夏のサーフ(砂浜)と言えば、キス釣りではないでしょうか?
遠投して仕掛けを引いてくると、キスが何匹も連なってあがってくることがあります。
何とも言えないうれしい気持ちになります。
釣り人なら、1度は体験してみたいと思います。
ここでは、キス釣りの遠投仕掛けとコツについてご紹介します。
参考にしてみたください。
目次
キスとは
キスとは、ここではシロギスのことを指します。キスは、スズキ目キス科に属する魚です。
北海道以南の沿岸にある砂地に生息しています。
砂に潜る習性があります。
パールピンクの魚体は美しく、夏のサーフで人気のターゲットとなっています。
そのため、キスは砂浜の女王と呼ばれています。
体長は30cmを超えるものもおり、尺ギスを釣りあげるのが釣り人の夢です。
キス釣りの時期のおすすめは?
キス釣りの時期のおすすめについてご紹介します。キス釣りと言えば、夏というイメージが強いと思います。
夏がベストシーズンとなっているためです。
7~8月は、小型(ピンギス)がたくさん釣れます。
良型のキスを釣りたいのなら、春と秋がおすすめです。
9~11月になると、落ちギスと呼ばれる大型がよく釣れます。
5~6月も、大型が狙える時期です。
寒くなると(12~2月)、脂が乗ったキス(越冬ギス)が釣れるようになります。
数は期待できませんが。
ススム
キス釣りは、基本的に年間を通して楽しむことができます。
ただ、よく釣れると言われる時期以外は、かなり厳しい釣りとなることが多いです。
ただ、よく釣れると言われる時期以外は、かなり厳しい釣りとなることが多いです。
キス釣りの時間帯のおすすめは?
キス釣りの時間帯のおすすめについてご紹介します。おすすめの時間帯は、朝夕マズメです。
特に、朝マズメはよく釣れます。
夜明け前から釣りをする場所に出掛けて、午前中一杯釣りを楽しむとよいです。
大潮の日がよく釣れると言われています。
キス釣りの遠投タックル
キス釣りの遠投タックルについてご紹介します。キス釣りと言えば、投げ釣りです。
キャストする距離で、投げ(遠投)釣りとちょい投げ釣りに分けられることがあります。
ただ、基本的な仕掛けや釣り方はそれほど変わりません。
厳密に言えば、ちょい投げ釣りはライトなタックルでよいですが。
ここでは、遠投仕掛けについて解説します。
仕掛けは、次のとおりです。
キス釣りの遠投竿のおすすめ
竿は、投げ竿を使います。オモリ負荷は、20~33号のものがおすすめです。
長さは、4m前後にします。
ちょい投げなら、軽くキャストするだけなので、万能竿やバスロッドでもOKです。
キス釣りの遠投リールのおすすめ
リールは、投げ専用のスピニングリールを使います。普通のリールなら、4000番おすすめです。
ちょい投げなら、もう少し小型の2000~2500番でOKです。
キス釣りの遠投仕掛けのライン・力糸のおすすめ
ラインは、PEの0.6~1号を使います。ライン切れ防止のため、力糸(ナイロン1→6号)を取り付けます。
ナイロンの1.5~2号を使ってもOKです。
キス釣りの遠投仕掛けの天秤のおすすめ
天秤には、海草テンビンまたはジェットテンビンを使います。25~30号のものがおすすめです。
固定式でもよいですが、遊動式の方が当たりを取りやすいです。
ちょい投げの場合は、10号までの軽いものを使います。
最近は、L型天秤+タングステンのオモリが人気です。
同じ重さでシルエットが小さくなるので遠投しやすいです。
感度も高いです。
同じ重さでシルエットが小さくなるので遠投しやすいです。
感度も高いです。
キス釣りの遠投仕掛けのハリス・針のおすすめ
ハリスはフロロカーボンの1.5~2号です。針には、袖とキツネの2系統があります。
一概にどちらがよいとは言えません。
アタリはあるのに針掛かりしない場合は、異なる形状の針に変えてみるとよいです。
針の大きさは5号が標準です。
小型メインなら小さい針、良型がメインなら大きい針を使います。
市販されている仕掛けを使用するとよいです。
キス釣りのエサ種類と付け方
キス釣りのエサ種類と付け方についてです。エサは、アオイソメやイワイソメ、イシゴカイ、チロリなどの虫を使います。
生きた虫が触れない人は、マルキュー パワーイソメなどの人工餌を使うとよいです。
エサ盗りが多い時も試してみるとよいです。
針への付け方についてです。
針にまっすぐ付けるようにします。
タラシは、3cmほどにしておきます。
長すぎても、短すぎてもよくありませんが、喰いが渋い時はあえて短めに付けるとよいことが多いです。
アピール重視で長めに付ける人もいます。
キス釣りのポイントの選び方
キス釣りのポイントの選び方についてです。キスは、砂地や砂泥地にいます。
そのため、サーフ(砂浜)がベストです。
最盛期となる7~8月は、意外と近くで釣れるので、遠投しなくてもよいです。
他に、砂地が近くにある堤防などでもよいです。
砂地の中の岩礁帯やカケアガリなど地形の変化があるところを狙います。
事前に地形を把握しておき、的確に攻めるとよいです。
キス釣りの遠投仕掛けでの釣り方
キス釣りの遠投仕掛けでの釣り方についてご紹介します。まず、仕掛けを狙ったポイントよりも遠くへキャストします。
間違っても、狙っているポイントへはキャストしないようにします。
直接ポイントへ仕掛けを投げ込むと、キスが驚いて散ってしまうためです。
10m以上沖にキャストして、ポイントまでゆっくり引いてくるとよいです。
仕掛けが着底すれば、基本的には仕掛けをゆっくり引いてきます。
リールのハンドルを1回転させるのに5秒かけるぐらいの速さが基本です。
活性が高い時は、少しくらい速く引いてもよいです。
日によっては、もっとゆっくり巻いた方がよいこともあります。
いろいろな速さで試してみるとよいです。
ずっと巻き続けないで、リールを1回転する間に3カ所で一瞬止めるように巻くのもおすすめです。
一瞬止めることで、喰わせの間を与えてやります。
止めた3カ所を線で結ぶと、正三角形になるようなイメージです。
時期にもよりますが、波打ち際で喰ってくることがあります。
夏はかなりチャンスがあります。
そのため、針がすべて見えるまで誘うのをやめないようにします。
仕掛けを引いていると、急に重く感じる時があります。
それは、仕掛けがカケアガリに達したためです。
カケアガリは、キスが集まるポイントです。
巻くのをやめて、その場所でしばらく様子をみてもよいです。
釣れない時は、投げる方向や距離を変えます。
それでもダメなら、どんどん場所を移動していきます。
10mほど横に移動してキャストするとよいです。
体の割に、当たりは意外と大きいです。
当たりがあれば、竿を立てて巻き上げます。
向こう合わせでよいので、合わせは不要です。
急いで巻き上げず、ゆっくり巻くことで追い食いしてくることがあります。
ススム
キスは群れていることが多いです。
1匹釣れれば、再び同じポイントを狙うようにします。
そうすれば、数が伸びます。
1匹釣れれば、再び同じポイントを狙うようにします。
そうすれば、数が伸びます。
参考動画
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