シロギスは、本当においしい魚です。
ファミリーフィッシングで狙われることが多いなどの理由で、馴染み深い魚の1つです。
ただ、シロギスに関してはそれほど知られていません。
ここでは、シロギスの旬・保存方法・栄養・食べ方などについてご紹介します。
シロギスとは
シロギスは、スズキ目キス科に属する魚です。単にキス(鱚)と呼ばれることが多いです。
ただし、キス属にはアオギス、モトギス、ホシギスなどもおり、これらを総称してキスと呼ばれることもあります。
シロギスのことをキスゴと呼ぶ地域もあります。
シロギスは日本全国の沿岸部に生息しています。
水深30mまでの砂地で見られます。
水温が上がる春~秋は浅場にやって来ます。
しかし、水温が下がる晩秋~冬は深場に移動します。
釣りのターゲットとして人気です。
サーフ(砂浜)から釣られることが多いです。
シロギスは細長い体形で、パールピンク色をした美しい魚です。
サーフの女王と呼ばれています。
最大で30cmほどになる個体がいます。
国内の漁獲量は減少傾向にあります。
そのため、南半球や東南アジアなどから輸入されています。
シロギスの選び方
シロギスは、目が澄んでいて黒目がはっきりしているものが新鮮です。魚体はきれいな銀色で鱗が剥がれていないものを選びます。
お腹は締まっている方がよいです。
シロギスの栄養
シロギスには良質なタンパク質がたくさん含まれているので、体組織の生成に有効です。胃への負担が少なく、疲労の回復やストレスの緩和が期待できます。
カリウムは、高血圧の予防の働きがあります。
シロギスの主な成分(100g当たり)
- たんぱく質 19.2g
- カリウム 350mg
- ビタミンD 9.0μg
シロギスの旬と産卵期
シロギスの旬は晩春~夏にかけてです。産卵前のシロギスがおいしいです。
クセがなくて上品な味わいを堪能できます。
シロギスの産卵は初夏~秋にかけて行われます。
6~10月に産卵します。
シロギスの食べ方と食べ合わせ
新鮮なシロギスは、刺身や寿司ネタで食べるとおいしいです。白身で甘味があります。
定番の天ぷらは、身がふっくらしていて絶品です。
これは外せません。
他には、塩焼きや煮付けで食べられることもあります。
トマトのビタミンCと一緒に摂ると、ストレスの緩和につながります。
シロギスのタンパク質と相性がよいです。
トマト以外のビタミンCを含む野菜でもOKです。
シロギスの保存方法
シロギスを冷蔵で保存する場合は、まずシロギスをきれいに洗います。水気を取って、ラップに包んで冷蔵します。
冷蔵すれば、2~3日保存できます。
冷凍保存することもできます。
シロギスをラップに包み、ビニール袋に入れます。
冷凍すれば、1ヵ月保存できます。
できれば、2~3週間以内に食べるのが望ましいです。
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