カニは日本人が大好きな高級食材の1つです。
しかし、それほど栄養成分や食べ合わせについては知りません。
カニにはたくさんの栄養素が含まれています。
食べ合わせを考えることで、より効率的に栄養を摂ることができます。
ここでは、カニの栄養成分と食べ合わせについてご紹介します。
カニの種類など
カニは国内に800種類ほど生息しています。食用として流通するのは、ほんの一部です。
主なカニとしては、次のものを挙げることができます。
- ズワイガニ
- タラバガニ
- 毛ガニ
- 花咲ガニ
- ワタリガニ
市場などでは、生きているものが売られていることがあります。
しかし、一般的には茹でたものや冷凍ものが多く出回っています。
国産のカニの人気が高いです。
しかし、近年はロシアやアラスカ、カナダなどからたくさん輸入されています。
国産に比べると価格が安いです。
カニと言えば、身だけでなく、みそを食べるのが楽しみです。
みそは、脳みそのことを指していると思われがちです。
しかし、実際は肝臓やすい臓部分を指しています。
カニの栄養と成分
カニは低カロリーで肥満の予防になります。脂質や炭水化物はほとんど含まれていないためです。
ダイエット中の人でも気にせずに食べられます。
グルタミン酸・グリシンなどのうま味成分がたくさん入っています。
キチン・キトサンも含まれています。
タンパク質やタウリン、ビタミンB群なども豊富です。
- キトサン・・・免疫力アップ
- キチン・・・がんを抑制
- タウリン・・・コレステロールの低下、肝臓機能の強化、動脈硬化の予防
- ビタミンB2・・・口内炎の予防
- ビタミンB12・・・貧血の予防
- タンパク質・・・体をつくる
- 亜鉛・・・味覚障害の改善
- 銅・・・貧血の予防
- アスタキサンチン・・・抗酸化作用
カニとの食べ合わせの良いものと悪いもの
カニとの食べ合わせの良いものと悪いものについてご紹介します。カニとの食べ合わせの良いもの
カニはタウリンやミネラルが豊富です。しかし、ビタミンがそれほど含まれていません。
そのため、緑黄色野菜やきのこと一緒に食べるとよいです。
- カニのビタミンB2 +春菊のビタミンC 風邪の予防
- カニのタウリン + わかめのアルギン酸 高血圧の予防
- カニのタウリン + 舞茸のエリタデニン コレステロールの低下
他には、ブロッコリーと一緒に食べると老化防止の効果、ニンジンと一緒に食べると強肝作用のアップが期待できます。
カニとの食べ合わせの悪いもの
柿は、カニと食べ合わせがよくないと言われています。中国では合食禁と言って、一緒に食べると体によくないと信じられています。
両方とも体温を下げる作用があるのが原因のようです。
体を冷やすと、病気にかかりやすくなります。
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