タコにはいろいろな種類のものがいます。
日本人の多くは、タコを好んで食べます。
しかし、タコについてはそれほど詳しくは知りません。
ここでは、タコの旬・保存方法・栄養・食べ方などについてご紹介します。
タコとは
タコと言えば、普通はマダコのことを指します。国産のマダコは高価なイメージがあります。
ただ、日本人にとっては非常に馴染みのある食べ物です。
タコの代表であるマダコについてご紹介します。
マダコは、八腕目マダコ科に属するタコのことです。
マダコ科に属するタコには、マダコ以外では主に次のようなものがいます。
- イイダコ
- シマダコ
- テナガダコ
- ヒョウモンダコ
- ミズダコ
- ヤナギダコ
- スナダコ
マダコの減少からミズダコの需要が増加しています。
マダコは、本州北部以南の沿岸の砂礫や岩礁に生息しています。
最大で体長は約60cmほどに達します。
3kg以上になる個体もいます。
オスよりもメスの方が大きくなります。
真水を嫌うので汽水域にはあまり生息しません。
夜行性で、日中は障害物の陰などに隠れています。
産卵期は春~初夏にかけてです。
寿命は2~3年です。
タコの選び方
マダコ(以下、タコ)は、体の表面にねめりのないものが新鮮です。足が太くて、吸盤の吸引力が強いほど活きがよいです。
茹でてある場合は、弾力があってつやのよいものを選ぶとよいです。
タコの栄養
タコはタンパク質がたくさん含まれていて、低カロリーです。豊富に含まれるタウリンによって、動脈硬化の予防や疲労の回復、肝機能の向上に効果があります。
美容によいコラーゲンや血行をよくするナイアシンも含まれています。
ビタミンB2や亜鉛なども含まれていて、皮膚や髪を健康にし、味覚障害の予防などに役立ちます。
タコの主な成分(100g当たり)
- たんぱく質 16.4g
- 亜鉛 1.6mg
- ビタミンE 1.9mg
- ビタミンB2 0.09mg
タコの旬
タコの旬は、産地によって異なります。関東では冬(11~1月頃)、関西では夏(6~9月頃)が旬です
冬のタコは、身は硬くなりますが、味が濃くなります。
一方の夏のタコは、身に柔らかさがあります。
どちらがよいとは一概には言えません。
好みの問題かもしれません。
タコの食べ方・食べ合わせ
タコは、ゆでダコや刺身、煮物などがおいしいです。ビタミンB2は溶け出るので、煮物は煮汁も一緒に採った方がよいです。
たこ焼きや明石焼きは人気が高いです。
タコと食物繊維の豊富な野菜やきのこと食べると、生活習慣病の予防になります。
タコのタンパク質とトマトのビタミンCで、ストレスの緩和を図ることができます。
タコのタウリンと昆布の食物繊維により、肝機能の改善を図ることができます。
サトイモの食物繊維が加わると、脳細胞の活性化につながります。
セロリのビタミンCとβ-カロチンを一緒に摂ると、頭痛を改善してくれます。
タコの保存方法
生のタコは、その日のうちに食べるようにします。釣ってきたタコなど丸ごと1匹を冷凍することも可能です。
下処理をせず、そのままポリ袋に収納して冷凍庫に入れます。
半年以上の長期保存できます。
長すぎると味が落ちることがあります。
茹でても、1~2日のうちに食べた方がよいです。
冷蔵する場合は、水気を取ってペーパータオルに包みます。
冷凍する場合は、足を1本ずつ切り分けて、ポリ袋に収納して冷凍庫に入れます。
冷凍すれば、3~4週間保存できます。
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