スケソウダラという魚をご存じですか?
たらこは、スケソウダラの卵から作られていることはあまりにも有名です。
このことで、スケソウダラのことを知っているという人も多いです。
しかし、スケソウダラのこと自体は意外と知られていません。
ここでは、スケソウダラの旬・保存方法・栄養・食べ方などについてご紹介します。
スケソウダラとは
スケソウダラは、タラ目タラ科に属する魚です。正式名称はスケトウダラです。
スケソウダラと呼ばれる方が多いです。
日本海側や茨城県以北の太平洋側の沿岸に生息しています。
水深2000mまでの表層・中層で見られます。
稚魚は、表層で動物プランクトンを捕食して大きくなります。
スケソウダラは、大きいものになると体長が1mを超えます。
産卵期は12~5月です。
1~2月が盛期となっています。
地域によってズレがあります。
スケソウダラとマダラの違い
スケソウダラとマダラは、外見がよく似ています。見分け方は、次の3つをチェックするとよいです。
- スケソウダラの方が目が大きい
- スケソウダラは下アゴが上アゴよりも出ている
- スケソウダラの口ひげは目立たない
スケソウダラは、マダラよりも小ぶりです。
こちらはマダラです。
スケソウダラの栄養
スケソウダラは良質なタンパク質が豊富です。そのため、筋肉の増大の効果が期待できます。
ビタミンAやビタミンDが含まれているので、皮膚や骨が強化されます。
ビタミンB1は疲労の回復、ビタミンB2は皮膚や粘膜の機能維持に役立ちます。
ビタミンEは動脈硬化を予防します。
アミノ酸は旨みの素で、脂肪の燃焼を助ける働きがあります。
カリウムも含まれるので、高血圧の予防や疲労の回復に役立ちます。
スケソウダラの旬
スケソウダラの旬は冬です。12~2月頃に食べるとよいです。
白子や肝もおいしいです。
ただし、年間を通して獲ることができます。
スケソウダラの食べ方
スケソウダラは、鍋や煮付けで食べるとおいしいです。他には、塩漬けや干物も人気があります。
白子は、白子ポン酢がおすすめです。
スケソウダラの身は、かまぼこといった練り物などの加工品にも利用されます。
アニサキス(寄生虫)がいることが多いためです。
スケソウダラの保存方法
スケソウダラの切り身に塩を振り、水分を取り除きます。キッチンペーパー → ラップの順で包みます。
ジップロックに入れて冷蔵庫に保存します。
冷凍庫で保存することもできます。
冷凍庫に入れるまでの流れは、冷蔵庫と同じです。
関連記事