アワビの旬の時期と保存方法は?栄養と食べ方などについても解説
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高級食材のイメージが強いアワビ。

食用のアワビには、いくつか種類があることを知っていましたか?

ここでは、アワビの旬の時期・保存方法・栄養・食べ方などについてご紹介します。

アワビとは

アワビの旬の時期と保存方法は?栄養と食べ方などについても解説

アワビとは、ミミガイ科アワビ属に分類される大型の貝の総称です。

トコブシも同じ仲間ですが、小型なのでアワビとして扱われることはありません。

アワビにはいろいろな種類がいます。

日本で食用になっているのは、主に次の4つです。


どれも高級食材として扱われています。

安価なものはありません。


アワビは、北海道南部から九州の沿岸に生息しています。

水深20mぐらいまでの岩礁帯などで見られます。

殻は、おおむね楕円形をしています。

長径は20cm程度まで、短径は17cm程度までの大きさに成長します。

基本的には夜行性で、日中は岩陰などでじっとしています。

ワカメやコンブなどを食べています。


アワビの漁獲量は、岩手県や宮城県、北海道などが多いです。

年々漁獲量は減少傾向にあります。

資源保護のため、稚貝が放流されています。

その一方で、韓国などからの輸入が増えています。

アワビの選び方

アワビの選び方

アワビを購入する機会はあまりないかもしれません。

もし購入するのなら、元気に動いているアワビがおすすめです。

殻が厚いものがよいです。

肉厚の可能性が高いためです。

口が閉じたものを選びます。

口が開いているものは死んでいるかもしれないためです。

アワビの栄養素

アワビには、良質なタンパク質やグルタミン酸などのうま味成分であるアミノ酸をたくさん含んでいます。

滋養強壮効果が高く、ヘルシーです。

ビタミンB1やB2は、美肌疲労回復の効果が期待できます。

タウリンは、高血圧の予防心臓・肝臓の機能を高めます。

コラーゲンにはアンチエイジング美肌などの働きがあります。

貧血の予防が期待できます。

パントテン酸動脈硬化の予防の働きをしています。



クロアワビの主な成分(100g当たり)
  • たんぱく質 14.3g
  • 脂質 0.8g
  • カルシウム 25mg
  • 鉄 2.2mg
  • ビタミンA(β-カロチン) 17μg
  • ビタミンB1 0.15mg
  • ビタミンB2 0.09mg
  • ビタミンC 1mg

アワビの旬の時期と産卵時期

アワビの旬の時期と産卵時期

アワビの旬は種類によって異なります。

エゾアワビの旬は11~1月です。

漁獲量がもっとも多い岩手県では、資源保護のため漁自体が11~12月にしか行われていません。

北海道の旬も同時期です。

関東よりも南で獲れるクロアワビ・マダカアワビ・メガイアワビの旬は6~9月です。

エゾアワビとは逆の夏となります。


アワビの産卵時期は9~11月です。

この時期になると、生殖腺が発達してきます。

オスは白色、メスは緑色になります。

オスメスの判別は、生殖腺の色で見分けます。

アワビの食べ方

アワビの食べ方

アワビと言えば、コリコリした食感が特徴です。

アワビは刺身で食べられることが多いです。

他にも、酒蒸しステーキに調理されることもあります。

韓国ではアワビ粥が人気です。

なかなか食べる機会がないかもしれませんが、どれも非常においしいです。

アワビの保存方法

活きたアワビを冷蔵保存する場合です。

タッパーを用意し、底にキッチンペーパーを敷きます。

塩水(濃度3%)を染み込ませた新聞紙をアワビに被せます。

これを冷蔵庫の野菜室に入れます。

タッパーのフタはしません。

冷蔵保存は2~3日しかできません。


アワビは冷凍保存も可能です。

殻付きの場合は身を取り出します。

口を取り除き、肝を切り分けます。

よく洗って、身と肝を別々にラップで包みます。

それを冷凍保存袋に入れます。

冷凍なら3ヵ月ほど保存できます。


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