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カゴ釣り(遠投カゴ釣りを含む)という釣り方をご存じでしょうか?
釣り初心者はさっぱりわからないかもしれません。
しかし、カゴ釣りには大きな魅力があります。
ここでは、カゴ釣りとはどのような釣り方なのかや仕掛け、釣り方のコツなどについてご紹介します。
目次
カゴ釣りとは?
カゴ釣りとは、どのような釣りなのでしょうか?カゴを使うことはわかっても、それ以外はよくわからないという人もいるでしょう。
カゴ釣りは、サビキ釣りや投げ釣りほどメジャーな釣り方ではありません。
堤防釣りのベテランなら、ほとんどの人が知っていると思われます。
![カゴ釣りの仕掛け](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2019/05/kago05221.jpg)
カゴ釣りとは、遠く離れたポイントに向かって仕掛けをキャストし、そのポイントで撒き餌を撒いて、魚を寄せて釣る方法です。
オモリを付けてさらに遠くまでキャストできるようにしたのが、遠投カゴ釣りです。
撒き餌を撒くことができるので、対象魚を効率的に寄せることができます。
魚種が豊富で、しかもマダイや青物などの大型魚が釣れるのが、カゴ釣りの大きな魅力の1つです。
![](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2019/05/087862-7.jpg)
ススム
カゴ釣りは、ウキ釣りの一種です。
大型が喰ってきて、ウキが一瞬で海中に消えてしまうのは快感です。
大型が喰ってきて、ウキが一瞬で海中に消えてしまうのは快感です。
カゴ釣りの時期と釣れる魚
カゴ釣りの時期と釣れる魚についてご紹介します。先ほども述べましたが、カゴ釣りではいろいろな魚が釣れます。
カゴ釣りで釣れる魚は、次のとおりです。
対象魚 | 時期 | 最盛期 |
---|---|---|
アジ | 5~11月 | 8~10月 |
サバ | 6~11月 | 9~10月 |
ハマチ | 8~12月 | 10~11月 |
ヒラマサ | 3~5月、8~10月 | 4~5月、9~10月 |
カンパチ | 7~11月 | 8~10月 |
ソウダガツオ | 6~11月 | 7~10月 |
マダイ | 3~5月、10~12月 | 4~5月、10~11月 |
チヌ | 3~5月、10~12月 | 4~5月、10~11月 |
イサキ | 6~9月 | 7~8月 |
他にも、いろいろな魚が釣れます。
時期は、あくまで目安となっています。
釣りに行く場所によっては、まったく異なります。
回遊魚を狙うのが人気なので、カゴ釣りは夏から秋までがベストシーズンです。
対象魚によって、釣りに行く時期を検討するとよいです。
カゴ釣りと遠投カゴ釣りの仕掛け
カゴ釣りと遠投カゴ釣りの仕掛けについてご紹介します。仕掛けは次のとおりです。
カゴ釣り
カゴ釣りは、オモリを付けずにカゴの重さだけでキャスとします。
![カゴ釣り 仕掛け](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2019/05/2017y06m06d_222725463.jpg)
遠投カゴ釣り
遠投カゴ釣りは、オモリを付けてキャスとします。
![カゴ釣り 仕掛け](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2019/05/2017y06m06d_221901021.jpg)
対象魚によって、竿やラインの太さなどが変わります。
カゴ釣りの竿のおすすめ
竿は、磯竿がおすすめです。号数は、3号~5号を使うとよいです。
対象魚の大きさで使い分けると間違いが少ないです。
- 小~中型なら3~4号
- 大型なら4~5号
5m前後の長さのものを使います。
カゴ釣りのリールのおすすめ
リールは、スピニングリールをおすすめします。キャストを伴う釣りだけに、バックラッシュしないのは大きなメリットです。
ただ、ラインがよれにくいベイトリールを使う人もいます。
スピニングリールのサイズは、4000~5000番が使いやすいです。
カゴ釣りのラインのおすすめ
ラインは、ナイロンの4~5号がおすすめです。もちろん、PE(1.5~2号)でもOKです。
ただ、ナイロンを使う人の方が多いようです。
最低でも200mは巻いておきます。
カゴ釣りのウキのおすすめ
カゴ釣りでは、いろいろなウキが使われます。中でも、遠投ウキがおすすめです。
飛行姿勢が安定する羽根付がよいです。
オモリを付ける場合は、オモリの号数とウキの号数に注意が必要です。
カゴ釣りのカゴのおすすめ
カゴ釣りでは、いろいろなカゴが使われます。フタ付きのステンレスカゴがよく使われます。
遠投シャトルカゴでもOKです。
キャスト時や着水時に撒き餌が飛び出さない(あるいは、飛び出しにくい)タイプ(フタ付きなど)のカゴを使うようにした方がよいです。
それによって、撒き餌の効きに大きな差が生じるためです。
撒き餌が効かないと釣れません。
遠投する場合は、天秤付きのカゴを使います。
仕掛けの絡みを防止するため、クッションゴムを使った方がよいことがあります。
大型が掛かっても安心です。
アミエビを使う場合は、アミエビ用のものを使います。
オキアミ用では、キャスト時などに出てしまって、狙うタナで撒くことができません。
カゴ釣りのハリス・針のおすすめ
ハリスは、フロロカーボンの2~8号を使います。長さは、1~3mをセットしておきます。
針は、チヌ針3号やマダイ針10号などを使います。
ハリスも針も、対象魚によってかなり変わります。
カゴ釣りのエサ
カゴ釣りのエサについてご紹介します。刺し餌は、オキアミを使います。
エサ取りが多い時は、練りエサを使う人もいます。
撒き餌には、オキアミやアミエビがよく使われます。
オキアミとアミエビを混ぜてもよいです。
パン粉やぬかなどを混ぜる人もいます。
![カゴ釣りのエサ](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2019/05/RUWE76P.jpg)
カゴ釣りのポイント
海釣りでは、潮目がおすすめのポイントとなります。潮目とは、潮と潮がぶつかるところです。
潮目には、プランクトンが溜まるので、それを狙って小魚が集まってきます。
その小魚を狙って、さらに中~大型魚も寄ってきます。
もちろん、カゴ釣りを行う際も潮目は外せません。
潮の流れに変化があるポイントを見つければ、狙ってみるとよいでしょう。
カゴ釣りのタナの取り方
カゴ釣りのタナの取り方についてご紹介します。まず、どのタナを狙うのかを決めます。
魚によっているタナが異なるので、基本的には対象魚がいるタナで決めるとよいです。
表層から中層まで
サバ、ハマチ、ソウダガツオなど
中層から底まで
アジ、マダイ、チヌ、イサキ、ヒラマサ、カンパチなど
タナが決まれば、ウキ止めの位置を調整します。
こうすることで、きちんとタナを合わせることができます。
あとは、実際に釣ってみて、状況によりいろいろ試してみるとよいです。
![](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2019/05/087862-7.jpg)
ススム
タナ合わせができるかどうかで釣果が大きく変わります。
そのため、当たりがなければどんどんタナを変えるようにしてください。
そのため、当たりがなければどんどんタナを変えるようにしてください。
カゴ釣りの釣り方
カゴ釣りの釣り方についてご紹介します。まず、エサの準備です。
カゴに撒き餌を入れます。
その上に、刺し餌を乗せて、再び撒き餌を入れます。
最後にフタをします。
こうすることで、キャスト時に刺し餌が外れなくなります。
さらに、狙ったタナに沈むまでの間にエサを取られなく済みます。
仕掛けをキャストします。
着水後、ウキが立つまでラインを送り出します。
ウキが立てば、糸ふけを取った後竿をシャクッて撒き餌を出します。
その後、仕掛けを流しながら、当たりを待ちます。
人が多い場合は、お祭りするおそれがあるので注意が必要です。
たまに竿をあおってやると、よい誘いがかかります。
しばらく待って当たりがなければ、仕掛けを回収して、再度キャストします。
撒き餌が効かないと、魚が寄ってきませんので、手返しよくコンスタントに撒き餌を撒くことが重要です。
それでも当たりがなければ、ウキ下の長さを調整したり、キャストするポイントを変えてみるとよいです。
当たりがあっても、即合わせしません。
ひと呼吸を待ってから合わせるとよいです。
人が多い時は、やや強引に巻き上げてきます。
ゆっくり巻くと、お祭りしてしまうためです。
魚が大きい時は、網ですくった方が無難です。
参考動画
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