毛ガニは、人気の高いカニの1つです。
身は甘くて、みそは絶品です。
ここでは、毛ガニの旬・選び方・食べ方などについてご紹介します。
毛ガニとは
毛ガニは、カニ下目クリガニ科に属するカニです。オオクリガニとも呼ばれます。
毛ガニは、日本海沿岸や茨城県以北の太平洋沿岸からアラスカ沿岸にかけての海水の冷たい地域で見られます。
水深30~200mの砂泥底に生息しています。
北海道と岩手県が主な産地となっています。
場所によって、漁を行う時期が異なるため、年間を通してどこかで水揚げされています。
北海道では、漁獲が許可されるのは甲長8cm以上のオスのみです。
メスが流通することはありません。
甲羅が柔らかいものは放流されます。
ちなみに、オスは1年で、メスは2~3年で脱皮します。
毛ガニは、名前のとおり体全体が硬い短い毛で覆われています。
甲長は最大で12cmほどです。
ズワイガニやタラバガニに比べると小さめです。
脚は太くて短いです。
ハサミは小さめです。
濃厚なみそがぎっしり詰まっています。
毛ガニの旬と産卵の時期
毛ガニの旬は冬です。12~2月頃がおすすめです。
ただ、毛ガニは冬以外にも楽しめます。
年間を通して食べることが可能です。
毛ガニの産卵の時期について調べてました。
北海道の公式サイトには、次のように書かれていました。
交尾と産卵は別の時期に行われ、交尾期は釧路以西海域では7~翌3月、噴火湾では6~12月で、産卵期は前者が7~8月と11~翌4月、後者が1~3月になります。
(北海道の公式サイトより引用)
場所によって、産卵の時期や回数が異なるようです。
毛ガニの選び方
毛ガニを選ぶ時は、手に持ってずっしり重いものがおすすめです。軽いものは身が詰まっていない可能性があります。
重量感のあるものを選ぶと失敗が少ないです。
ただし、甲羅の長さが10cmを超えるものは避けた方がよいです。
大きいカニは身が詰まっていそうですが、10cmを超えるものは老がにと呼ばれて、味がおいしくないと言われています。
大きさにも注意します。
あと、甲羅が柔らかい脱皮後間もないものも避けます。
脱皮後のカニは身が詰まっていません。
甲羅の色はできるだけ赤いものがおすすめです。
色が悪いものは鮮度が悪かったり、解凍がうまくいかなかった可能性があります。
味が落ちてしまっているかもしれません。
それに、見た目が悪ければおいしそうには思えません。
毛ガニの食べ方
毛ガニは、茹でたり、焼いたりして食べられることが多いです。身が非常に甘いので、その甘味を存分に堪能できる茹でガニがおすすめです。
みそも十分に楽しめます。
おすすめ情報