タチウオは、堤防からでもよく釣れます。
場所や時期によっては、船釣りと変わらないほどの大型タチウオが釣れることもあります。
それが堤防釣りの魅力の1つです。
ここでは、堤防でのタチウオのテンヤ仕掛けと釣り方についてご紹介します。
目次
タチウオのテンヤ釣りの時期・時間帯【堤防】
タチウオの堤防でのテンヤ釣りの時期・時間帯についてご紹介します。堤防からのタチウオ釣りの時期は、夏~秋がおすすめです。
早ければ、6月から狙うことができます。
8~10月は数釣りができるベストシーズンです。
サイズは、小~中型が多いです。
寒くなるにつれて、数は減りますが、大型が釣れるようになってきます。
12月までは、何とか狙うことができます。
しかし、1~2月ぐらいになると、タチウオは深場に移動するので、堤防からは釣れなくなります。
タチウオがよく釣れるのは夜間です。
特に、朝夕マズメはもっとも活性が高い時間帯です。
おすすめは、夕マズメからの夜釣りです。
明るくなると、沖の方へ移動するので、堤防からは釣りにくくなります。
ススム
釣れる時期・時間帯は、地域によってかなり異なります。
タチウオのテンヤ釣りのタックル
タチウオのテンヤ釣りのタックルについてご紹介します。堤防には一文字も含みます。
基本的な仕掛けは、堤防でも一文字でもそれほど変わりません。
ただ、船でのテンヤ仕掛けや釣り方とは、ロッドやリール、テンヤなどいろいろと異なります。
堤防でのテンヤ仕掛けは、次のとおりです。
タチウオの堤防でのテンヤ釣りにおけるロッド
ロッドは、タチウオ専用のものを使います。少し長めのスピニングタイプのものがよいです。
特に、ワインド用がおすすめです。
長さは、8フィート以上は欲しいです。
ある程度長くないと、キャスト時の飛距離が伸びません。
シーバスロッドやエギングロッドでも代用できます。
タチウオの堤防でのテンヤ釣りにおけるリール
リールは、小~中型のスピニングリールを使います。キャストするので、トラブルが少ないスピニングリールがおすすめです。
サイズは、2500~3000番がよいです。
中型以上のリールを使うと釣りやすいです。
タチウオの堤防でのテンヤ釣りにおけるライン・リーダー
ラインは、PEを使います。繊細な当たりがよく取れるのは、伸びないPEです。
号数は、0.6号前後を使うとよいです。
リーダーには、フロロカーボンを使います。
太さは、4~5号がおすすめです。
長さは、1~1.5mほどにしておきます。
ワイヤーを使っても構いませんが、喰いが渋くなることがあります。
タチウオの堤防でのテンヤ釣りにおけるテンヤ
テンヤは、タチウオ専用のものを使います。堤防用のテンヤを用意します。
船用のものは大き過ぎます。
重さは6号前後を使うとよいです。
潮の速さなどによって重さを選びます。
タチウオの堤防でのポイント
タチウオの堤防でのポイントについてご紹介します。堤防では、潮通しのよい場所を狙うとよいです。
堤防の先端は好ポイントになっています。
他には、堤防の沖の方側や常夜灯周辺も狙い目です。
港内には、タチウオがいないのではと思われがちです。
しかし、タチウオはエサを求めて回遊しているので、決して釣れないことはありません。
ベイトが集まる場所なら、どこでも釣れる可能性が高くなります。
タチウオの堤防でのテンヤ釣りのエサと付け方
タチウオの堤防でのテンヤ釣りのエサについてご紹介します。テンヤ釣りのエサとしては、キビナゴやドジョウの人気が高いです。
イワシやサンマの切り身でもよく釣れます。
魚をまるごと1匹付ける場合は、比較的硬い頭や尾にワイヤーをしっかり巻き付けます。
腹は柔らかいので、ワイヤーを強く巻くと傷ついてしまいます。
これではよくないので、腹には軽くしか巻きません。
切り身の場合は、まんべんなくワイヤーを巻き付ければOKです。
それほど考える必要はありません。
どのようなエサを使う場合でも、テンヤから外れないようにしっかりと固定します。
すぐに外れるようでは、簡単にエサを取られてしまってまったく釣れません。
タチウオのテンヤでの釣り方【堤防】
タチウオの堤防におけるテンヤでの釣り方についてです。船のテンヤ釣りは、基本的に仕掛けを真下へ沈めて釣ります。
しかし、堤防でのテンヤ釣りはキャストして釣ります。
そのため、釣り方はかなり異なります。
堤防でのテンヤの釣り方は、次のとおりです。
まず、仕掛けをキャストします。
できるだけ遠くへキャストした方が広く探ることができます。
場所や時間帯などによりますが、まずは表層を狙います。
明るいうちは、タチウオがいる底付近を攻めるとよいです。
当たりがなければ、5~10秒ほどカウントして仕掛けを沈めます。
あとは、棚をどんどん深くしていけばよいです。
誘い方は簡単です。
リールを3回ほど巻いた後少し止めます。
止めた時に、テンヤはカーブフォールします。
これを繰り返して引いてくるだけです。
また、ゆっくりシャクッて巻くのも効果的です。
その時によって、巻く速さやシャクリ幅などはどれがよいかはわかりません。
ただ巻きだけでも釣れることがあります。
いろいろ試してみるとよいです。
また、ワンピッチジャークでもOKです。
ロッドを1回シャクる間にリールを1回転巻き上げる釣り方です。
ロッドのシャクリはゆっくり目の方がよいです。
タチウオが喰い付けば、比較的わかりやすい当たりがあります。
しっかり合わせてゆっくり巻き上げればよいです。
速すぎるとバレる恐れがあります。
テンションを緩めるのもよくありません。
常にテンションを張った状態で、一定の速さで巻き上げるようにします。
マズメ(特に、朝マズメ)の時間帯は、ワインドに変えてみた方がよいことがあります。
そのため、ワインド仕掛けも持参しておくようにしましょう。
参考動画
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