松葉ガニという名前を聞いたことがあるでしょう。
どのようなカニのことを言うのでしょうか?
意外と知らない人が多いです。
ここでは、松葉ガニの旬・漁期間・脱皮回数などについてご紹介します。
ズワイガニとの違いについても解説しています。
松葉ガニとは?ズワイガニとの違いは?
松葉ガニという種類のカニがいるわけではありません。松葉ガニとは、山陰地方で水揚げされるズワイガニのオスのことです。
そのため、メスの松葉ガニは存在しません。
山陰地方では、ズワイガニのメスのことをセコガニと呼んでいます。
松葉ガニには、他のカニと区別するために青タグが付けられます。
もうおわかりだと思いますが、松葉ガニもズワイガニです。
2つはまったく同じカニです。
獲れた場所によって、松葉ガニと呼ばれるかどうかだけの違いです。
松葉ガニの漁期間
松葉ガニ漁は11月6日に解禁されます。翌年3月20日までが漁期となります。
セコガニの漁期は、11月6日から12月31日までとなっています。
わずか2ヵ月足らずです。
松葉ガニの旬
松葉ガニ(オス)の旬は11~3月です。セコガニ(メス)は11~12月がおすすめです。
若松葉ガニは2月以降です。
若松葉ガニとは、脱皮したての殻が柔らかい松葉ガニのことを指します。
水分を多く含んでいて身入りが十分ではないため、価格が安いです。
松葉ガニと比べると、それほど多くは出回りません。
2月頃になると、水分が抜け出し、身入りがよくなります。
そのため、若松葉ガニはこれ以降が旬だと言われています。
ただし、いくら水分が抜け出して身入りがよくなったと言っても、松葉ガニのようにぎっしり身が詰まっているわけではありません。
その代わり、松葉ガニよりも手ごろな価格でカニを食べることができます。
松葉ガニの脱皮回数は?
ふ化して稚ガニになると、脱皮を繰り返し行っていきます。脱皮することで、どんどん成長していきます。
甲幅が5cm未満の時は年に数回脱皮を行いますが、5cm以上になると1年に1回しか脱皮しません。
メスは10回脱皮すると、産卵できる親ガニになります。
親ガニになると、もう脱皮しなくなります。
そのため、メスの脱皮回数は10回と言われています。
オスも10回脱皮すると、親ガニになります。
ただ、回数についてはメスと違って多少の個体差があります。
甲幅については、オスは最大で約15cm、メスは最大で9cmと言われています。
オスの方がメスよりも大きいです。
オスの方が大きいのは脱皮する回数が多いためです。
オスは親ガニになっても、まだ脱皮を行って成長し続けます。
最終的には、オスは12回程度の脱皮を行うと言われています。
ちなみに、オスの脱皮の時期は9~10月頃です。
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