堤防からは、いろいろな釣り方ができます。
大物が釣れるということで人気になっているのが、フカセ釣りです。
ここでは、フカセ釣り(ウキフカセ釣り)の仕掛けと釣り方のコツについてご紹介します。
目次
フカセ釣りとは【ウキフカセ釣り】
フカセ釣りとは、どのような釣り方なのでしょうか?フカセ釣りは、仕掛けを潮の流れに乗せて流して喰わせる釣り方です。
もっとも自然で違和感を抱かせることなく、魚に喰わせることができます。
船釣りなら、水深があるので、オモリやウキを付けずに流してもうまく釣ることができます。
しかし、堤防からでは、実際のところ難しいです。
そこで考え出されたのが、ウキフカセ釣りです。
仕掛けにウキを付けることで、より流しやすくなりました。
ススム
今では、おかっぱりからのフカセ釣りと言えば、ウキフカセ釣りのことを指しています。
フカセ釣りで釣れる魚と時期【ウキフカセ釣り】
フカセ釣り(ウキフカセ釣り含む)で釣れる魚と時期についてご紹介します。フカセ釣りでは、さまざまな魚が釣れます。
代表的な魚には、クロダイ(チヌ)やグレ(メジナ)がいます。
釣り番組で、クロダイとグレのフカセ釣りが取り上げられることが多いです。
他には、マダイやアジ、サバ、シーバスなども釣れます。
個人的には、マダイのフカセ釣りが面白いと思います。
大型真鯛が釣れることもあるので、非常に夢があります。
対象魚 | 時期 | 最盛期 |
---|---|---|
クロダイ | 4~12月 | 6~9月 |
グレ | 4~6月、9~12月 | 6月、10月 |
マダイ | 4~10月 | 5~9月 |
アジ | 5~11月 | 8~10月 |
サバ | 6~11月 | 9~10月 |
シーバス | 3~12月 | 3~6月、9~11月 |
時期は、あくまで目安です。
年によって変わります。
フカセ釣りの仕掛け(ウキなど)
フカセ釣りの仕掛け(ウキなど)についてご紹介します。フカセ釣りは、自然に流して釣る仕掛けなので、極力余計なものは付けません。
仕掛けは、次のとおりです。
全遊動仕掛け
半遊動仕掛け
堤防釣りでは、半遊動仕掛けがよく使われます。
どちらの仕掛けも、竿やリールなどは同じです。
フカセ釣りの竿のおすすめ
竿は、磯竿の1~1.5号がおすすめです。操作性や利便性を考えると、磯竿がベストです。
号数は1.5号が標準となります。
長さは、4.5~5.3mがおすすめです。
ある程度の長さがあった方が、仕掛けを扱いやすく、魚が掛かってからのやりとりが楽です。
あとは、できる限り軽いもの(自重200g程度)を選んでおいた方が疲れません。
フカセ釣りのリールのおすすめ
リールは、スピニングリールがおすすめです。レバーブレーキ付きを選びます。
レバーブレーキを使うことで、ラインの出し入れを自由に調節できるようになります。
大型とのやりとりなどで使うことがあります。
サイズは、3000番がおすすめです。
フカセ釣りのラインのおすすめ
ラインは、ナイロンの1.5~3号がおすすめです。フロートタイプやサスペンドタイプなど、比重が異なるものがいろいろあります。
一概にどれがよいとは言えません。
釣りをする場所の状況(風など)や釣り方などによって変わってくるためです。
フロロカーボンを使っても問題ありません。
最近では、フカセ用のPEも登場しています。
最低でも150mは巻いておくと安心です。
フカセ釣りのウキのおすすめ
ウキは、円錐ウキ(0~5B)がおすすめです。円錐ウキは遠投が可能で、潮に乗せて流しやすいです。
棒ウキも使われます。
棒ウキは、小さな当たりを取りやすいです。
フカセ釣りのハリス・針のおすすめ
ハリスは、フロロカーボンの1~2号がおすすめです。長さは、2~3mをセットします。
針は、チヌ針1~3号やグレ針4~6号などがおすすめです。
フカセ釣りのエサ【ウキフカセ釣り】
フカセ釣り(ウキフカセ釣り)のエサについてご紹介します。エサと言っても、刺し餌と撒き餌があります。
刺し餌
刺し餌は、基本的にオキアミを使います。
クロダイやグレなど対象魚を問わず、釣ることができます。
撒き餌
撒き餌は非常に重要です。
どれだけ魚を寄せられるかで、釣果が変わります。
撒き餌にも、オキアミを使います。
オキアミに集魚剤を混ぜます。
後は、適度に海水を入れて程よい硬さに仕上げます。
狙う魚によって、集魚剤を変えます。
クロダイやグレなら、専用の集魚剤がありますので、そちらを使うとよいです。
フカセ釣りの撒き餌の打ち方【ウキフカセ釣り】
フカセ釣り(ウキフカセ釣り)の撒き餌の打ち方についてご紹介します。フカセ釣りでは、撒き餌をうまく打てないと、魚はあまり釣れません。
撒き餌と刺し餌をうまく同調させられるかがカギになります。
そのため、ウキ周辺のどこに撒けば、刺し餌のあるところに撒き餌が沈んでいくのかを考えないといけません。
基本的には、刺し餌よりも潮上に撒かないといけません。
ただ、風や潮などの状況によっては、必ずしもそうとは言えないこともあります。
潮上に撒くにしても、どの辺に撒くのかは、潮の速さや撒き餌の沈下速度などによっても変わってきます。
適当に撒くのではなく、効率的に撒き餌を撒くように心がけることが大切です。
撒き餌と刺し餌が同調しているかどうかを、常にイメージしながら撒くとよいです。
フカセ釣りの釣り方【ウキフカセ釣り】
フカセ釣り(ウキフカセ釣り)の釣り方についてご紹介します。まず、潮がどの方向に、どれくらいの速さで流れているのかを確認します。
そして、どのポイントを狙うのかを決めます。
次に、狙うタナを決めます。
ウキ下の長さをどれくらいに設定するかです。
その長さによってタナが変わってくるので、釣果に大きさが出ます。
事前の準備はここまでです。
いよいよ釣りの開始です。
始めに、ポイントに撒き餌を撒きます。
数回撒いて、魚を寄せておきます。
いよいよ仕掛けの投入です。
撒き餌を撒いたポイント付近に、仕掛けをキャストします。
再度、撒き餌を撒きます。
後は、仕掛けを潮の流れに乗せて流していきます。
撒き餌を適度に撒いておきます。
しばらく待って当たりがなければ、仕掛けを回収します。
これを繰り返します。
何回かやって当たりがなければ、狙うポイントやタナを変えてみるとよいです。
フカセ釣のタナの取り方【ウキフカセ釣り】
フカセ釣のタナの取り方についてご紹介します。タナの取り方は、大きく分けると3つあります。
- 仕掛けを浮かせる
- 仕掛けを底ぴったりにする
- 仕掛けを這わせる
仕掛けを浮かせる
仕掛けを底から浮かせた状態で行う釣り方です。根掛かりさせることなく、仕掛けを流していけます。
クロダイを狙うのなら、20cmほど浮かせておけばよいです。
状況によっては、もっと浮かせることがあります。
根掛かりが多いポイントを攻める時に有効です。
仕掛けを底ぴったりにする
仕掛けを底ぴったりに付けておく釣り方です。底に溜まった撒き餌と同調させることで喰わせることができます。
エサ盗りに刺し餌が見つかりにくいというメリットがあります。
仕掛けを這わせる
仕掛けを底に這わせる釣り方です。喰いが渋い時や潮の流れが速い時に有効です。
根掛かりの多いポイントでは難しいです。
上の2つのタナで喰ってくれない場合に試してみると面白いでしょう。
ススム
他にも、タナの取り方はあります。
どの取り方が正解かはやってみないとわかりません。
いろいろ試してみてください。
どの取り方が正解かはやってみないとわかりません。
いろいろ試してみてください。
参考動画
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