 | オピリオ種 | |
---|---|---|
甲羅の形 | 横長 | 丸に近い |
足の形 | 太くて短い | 細くて長い |
色 | 濃い茶色 | 茶色 |
口の形 | M字型 | まっすぐ水平 |
味 | 甘みが強い | うま味が強い |
旬 | 不明 | 11~3月 |
価格 | 安価 | 高価 |
オピリオ種:一般的なズワイガニ
オオズワイガニ(バルダイ種)の選び方
オオズワイガニも、ズワイガニと同様持ってみて重いものを選びます。重いものは身が詰まっています。
逆に、軽すぎるものは身が詰まっていない可能性が高いです。
重いものを選ぶと失敗が少ないです。
オオズワイガニ(バルダイ種)の食べ方
オオズワイガニは、いろいろな食べ方ができます。中でも、甘味が強いので茹でガニが人気です。
身が詰まっているので、食べた後の満足感が高いです。
茹でると、鮮やかな赤色に変わるので食欲が湧きます。
焼きガニやカニちり、カニしゃぶで食べる人が多いです。
味噌汁もおいしいです。
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