高級魚として知られているタラ。
非常においしい魚です。
そのため、釣りの人気のターゲットになっています。
ここでは、タラの旬・保存方法・栄養・食べ方などについてご紹介します。
タラとは!産卵期は?
一般的にタラと言えば、マダラのことを指します。
マダラは、タラ目タラ科に属する魚です。
ホンダラとも呼ばれます。
日本海側や北海道以南の太平洋側の沿岸に生息しています。
水深150~250mでよく見られます。
比較的海水温の低い場所にいます。
夏は深場にいて、冬は産卵のため浅場にやって来ます。
全長は1.2mに達する個体もいます。
産卵期は12~3月となっています。
白子は大人気です。
ちなみに、たらこはスケトウダラの子です。
マダラの子ではありません。
タラの選び方
タラは、目が黒くて皮に張りがあるものを選びます。背中に斑紋があって身が太いものを選びます。
身はふっくらしている方がよいですが、腹が膨れすぎていると傷みやすいです。
切り身は、透明感があってみずみずしいものがおすすめです。
色は淡くピンクがかっている方がよいです。
タラの栄養
タラはタンパク質が多く、脂肪が少ないです。ビタミンAは、視力の低下や皮膚や粘膜の健康維持に効果があります。
ビタミンB2が含まれているので、粘膜の保護、口内炎や口角炎の予防、風邪の予防に役立ちます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
ビタミンEは動脈硬化を予防します。
カリウムとタウリンは、高血圧を予防する効果が期待できます。
タラの主な成分(100g当たり)
- たんぱく質 17.6g
- カリウム 350mg
- カルシウム 32mg
- ビタミンD 1.0μg
- ビタミンB2 0.10mg
タラの旬の時期
タラの旬の時期は10~3月です。産卵期は冬なので、白子も楽しめます。
年間を通して流通しているものは、甘塩の冷凍加工されたものです。
冬になると、生のものが流通します。
タラの食べ方と食べ合わせ
タラは、タラチリと呼ばれる鍋料理が人気です。白身でクセがなく、うま味が多いので、煮付けやフライなどいろいろな料理に使えます
昆布のカルシウムと一緒に摂ると、歯や骨が丈夫になります。
ダイコンのビタミンPを加えると、毛細血管の強化が図れます。
タラの保存方法
タラは薄く塩をして、水気を取ってラップに包んで冷蔵に入れます。冷蔵すれば、2~3日ほど保存できますが、早めに食べるようにします。
塩を振り、水気を取って1切れずつラップで包み、冷凍庫に入れます。
冷凍すれば、2~3週間ほど保存可能です。
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