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最近、ジギングでタチウオを狙う人が増えてきています。

しかし、関西のタチウオの船釣りと言えば、まだまだテンヤ釣りの人気が高いです。

テンヤ釣りには、関東で人気のエサを使った天秤釣りとは違った面白さがあります。

ここでは、タチウオ釣りの船のテンヤ仕掛けと釣り方、エサについてご紹介します。

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タチウオのテンヤ釣りの時期のおすすめ

タチウオのテンヤ釣りの時期のおすすめについてご紹介します。

船でのタチウオ釣りは、早ければ6月頃から釣れ始めます。

暑くなるにしたがって、どんどんよくなっていきます。

夏から秋がおすすめです。

中でも、9~10月がもっともよく釣れます。

ベストシーズンと言ってもよいです。

小~中型ですが、数釣りが楽しめます。

寒くなり始める11月頃からは、大型が狙える時期となります。

ただ、数は釣れません。

1月頃まで釣れ、その後はシーズンオフとなるところが多いです。


地域によって釣れる時期が異なります。

事前に釣果情報を入手するとよいです。

タチウオのテンヤ仕掛け
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タチウオのテンヤ釣りのタックル

テンヤという言葉を初めて聞いたという人がいるかもしれません。

テンヤとは、ヘッドとフックでできたタチウオを釣るために作られた釣具です。

フックの上部分にイワシなどのエサを巻き付けます。

エサを食べようと寄ってきたタチウオを引っ掛けて釣ります。


タックルは、次のとおりです。

タチウオ テンヤ仕掛け

タチウオのテンヤロッドの選び方

ロッドは、タチウオテンヤ専用のものを使います。

ロッドには、大きく分けると次の2つのタイプがあります。

  • 硬調子・・・穂先が硬めの掛け調子タイプのもの
  • 軟調子・・・穂先が柔らかめの乗せ調子タイプのもの

基本的には、好みで選べばよいです。

ただ、一般的に活性が高い時には硬調子のもの、活性が低い時には軟調子のものがよく使われます。

どちらか迷えば、個人的には当たりを取りやすい軟調子のものをおすすめします。

長さは、2m前後が扱いやすいです。


タチウオのテンヤ釣りのリールの選び方

タチウオ釣りのテンヤ仕掛けで使うリールの選び方についてです。

リールは、電動リールをおすすめします。

手巻きリールでも問題はありませんが、電動リールの方が手返しが早くなります。

特に、乗合船では手返しが遅いとかなり不利です。

時合の時に効率的に釣らないと数が伸びません。

サイズは、200~300番がぴったりです。


タチウオのテンヤ釣りのラインの選び方

ラインは、PEを使います。

PEは伸びないので、繊細な当たりが出やすいです。

合わせた時に、しっかりとフッキングさせることができます。

このようにPEを選ぶメリットは大きいです。

サイズは、PEの1.5~3号がよく使われます。

ススム
個人的には、2号をおすすめします。


タチウオのテンヤ釣りのリーダーの選び方

リーダーには、ワイヤーリーダーを使います。

タチウオは歯が鋭いので、ワイヤーリーダーを使った方が無難です。

長さは、30~40cmで十分です。

ワイヤーリーダーでは、喰いが落ちるという声を聞くことがあります。

喰いが渋い時は、フロロカーボンを使ってみるのもよいです。

太さは、8~14号を使います。


タチウオのテンヤ釣りのケミホタルの選び方

ケミホタルには、いろいろなカラーがあります。

一般的には、グリーンがよく使われます。

カラーは、好みで選べばよいです。

サイズは、50を使います。

釣り船でサイズが決まっていることがあります。

タチウオの数が多い時にケミホタルを付けると、仕掛けを切られてしまうことがあります。

そのため、状況によっては付けない方がよいこともあります。

タチウオ釣りのテンヤの選び方

テンヤは、タチウオ専用のものを使います。

基本駅には、重さとカラー、シルエットで選びます。

重さは、釣り船で決まっていることがあります。

40号50号をよく使います。

カラーは、グロー系が基本です。

反応がイマイチの時は、グロー系以外のものを使うとよいです。

シルエットは、喰いが渋い時ほど小さい方がよいと言われています。


タチウオの胴突テンヤ仕掛けで釣果アップを狙う!

通常のテンヤ仕掛けには、テンヤしか付けません。

しかし、胴突テンヤ仕掛けは、枝を出してその先にもう1~2つ針を付けます。

胴突テンヤ仕掛けにするメリットは、テンヤの他に針を付けるため、タチウオが釣れる確率がアップすることです。

日によっては、テンヤには喰わず、枝針ばかりで釣れることがあります。

付けておいて損はありません。

ただ、オマツリする可能性がアップするので、釣り船によっては禁止されています。

使用前に、必ず確認する必要があります。


胴突テンヤ仕掛けは、次のとおりです。

タチウオ テンヤ仕掛け

胴突テンヤのための仕掛けが市販されていますので、それを使うと楽です。

その仕掛けにワイヤーリーダーとテンヤを付ければOKです。

ワイヤーリーダーはなしでもよいです。

もちろん、難しい仕掛けではありませんので、自作してもよいです。


竿やリール、ラインなどは通常のテンヤ仕掛けと同じです。

釣り方も、通常のテンヤ仕掛けと何も変わりません。

タチウオのテンヤ釣りのエサと付け方!サンマがよい?

テンヤ釣りで使うエサには、いろいろな種類があります。

よく使われるエサとして、イワシやサンマ・サバの切り身、アジ、キビナゴがあります。

個人的には、イワシとサンマをよく使います。

まずイワシで釣り始めて、反応がよくなければサンマの切り身にチェンジします。

サンマの切り身にした途端に、喰い始めたということもあります。

サンマは脂っこいので、小型がよく釣れます。

大型を狙うのなら、イワシの方がよいかもしれません。


テンヤにセットできるちょうどよい大きさの魚がベストです。

喰いが渋い悪い時には、小さめのエサを付けることもあります。

小さめのエサがなければ、頭を落として使うとよいです。


胴突きテンヤ仕掛けを使った場合、枝針にはサンマやサバなどの切り身が使われます。

テンヤのエサより、枝針のエサの方がすぐに取られてしまうことが多いです。

塩漬けされた硬めの切り身がおすすめです。


エサは、自分で用意した方が安いです。

私が行く釣り船では、200円でイワシが5匹です。

近くのスーパーで買うと、500円もあれば、大きさにもよりますが、20~30匹は入っています。

釣りに行く少し前に購入して、冷凍しておけばよいです。


テンヤへのエサの付け方についてです。

初めての人は、どのように付ければよいのか不安だと思います。

何回かやればすぐにできるようになります。


イワシを例に挙げて説明します。

基本的には他の魚も同じです。

タチウオ テンヤ エサ 付け方

まず、イワシを図のようにテンヤの上に乗せます。

テンヤにはエサを固定するための針が付いているので、それでイワシを刺します。

その後、テンヤ付属のワイヤーで巻きつけます。

この時、注意することがあります。

硬い頭や尻尾をワイヤーで強めに巻き付け、逆に柔らかい腹などは軽めに巻くようにします。

柔らかい部分は傷つきやすいためです。

最終的には、イワシがテンヤにしっかり取り付けられていればOKです。

すぐに外れるようでは、釣りになりません。

サンマやサバの切り身も、同じ要領でテンヤに巻き付ければよいです。


仕掛けを回収した際、イワシが傷ついているようなら、面倒でも交換します。

何度もワイヤーを巻いていると、ワイヤーが切れてしまうことがあります。

ワイヤーの予備を用意しておくとよいです。


タチウオのテンヤでの釣り方とコツ

テンヤでのタチウオ釣りはエサを使いますが、誘って釣るという意味ではルアー釣りの要素を多く含んでいます。

それが、人気の秘密なのです。

タチウオ テンヤ 釣り方

では、テンヤ釣りはルアー釣りのように高度なテクニックが必要なのでしょうか?

実際のところ、高度なテクニックは必要なく、シンプルな誘いでも十分喰ってくれます。

そのため、初心者でも気軽に行えます。


テンヤでの釣り方は、次のとおりです。

まず、仕掛けを船長から指示があった棚まで沈めます。

タチウオは、棚が合わないと釣れません。

最初は、指示棚まで沈めて様子をみます。

釣れなければ、指示棚を中心に探っていきます。


指示棚まで沈めた後、すぐに2~3mほど巻き上げます。

これは、タチウオにテンヤをアピールするために行います。

タチウオは落下してくるものに、非常に興味を示します。

そのため、沈んでくるテンヤにも興味を持ちます。

興味を持ったテンヤが指示棚で止まったままになると、タチウオのテンヤへの興味はなくなってしまいます。

そうならないように、指示棚まで沈んだ後すぐに巻き上げるのです。

そのまま誘いに入ると、タチウオはテンヤに興味を持ち続けます。


誘い方はいろいろあります。

基本は、ストップ&ゴーです。

ゆっくり一定の速さで巻き続けます。

何回か巻き上げたら、1度止めて当たりを待つ(ステイ)とよいです。

止まるくらいゆっくりのデッドスローで巻き上げてくるとよいこともあります。

巻く速さは、日によってどの速さがよいのかわかりませんので、タチウオの反応をみながら試していきます。

ステイを入れずにずっと巻き続ける(ただ巻き)のも効果的です。


ただ巻きの中にシェイクを入れてみたり、ワンピッチジャーク(1/2回転や1/4回転でもよい)で誘うのも効果的です。

巻く速さ・幅やシェイクの速さ・幅、ステイの長さなど、いろいろ試してみます。

タチウオのテンヤ釣りの当たりと合わせ方

当たりには、さまざまな形があります。

一気に喰い込むことは稀です。

すぐに喰い込まず、小さな当たりしかないことが多いです。

活性が低い時や大型の場合、小さな当たりが続き、なかなか喰い込んでくれません。

このような時は、しばらく様子を見て、タイミングを図って合わせます。

針がかりしなくても、まだチャンスはあります。

タチウオは普通の魚と違って、合わせに失敗しても、エサが残っていればまた喰い付いてきます。

そのため、諦めずにただ巻きを続けるとよいです。

しばらくして、大きな当たりがあることもあります。


タチウオの当りの中で、針がかりする可能性が高い当たりがあります。

これを知っておくと、合わせのタイミングを逃しません。

その当たりとは、次の3つです。

  • 食い上げ(曲がっていた穂先が急に水平になる)
  • 抑え込み(穂先が曲がったままになる)
  • 咥え(穂先が止まったり、震えたりする)


このような当たりがあれば、即合わせします。

合わせは、大きくシャクり上げる必要はありません。

竿を鋭くある程度立てれば針がかりします。


巻き合わせという方法もあります。

当たりがあれば、リールを2~3回転巻きます。

これでも針がかりします。

この方法のメリットは、シャクらないので針掛かりしなくてもそのまま誘い続けられることです。

シャクッて掛けにいくと、失敗するとテンヤが大きく跳ね上がってしまいます。

これでは、タチウオがテンヤを見失ってしまう場合があります。


針がかりすれば、強い引きと重みが感じられます。

緩めないように巻き上げます。

途中で急に軽くなることがあります。

バレていない可能性もあるので、重みを感じるまで速く巻きます。


海面まで巻き上がってくれば、タチウオを取り込みます。

この時、竿で抜き上げてはいけません。

タチウオが外れると、テンヤが自分の方に飛んできて危険なためです。

それにバラすおそれもあります。

そのため、必ずリーダーをつかんでタチウオを取り込むようにします。


タチウオは歯が鋭いので、針を外す際には十分に気を付けないといけません。

少し歯に当たっただけでも切れてしまいます。

参考動画


タチウオのテンヤ釣りではこのような釣り方も

まず、仕掛けを底まで沈めます。

着底すれば、すぐに1~2mシャクり上げます。


ここから誘い始めます。

3回巻いて、何もせずに5秒待ちます。

当たりがなければ、これを繰り返します。

ワンピッチジャークで誘って止めて待つというパターンでもよいです。


当たりがあれば、リールを半回転ほど巻き上げます。

少しでもよいので、リールを巻き上げることが重要です。

大きめの当たりがあれば、合わせて針がかりさせます。


上でご紹介した釣り方とは異なります。

いくつか釣り方を知っておくと、喰いが渋い時に有利です。

喰いが渋いタチウオを釣るには!

仕掛けを棚まで沈め、ストップ&ゴーで誘いを入れます。

活性が低い時はゆっくり巻き上げます。

逆に、活性が高い時は少し速く巻き上げます。

その後、竿先をスーッと持ち上げてゆっくり沈めます。(テンションフォール

喰いが渋いタチウオにテンヤをじっくり見せます。

フォール時の当たりが多いです。

この時、穂先にコツンと当たりがあればしめたものです。

穂先をゆっくり持ち上げます。

本当たりがあれば、合わせて掛けます。

本当たりがなければ、チョンチョンと竿先を上下に動かすと効果的です。

タチウオのDトゥイッチ釣法とは?

Dトゥイッチ釣法とは、アタリを出すことを重視した誘い方です。

まず、竿先はやや下げた状態にします。

竿先を細かく揺すり(トゥイッチ)ながらリールを巻いて止めます。

トゥイッチは3~4回行います。

リールは、1回の誘いで40~50cm巻きます。

止める時間は1~2秒です。

しっかり止めないといけません。

これを繰り返します。


タチウオの反応をみて、次のことをいろいろ変えます。

  • トゥイッチの強弱・回数
  • リールの巻き幅・速さ

もちろん、誘いはタチウオの指示ダナの範囲内で行います。





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