堤防などで根魚を釣るのに人気なのが穴釣りです。
非常に簡単なので、女性や子供でも気軽に楽しめます。
意外と大きな魚が釣れることもあります。
ここでは、穴釣りの仕掛けとコツについてご紹介します。
目次
穴釣りとは?釣れる魚は?
穴釣りとは、堤防などの周辺にあるテトラや消波ブロックなどの隙間(穴)を見つけて、仕掛けを落とし込んで行う釣り方のことです。どんどん場所を移動しながら釣っていくスタイルが一般的です。
テトラなどの上に乗って釣ると、落水のおそれがあるので危ないです。
穴釣りでよく釣れるのは、メバルやカサゴ、キジハタ、クロソイ、ムラソイ、タケノコメバルなどの根魚です。
穴釣りの時期
穴釣りは、基本的に年間を通して行うことができます。根魚が主なターゲットなので、根魚がよく釣れる時期がよいです。
おすすめは、春か秋です。
暑くも寒くもない時期がよく釣れます。
逆に、暑い真夏や寒い冬は釣れなくはありませんが、かなり厳しい釣りになる可能性が高いです。
穴釣りにはワーム・ブラクリなどを使ったいろいろな仕掛けがある
穴釣りの仕掛け(ワーム・ブラクリなど)についてご紹介します。穴釣りにはいろいろな仕掛けがあります。
主な仕掛けを3つ掲載します。
ミャク釣り仕掛け
ブラクリ仕掛け
ジグヘッド仕掛け
どの仕掛けでも、使う竿やリールは同じです。
穴釣りの竿のおすすめ
竿は、テトラ竿がおすすめです。他には、エギングロッドやバスロッド、コンパクトロッドなどが使えます。
他の釣りほど、竿選びに神経質になる必要はありません。
意外とどのような竿でも使用できます。
ただ、柔らかすぎる竿と長すぎる竿は避けた方がよいです。
柔らかすぎると、魚が針に掛かっても引き上げるのが困難となります。
長すぎると、目の前の隙間を狙うのに釣りにくいです。
長さは、2~3mが使いやすいです。
穴釣りのリールのおすすめ
リールは、スピニングリールとベイトリールのどちらを使っても構いません。キャストすることはないので、バックラッシュの心配がないためです。
ただ、初心者はスピニングリールの方が使いやすいように思います。
サイズは、2000~3000番がおすすめです。
あまりにも大きすぎると、非常に釣りにくいです。
穴釣りのラインの太さなどのおすすめ
ラインは、ナイロンの2~3号がおすすめです。フロロカーボンでも問題はありません。
PE(1号)でも使えなくはありませんが、擦れると切れやすいのでできれば避けた方がよいです。
使うのなら、フロロカーボン(3号、長さ2~3m)のリーダーを付けた方が無難です。
100m巻いておけば十分です。
穴釣りのハリス・針のおすすめ
ハリスは、フロロカーボンの1.5~3号を使います。ミャク釣り仕掛け以外は、直にブラクリやジグヘッドを付けてもよいです。
針は、チヌ針の3~5号を使います。
基本的には、魚に合わせたサイズのものを選びます。
穴釣りのオモリのおすすめ
オモリは、ガン玉など何でもよいです。サルカン付きナツメオモリを使ってもよいです。
重さは、水深や潮の速さなどによって変わります。
穴釣りのブラクリの重さなどのおすすめ
ブラクリは、各メーカーからいろいろな形状のものなどが販売されています。これが絶対というほど差はありません。
重さは、1~3号を使います。
穴釣りのジグヘッドのおすすめ
ジグヘッドは、針が小さい根魚用がおすすめです。重さは、2.5~7gです。
水深や潮の速さなどによって変わります。
穴釣りのワームのおすすめ
ワームは、1.5~2インチのものを使います。ありにも大きすぎると喰ってくれません。
小さめの方がよいです。
ストレートやシャッドテールなどいろいろ用意しておきます。
誘った時に、微妙にワームの動きが変わります。
穴釣りのポイント
穴釣りの代表的なポイントは、テトラと敷石の周りです。他には、捨て石や消波ブロック、岩礁帯にも好ポイントはあります。
穴釣りにおいては、とにかく穴があれば狙ってみるとよいです。
穴は、常時水没していても、常時水面から出ていても、海底までつながっていればOKです。
穴釣りは、基本的にはたくさんの穴を探れば探るほど、それに比例して釣果が伸びます。
足で稼ぐ釣りなのです。
1度釣り上げた穴でも、まだ他に魚がいる可能性があります。
反応がなくなるまで狙ってみます。
また、しばらく時間をおいてから狙うのもありです。
よい穴は、次から次へと魚がやって来ます。
穴釣りのエサ
穴釣りで釣れるのは、カサゴやムラソイなどの根魚です。そのため、根魚を意識したエサを使うのが一般的です。
根魚には、アオイソメやアオムシなどの虫エサ、オキアミやシラサエビなどのエビ、サバやサンマなどの切り身がおすすめです。
基本的には、どのエサもよく喰ってくれます。
エサではなく、ワームを使うことも可能です。
ジグヘッドだけでなく、ブラクリなどにワームを付けてもOKです。
根魚狙いには、ワームが威力を発揮します。
穴釣りの釣り方
穴釣りの釣り方についてご紹介します。まず、穴釣りは魚がいそうな隙間(穴)を探すところから始めます。
この釣りは、ポイントを探してどんどん移動していかなくてはなりません。
同じ場所で、長時間粘るような釣りではありません。
数を釣ろうとすれば、移動は必須です。
よいポイントが見つかれば、仕掛けを投入します。
仕掛けをゆっくり底まで沈めていきます。
仕掛けの落下が止まっても、まだ底とは限りません。
仕掛けが引っ掛かっているだけかもしれません。
竿を少しシャクッたり、横に移動させてみます。
再び沈み始めることがあります。
何回か繰り返して沈むところまで沈めます。
着底すれば、糸ふけを取ります。
少し浮かせるぐらいの方が根掛かりしないのでおすすめです。
底に着いた時に当たることが多いです。
当たりを見逃さないようにしましょう。
竿を軽く上下に動かして、誘いを入れます。
誘いをかけた後、しばらく当たりを待ちます。
5~10秒ほど待つようにします。
当たりがなければ、再度を誘いを入れます。
これの繰り返しです。
当たりがあれば、すぐに竿を立ててリールを巻きます。
魚が針にかかれば、重くなるなど竿から伝わる感触でわかります。
すぐに巻き上げないと、根に潜られてしまうので注意が必要です。
ススム
とにかく当たりがあったと思えば、竿を立ててみるとよいです。
放っておくのがもっともいけません。
放っておくのがもっともいけません。
参考動画
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