東京湾ではエギ(餌木)タコ釣りが大人気です。
エギタコ釣りをする人が急増し、わずか2年で爆発的に広まりました。
ここでは、東京湾のエギタコ仕掛けと釣り方についてご紹介します。
東京湾のタコ釣りの時期
東京湾のタコ釣りの時期についてご紹介します。東京湾では、6~12月までタコ釣りを楽しめます。
6月になれば、小型のタコが多いですがよく釣れます。
7~8月が最盛期です。
数は減っていきますが、サイズが大きくなっていきます。
9~10月は、本来は出船しない船が多いです。
しかし、タコ釣りの人気が高まっているので出船する船が出てきています。
年によっても異なります。
11~12月は大型狙いです。
そのため、数は期待できません。
東京湾のエギタコ仕掛け
東京湾のエギタコ仕掛けについてご紹介します。仕掛けは次のとおりです。
竿
竿は、エギタコ専用竿を使います。長さは1.8m前後がおすすです。
バットパワーの強いタチウオ専用ロッドやジギングロッドなどでも代用できます。
リール
リールは小型の両軸リールを使います。巻き上げパワーのあるローギアタイプがおすすめです。
ドラグ力が高いものを選びます。
道糸
道糸は、PEの3~4号を使います。細すぎると、根掛かりした場合高切れしてしまうおそれがあります。
リーダー
リーダーは、フロロカーボンの8~10号を使います。道糸同様、細すぎると根掛かり時すぐに切れてしまいます。
大型タコが乗ってきた時の合わせで切れることもあります。
長さは0.5~1.5mです。
FGノットなどで結束します。
タコベイトなどの集寄を付けてもよいです。
ただし、潮が速い時は外します。
エギ
エギはマダコ専用を使います。サイズは3~4号、重さは15~45gです。
カラーは、レッドやホワイト、グリーン、イエローなどが人気です。
どのカラーがよく釣れるのかはやってみないとわかりません。
そのため、いろいろなカラーを用意して、反応を確認しながら変えていくようにします。
付けるエギは2個までします。
根掛かりの多いポイントでは1個にします。
オモリ
オモリは30~50号を使います。重さは、船長に指示に従います。
東京湾のエギタコでの釣り方
東京湾のエギタコでの釣り方についてご紹介します。タコは底にいます。
そのため、狙うのは底のみです。
仕掛けを底まで沈めます。
着底すれば、糸ふけを取って誘い始めます。
タコ釣りは、基本的に底でエギを踊らせてタコが乗ったら合わせるだけです。
非常にシンプルな釣りです。
しかし、状況に応じて誘い方を変えないと根掛かりしてしまいます。
東京湾では、根掛かりするポイントが多いためです。
誘い方は、主に2つあります。
1つは、底にオモリを付けた状態でオモリを立てたり、寝かせたりする誘い方です。
エギが底から大きく離れないため、タコの乗りがよいです。
しかし、オモリとエギが底にずっとあるので、根掛かりのリスクが高まります。
もう1つは、オモリを底から10cmほど離し、上下に動かして小突く誘い方です。
上下に動かす際はゆっくり行います。
底からエギを離すので、タコの乗りが少し悪くなります。
しかし、根掛かりのリスクを軽減できます。
これでも根掛かりするようなら、小突かずに、ロッドを上下に動かして底の変化をチェックするように探るとよいです。
さらに、根掛かりしにくくなります。
根掛かりの心配のないポイントでは、誘った後にエギを止めます。
止めることで、タコが乗る間を与えてやります。
ただし、根掛かりの多いポイントでは止めない方が無難です。
どちらの誘い方でも、ある程度誘えば、仕掛けを大きく持ち上げて下ろします。
道糸が斜めに入るようになった時も同様です。
仕掛けを大きく持ち上げることで、狙うポイントが変わってタコが釣れる確率がアップします。
あまりにも道糸が流された場合は、一度仕掛けを回収して落とし直した方がよいです。
東京湾でのタコ釣りは、いかに根掛かりを回避するかがカギです。
明石では、キャストしてエギを引いてきて広範囲を探るような釣り方をします。
しかし、キャストしてエギを引くと根掛かりのリスクが極端に高くなります。
根掛かりの心配のない平坦なポイント以外ではキャストしない方がよいです。
誘っている時に、竿先を押さえるような感触があれば、タコがエギに乗ってきています。
ただし、根掛かりの可能性もあります。
そのような場合は、竿先をゆっくり上げてみます。
オモリが底から上がるようなら根掛かりで、逆に重みを感じるようならタコが乗っている可能性があります。
タコの可能性がある場合は、竿先を下げてタコがしっかり乗ってくるのを待ちます。
タコがしっかり乗ってきたと思ったら、竿を立てて強めに合わせます。
フッキングすれば、道糸を緩めないようにして巻き上げます。
良型の場合は網ですくった方がよいです。
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