ベニズワイガニは、外見がズワイガニとよく似ています。
しかし、ズワイガニとは種類が異なるカニです。
ベニズワイガニも人気の高いカニです。
ここでは、ベニズワイガニの旬・選び方・食べ方・ズワイガニとの違いなどについてご紹介します。
目次
ベニズワイガニとは
ベニズワイガニも、ズワイガニ同様に十脚目ケセンガニ科ズワイガニ属に分類されるカニです。
ベニガニや香住カニという別名もあります。
ズワイガニは、ベニズワイガニと区別するため本ズワイガニと呼ばれることがあります。
見た目はズワイガニとそっくりです。
オホーツク海、茨城県以北の太平洋、日本海などの深海(500~2500m)に生息しています。
国内では、鳥取県・島根県・兵庫県・新潟県・北海道の水揚げが多いです。
ロシアやアラスカからも輸入されています。
甲羅は約15cmほどになり、脚は長く太いです。
左右に脚は4本ずつあり、ハサミは1本ずつあります。
成長するのが遅いので、ズワイガニのような1Kg超のサイズはそれほど獲れません。
ベニズワイガニは、茹でなくても赤いです。
裏も赤いです。
ベニズワイガニは、ズワイガニよりも安価です。
ズワイガニと比べて身入りが少なく、漁獲量が多いためです。
ただ、ベニズワイガニもおいしいです。
水分量多めですが、身は甘く風味が強いです。
しかも、ベニズワイガニは殻が柔らかいので食べやすいです。
みそは、うま味が強く美味です。
ベニズワイガニの旬と産卵の時期
ベニズワイガニの生息地は、年間を通して水温の変化があまりないので、いつ食べても味は変わりません。常においしく食べられるのです。
そのため、ベニズワイガニには旬はありません。
ただし、禁漁期間が設けられているので、漁期が旬と考えることもできます。
主な漁期は9~6月です。
漁期は産地によって異なることがあります。
産卵の時期についてです。
産卵は主に2~4月に行われます。
抱卵期間は約2年と言われています。
産卵は隔年で行われます。
ベニズワイガニの選び方
ベニズワイガニの選び方のポイントは2つあります。甲羅が硬いものを選ぶ
甲羅が硬いものを選ぶようにします。柔らかいものは脱皮して間もないため、身があまり詰まっていません。
身が詰まったものの方がおいしいです。
実際に甲羅を触って判断するとよいです。
ずっしり重いものを選ぶ
ずっしり重いものを選ぶようにします。重みを感じないものは、身があまり詰まっていないことが多いです。
購入するなら、身が詰まったものです。
実際に持ってみて重さを判断するとよいです。
ベニズワイガニの食べ方
ベニズワイガニの食べ方はいろいろあります。茹でガニや焼きガニが定番です。
刺身でも食べられないことはありませんが、水分が多くて身が柔らかいのであまり適していないという人がいます。
個人差があるので、人それぞれです。
他には、パスタやカニクリームコロッケで食べるのもおいしいと評判がよいです。
ベニズワイガニとズワイガニの違い
次のような違いがあります。ベニズワイガニ | ズワイガニ | |
---|---|---|
茹でる前の色 | 赤色 | 茶色 |
体の裏の色 | 赤色 | 白色 |
価格 | 安価 | 高価 |
味 | 身入りは少ないが甘い。水分量が多い。 | 身はぎっしり詰まっていてうま味が強い。 |
旬 | 旬なし | 11~3月 |
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