ムラサキイカをご存じですか?
比較的簡単に釣ることができます。
ムラサキイカ釣りをしていると、スジイカもよく釣れます。
両方を狙ってみると面白いです。
ここでは、ムラサキイカ釣りの仕掛けと釣り方・時期についてご紹介します。
ムラサキイカとは?スルメイカとの違いは?
ムラサキイカの正式名称はアカイカです。アカイカと聞けばケンサキイカをイメージする方が多いかもしれませんが、まったく別のイカとなります。
ツツイカ目アカイカ科に属するイカです。
地域によっては、ゴウドウイカやバカイカなどと呼ばれています。
エンペラが胴の先端についているなど、見た目はスルメイカによく似ています。
胴長は60cmほどまで成長します。
オスは最大で45cmほどにしかならず、メスの方が大きくなります。
スルメイカとの主な違いとしては、次のようなものを挙げることができます。
スルメイカよりも大きいです。
ムラサキイカと呼ばれることからも、釣り上げ直後は鮮やかな紫色のイカです。
見た目は、スルメイカよりも太目で肉厚です。
ムラサキイカ釣りの時期
ムラサキイカ釣りの時期についてご紹介します。ムラサキイカ釣りは6月中頃~10月中頃までとなります。
ベストシーズンは夏です。
7~8月頃がおすすめです。
晩秋(9月中頃~10月中頃)には50~60cmの大型を狙うことができます。
時期は地域によって異なります。
スジイカとは
スジイカもツツイカ目アカイカ科に属するイカです。こちらも、見た目はスルメイカによく似ています。
ただし、胴長は20cmほどにしか成長せず、スルメイカよりも小さいです。
腹側には2本の筋(発光器)があるのが特徴です。
また、足が長く、目が大きいです。
船でのイカ釣りやエギングで釣れることが多いです。
メインで狙われることは少なく、どちらかと言えば外道扱いされます。
ムラサキイカ釣りの仕掛け
ムラサキイカ釣りの仕掛けについてご紹介します。スジイカも同じ仕掛けで狙うことができます。
仕掛けは次のとおりです。
竿
竿は7:3調子のオモリ負荷50~80号の船竿を使います。長さは1.7~2m前後です。
120~150号のオモリを使って釣る場合は、イカ竿や中深場竿などがおすすめです。
使用するオモリの重さで変わってきます。
竿以外は同じでOKです。
リール
リールは中小型の電動リールを使います。道糸
道糸はPEの3~5号を使います。最低でも100m以上は巻いておきます。
水中ライト
水中ライトは必ず使用します。基本的にはどのようなものでもよいです、光の色には注意が必要です。
赤色は効果がないと言われているので、緑色など赤色以外を選びます。
幹糸
幹糸はフロロカーボンの6~8号を使います。エダス
エダスはフロロカーボンの5~6号を使います。長さは5~10cmです。
間隔は70~120cmです。
スッテ
スッテは布巻きウキスッテの2.5~4号を使います。ムラサキイカが小型なら2.5号がおすすめです。
狙うサイズでスッテの大きさを変えるとよいです。
3~5個付けます。
サバが多い時は直結仕掛けにしたり、大きめのスッテを使うとよいです。
オモリ
オモリは60~150号を使います。重さは船長の指示に従います。
ムラサキイカの釣り方
ムラサキイカの釣り方についてご紹介します。まず、仕掛けを指示ダナまで沈めていきます。
沈めたら、誘い始めます。
誘い方は非常にシンプルです。
竿を上下に動かしてシャクります。
止めてアタリを待ち、アタリがなければ1m巻き上げます。
再度シャクッて止めるを行います。
後は、これを繰り返します。
電動リールのスロー巻きでもOKです。
ゆっくり同じ速さで巻き上げ続けるだけでも乗ってきます。
アタリは竿先に明確に出るのでわかりやすいです。
重量感が手に伝わる上に、巻き上げるとグイグイ引きます。
高速で巻き上げると、足が切れるなどしてバレてしまいます。
この辺は、見た目が似ているスルメイカとは異なります。
速さを調整しながら巻き上げるとよいです。
ムラサキイカの活性が高くなると、どんどん浅いタナで釣れるようになっていきます。
手返しを早くするため、できる限り浅いタナで乗せるように心がけます。
そのため、釣れるタナよりも仕掛けを沈めないようにします。
そうすれば、効率的に釣り上げることができます。
浅いタナで釣れるのに、深いタナまで沈めると、浮いてきたムラサキイカが沈んでしまうので注意が必要です。