
船釣り(オフショア)はお金もかかるし、休日のまとまった時間しか行けない…。仕事終わりの夜や近場の堤防で、手軽に真鯛などの大物を釣って強い引きを楽しみたい!
そのように考えたことはありませんか?最近、YouTubeやSNSでも「ショアラバ(堤防からのタイラバ)」で大型の魚が爆釣している情報が増えており、自分も手持ちの道具でやってみたいと思う方が急増しています。
しかし、「夜の海は暗くて底の取り方が分からない」「高価なルアーを根掛かりで無くすのが怖い」「どんなカラーを選べばいいの?」と、最初の一歩を踏み出せずに悩んでしまいがちですよね。
この記事では、手持ちのタックルを活かして、夜の堤防からタイラバで高級魚を狙うための実践的なノウハウを分かりやすく解説します!正しい知識を身につければ、ルアーのロストを恐れずに、安全かつ効率的に夜釣りを楽しめます。さあ、身近な堤防から夢の大物を仕留めましょう!
目次
タイラバは堤防からの夜釣り(ショアラバ)でも釣れる?
結論から言うと、タイラバを使った堤防からの夜釣り(ショアラバ)は十分に成立します。むしろ、夜だからこそ大物が狙いやすいという大きなメリットがあるのです。ここでは、なぜ夜の堤防で釣れるのか、その理由と狙える魚種を解説します。
夜の堤防タイラバ(ショアラバ)で真鯛や根魚が釣れる理由
日中は警戒心が高く、深い場所にいる魚たちも、夜になると行動パターンが大きく変わります。この習性を理解することが釣果アップへの第一歩です。
夜間は大型魚が岸近く(堤防)に寄ってくる
真鯛や大型の根魚は、日が沈むとエサを求めて浅瀬(シャロー)へ移動してきます。日中は船で沖に出なければ釣れないような大物でも、夜釣りなら堤防のすぐ近くまで回遊してくるのです。
そのため、遠投しなくても足元の近くでガツンッ!と強烈なアタリが出ることがよくあります。堤防からの夜釣りは、大物と出会える大チャンスの時間帯と言えます。

タイラバのアピール力が暗闇(夜釣り)でも有効な理由
「暗い夜の海でルアーが見えるの?」と不安に思うかもしれません。しかし、タイラバは視覚だけでなく、波動(水中の振動)で魚にアピールするルアーです。
ネクタイと呼ばれるヒラヒラしたゴムのパーツが、水中で艶めかしく動きます。この水押しと波動が、夜行性の魚の側線(水の動きを感じる器官)を強烈に刺激するため、真っ暗な海でも魚は正確にタイラバを見つけ出せるのです。
夜釣りのタイラバで狙える主な魚種と期待できるサイズ
夜の堤防タイラバでは、スーパーで買うと驚くほど高い「高級魚」がターゲットになります。具体的にどんな魚が釣れるのか見ていきましょう。
高級魚の代表格「真鯛」とアタリの多い「根魚」
ショアラバの魅力は、なんと言っても真鯛などの高級魚が狙えることです。夜の堤防では、カサゴやキジハタといった夜行性の根魚(ロックフィッシュ)が果敢にアタックしてくるため、アタリが多く退屈しません。そして、時には30〜50cmクラスの中型から大型サイズの真鯛が混じるのが最大の醍醐味です。
真鯛特有の「三段引き」と呼ばれるゴンゴンッという力強い引きは、一度味わうと病みつきになります。岸から釣った立派な魚たちを食卓に並べれば、家族や友人もきっと驚くはずです。
釣果が大きく変わる!夜の堤防タイラバにおけるポイント選び
夜釣りにおいて、ポイント選びは釣果の8割を決めると言っても過言ではありません。どこにルアーを投げるべきか、具体的な狙い目をご紹介します。
常夜灯の明暗部と潮通しの良いエリアのどちらを狙うべきか
堤防には明るい場所と暗い場所があります。それぞれに特徴があり、狙うべきタイミングが異なります。
ベイト(エサ)が集まる常夜灯周辺のメリット
常夜灯の光が届く場所には、プランクトンが集まります。それを食べる小魚(ベイト)が集まり、さらにそれを狙う真鯛や根魚が集まってくるという食物連鎖が起きます。
特に狙うべきは、光と影の境目である「明暗部」です。大型の魚は暗い影の部分に身を潜め、明るい場所にいる小魚を狙っています。明暗部を通すようにタイラバを巻いてくると、効果的にアピールできます。

大型真鯛が回遊する真っ暗な潮通しの良いエリア
一方、常夜灯が全くない外洋に面した真っ暗なエリアも一級ポイントです。潮の流れが速い場所(潮通しの良いエリア)は、警戒心の強い大型の真鯛が回遊するルートになります。
真っ暗で不安に感じるかもしれませんが、タイラバの波動を頼りに魚はしっかり食いついてきます。大物を狙いたい場合は、思い切って暗い外洋側を狙ってみるのもおすすめです。
【ポイント環境の比較表】
| ポイントの特徴 | メリット | おすすめのターゲット | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 常夜灯の周辺(明暗部) | 小魚が集まりやすく魚影が濃。手元が見えて安全。 | 中小型の真鯛、カサゴ、キジハタ | 初心者向け(易しい) |
| 真っ暗な外洋側(潮通し良) | 警戒心の強い大型魚が回遊してくる。 | 大型の真鯛 | 中級者向け(やや難しい) |
水深のある場所や駆け上がりなど真鯛が回遊する地形の特徴
海の中の「地形」をイメージすることも大切です。平坦な底よりも、変化のある場所に魚は集まります。
駆け上がり(ブレイク)が夜釣りのタイラバに最適な理由
海底が急に深くなっている斜面を「駆け上がり(ブレイク)」と呼びます。潮の流れがぶつかるため、エサとなるカニやエビ、小魚が溜まりやすいのが特徴です。
真鯛はこの斜面に沿って泳ぎながらエサを探します。タイラバを遠投して底を取り、この駆け上がりの斜面をなぞるように巻き上げてくるのが一番の必釣パターンです。
堤防の基礎やテトラ周辺を狙う際の注意点
堤防の足元には、基礎となる石(捨て石)が入っていたり、テトラポットが沈んでいたりします。ここは根魚の絶好のマンションです。
ただし、仕掛けが引っかかる「根掛かり」のリスクが高い場所でもあります。着底(ルアーが底につくこと)の感覚に集中し、底についたらフワッとすぐに巻き始めることで、根掛かりを大幅に回避できます。
専用タックルは不要!夜の堤防で手持ちのロッドを流用する方法
「新しく専用のショアラバロッドを買わないといけないのかな?」と不安に思う方も多いでしょう。安心してください。手持ちのルアーロッドで十分に代用可能です。
シーバスロッドやエギングロッドを夜釣りに流用する際の適合ルアーウェイト
堤防タイラバでは、普段お使いのエギングロッドやシーバスロッド(シマノのディアルーナなど)が活躍します。それぞれの特徴を活かして使い分けましょう。
エギングロッドの代用:取り回しと感度の良さ
イカを釣るためのエギングロッドは、軽くて感度が抜群です。夜の暗闇でも、タイラバが底に着いた「トンッ」という感覚が手元に明確に伝わります。
おすすめは、適合ルアーウェイト(投げられる重さ)がエギの3.5〜4号(約15〜25g)に対応している硬めのロッドです。近距離を丁寧に探るのに非常に適しています。
シーバスロッドの代用:遠投性能とパワー
シーバスロッドは、重いタイラバを遠くまで飛ばす遠投性能と、大型真鯛の引きに負けないパワーを持っています。
M(ミディアム)からMH(ミディアムヘビー)クラスで、30〜40gの重りを投げられるロッドが最適です。潮の流れが速いポイントや、広範囲を探りたい時に大活躍します。

【代用ロッドの比較表】
| ロッドの種類 | 適したタイラバの重さ | 強み(メリット) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| エギングロッド(M〜MH) | 15〜25g | 着底の感覚が分かりやすい。軽くて疲れない。 | 近場の底を丁寧に探りたい人 |
| シーバスロッド(M〜MH) | 20〜40g | 遠投ができ、大物にも力負けしない。 | 広範囲を探り、大型真鯛を狙う人 |
夜間の大物に対応するリールの番手とPEライン・リーダーの号数
ロッドだけでなく、リールと糸(ライン)のセッティングも大切です。夜の堤防で想定外の大物が掛かっても安心なシステムを作りましょう。
スピニングリール2500〜4000番の選び方
リールは、普段使っている「2500〜4000番」のスピニングリールが流用できます。
- エギングロッド流用の場合:2500〜3000番(PE0.8号前後)
- シーバスロッド流用の場合:3000〜4000番(PE1.2〜1.5号前後)
タイラバは一定の速度でゆっくり巻く(ただ巻き)ことが重要です。そのため、一巻きで巻き取れる量が多いハイギヤ(HG・XG)よりも、ゆっくり力強く巻けるノーマルギヤやパワーギヤ(PG)の方が、夜のタイラバには向いています。
夜の堤防タイラバにおけるラインシステムの最適解(PE・リーダー)
ライン(釣り糸)選びは、根掛かり対策と大物対策の両面で非常に重要です。以下のセッティングを目安にしてください。
- メインライン(道糸):PEラインの0.8〜1.5号。エギングタックルで近場を狙うなら0.8号、シーバスロッドで大物を強引に寄せるなら1.2〜1.5号が安心です。
- ショックリーダー(ハリス):フロロカーボンラインの4〜6号(約16〜25lb)。真鯛の硬い歯や、海底の岩による根擦れを防ぐため、1メートルほど結びます。夜釣りで不意の大物が掛かった場合、3号以下だと簡単に切られてしまうため、少し太めを選ぶのがルアーロストを防ぐ最大のコツです。
夜の海は根掛かりしやすい場所が見えにくいため、少し太めのリーダーを選んでおくと、ルアーをロストするリスクを軽減できますよ。
暗闇で真鯛にアピール!夜釣り用タイラバの「重さ」と「カラー」戦略
タイラバ選びで一番悩むのが「重さ」と「カラー」ですよね。特に夜釣りでは、「底が取れなくてルアーを無くしそう」「暗闇で何色を使えば魚に見えるの?」と不安になる方が多いです。ここでは、夜の堤防で失敗しないタイラバの選び方を解説します。
堤防から投げやすく底を取りやすいヘッドの重さ(15〜40g)の基準
船のタイラバでは60〜100gの重いヘッドを使いますが、堤防から投げるショアラバではもっと軽いものを使用します。軽すぎると底が分からず、重すぎると根掛かりしやすくなるため、適切な重さ選びが重要です。
潮の速さで使い分けるタイラバヘッドの重量
基本となる重さは「15〜40g」です。釣り場の状況(水深や潮の流れ)に合わせて、以下の基準で使い分けてみましょう。
- 15〜20g:水深が浅い場所や、潮の流れが緩やかな港内。エギングロッドでも投げやすい。
- 30g:標準的な重さ。堤防の外洋側や、ある程度水深のある場所でオールマイティに活躍。
- 40g:潮の流れが非常に速い場所や、強風時。底を確実に取るための切り札。
まずは中間の30gから投げてみて、底に着く感覚(着底)が分からなければ重くする、という手順がおすすめです。
夜釣りで根掛かりを防ぐ重さ選びのポイント
夜の堤防で1個1,000円以上する高価なタイラバを無くすのはショックですよね。根掛かりを防ぐための最大のコツは、「底が取れるギリギリの軽さ」を選ぶことです。
重すぎるヘッドを使うと、底にドスンと沈み込み、岩の隙間に深く挟まってしまいます。軽めのヘッドなら、フワッと底に着くため、すぐに巻き上げれば根掛かりの確率をグッと減らすことができます。
夜釣りの定番「グロー(夜光)系」と「ブラック・レッド系」の使い分け
昼間と違い視界が利かない夜釣りにおいて、どのようなカラーのネクタイやヘッドを選べば真鯛にアピールできるのでしょうか。正解は、「光る色」と「シルエットが目立つ色」の使い分けです。
濁りや真っ暗な海で目立つグロー(夜光)カラー
夜釣りの絶対的エースが「グロー(夜光)」カラーです。UVライト(蓄光専用ブラックライト)や強力なヘッドライトで数秒〜十数秒照らして紫外線を蓄えさせると、水中でボワッと緑色に発光します。
常夜灯のない真っ暗なポイントや、雨上がりで海が濁っている状況でも、魚からルアーをすぐに見つけてもらえるため、非常に効果的です。最初に投げるパイロットルアーとして必ず1つは持っておきましょう。
シルエットをくっきり見せるブラック・レッドの強み
意外に思われるかもしれませんが、夜釣りのシークレットカラーが「ブラック(黒)」や濃い「レッド(赤)」です。
常夜灯の周辺など、わずかでも光がある場所では、下から見上げた時に黒い色の方が周囲の光を遮り、くっきりとシルエット(影)が浮かび上がります。警戒心の強い大型真鯛は、派手なグローよりも、自然なシルエットに見えるブラックやレッドを好んで食ってくることが多々あります。

【夜釣りタイラバのカラー使い分け表】
| カラーの種類 | アピール方法 | 適した状況・ポイント | 特徴 |
|---|---|---|---|
| グロー(夜光)系 | 自ら発光してアピール | 真っ暗な場所、濁りがある時 | 広範囲の魚を寄せる夜釣りの定番 |
| ブラック・レッド系 | シルエット(影)でアピール | 常夜灯の周辺、月明かりがある時 | 大型の警戒心を解くシークレットカラー |
| オレンジ・ゴールド系 | 光の反射でアピール | 夕マズメや朝マズメの薄暗い時間 | 小魚(ベイト)を演出する万能カラー |
根掛かりを徹底回避!夜の堤防タイラバの釣り方とアクション
「タイラバは巻くだけで簡単」と言われますが、夜の堤防では少しだけコツが必要です。視界の悪い暗闇で、いかに根掛かりを回避し、真鯛を誘い出すのか。具体的な釣り方のテクニックを解説します。
ラインの動きや手元の感覚で確実に着底(ボトム)を察知するコツ
夜釣りで最も怖いのが、いつの間にかルアーが底に着いていて、そのまま岩に引っかかってしまうことです。これを防ぐには、着底を確実に察知する技術が求められます。
夜釣りでのカーブフォールによる着底の確認方法
ルアーを投げた後、リールのベールを戻して糸(ライン)をピンと張った状態で沈めるテクニックを「カーブフォール」と呼びます。
糸が張っているため、ルアーが底に着いた瞬間、竿先が「フッ」と戻ったり、手元に「トンッ」という振動が伝わったりします。真っ暗で糸の動きが見えなくても、手元の感覚だけで着底が分かるため、夜釣りでは必須のテクニックです。
着底後すぐに巻き始める「タッチ&ゴー」の重要性
ルアーが底に着いたら、1秒も休ませずにすぐリールを巻き始めてください。これを「タッチ&ゴー」と呼びます。
底に放置する時間が長いほど、潮に流されて岩の隙間に入り込み、根掛かりのリスクが高まります。着底と同時に巻き上げることで、根掛かりを徹底的に回避できるだけでなく、ルアーを追ってきた真鯛に見切られる隙を与えないというメリットもあります。
警戒心の強い夜の真鯛を狂わせる「ただ巻き」のスピードとレンジ
タイラバの基本は「ただ巻き(一定の速度で巻くこと)」ですが、夜の海ではどのくらいのスピードで巻けば良いのでしょうか。
夜の堤防タイラバにおける等速巻きの基本スピード
夜は魚の視力が落ちるため、昼間よりも少し遅めのスピードで巻くのがセオリーです。目安としては「リールのハンドルを1秒間に1回転」させるスピードを意識しましょう。
大切なのは、途中で巻くスピードを変えたり、竿を動かしたりしないことです。不自然な動きが入ると、警戒心の強い魚はすぐに逃げてしまいます。夜特有のリフト&フォール(竿を上下させる動き)などは不要で、信じて一定速度で巻き続けることが釣果への近道です。

ボトム付近をネチネチ攻めるか、中層まで巻き上げるかの判断
巻く回数(探るレンジ)も釣果を分けるポイントです。
- ボトム付近を攻める(ハンドル5〜10回転):キジハタやカサゴなどの根魚、底にへばりついている真鯛を狙う場合に有効です。
- 中層まで巻き上げる(ハンドル15〜20回転):やる気があって浮いている大型の真鯛を狙う場合に有効です。
まずは中層まで広く探り、アタリがなければ底付近を重点的に探るというふうに、戦略を立てて巻く回数を変えてみましょう。
夜釣りに潜む危険!堤防でのトラブル・外道リスクと安全な対処法
検索上位の多くの記事では「釣り方」や「道具」ばかりが解説されていますが、夜の堤防には特有の危険も潜んでいます。ここでは、暗闇でのトラブルや危険な魚(外道)への対処法など、安全面を考慮した実践的なノウハウをお伝えします。
暗闇でヒットしやすい危険な外道(エイやゴンズイ等)が釣れたときの対処法
夜の海は、真鯛や根魚だけでなく、夜行性の危険な生物も活発に動き回っています。釣れた魚が本命でない場合、不用意に触るのは絶対にやめましょう。
毒針を持つゴンズイやハオコゼへの安全な対処
底付近を狙うタイラバでは、毒を持つゴンズイ(ナマズのような魚)やハオコゼが掛かることがあります。これらに刺されると激しい痛みに襲われ、せっかくの夜釣りが台無しになってしまいます。
暗闇で正体が分からない魚が釣れたら、まずはヘッドライトでしっかり確認してください。もし毒魚だった場合は、絶対に素手で触らず、フィッシュグリップ(魚を挟む道具)と長めのプライヤーを使って針を外しましょう。どうしても外せない場合は、安全を最優先し、糸を切って逃がす勇気も必要です。
強烈な引きのエイが掛かった場合のラインブレイク回避術
夜の堤防でボトムを攻めていると、時折「座布団」のような巨大なエイが掛かることがあります。凄まじい力で底に張り付くため、無理に引っ張ると竿が折れたり、糸が切れたり(ラインブレイク)してしまいます。
エイが掛かった場合は、焦らずにドラグ(リールの糸が引き出される機能)を緩め、糸を出して耐えましょう。無理に巻き上げず、エイが疲れるのを待つのが得策です。足元まで寄せたら、タモ網に入らないことが多いため、安全にルアーを外すか、ルアーを諦めて糸を切るのが最も安全な選択です。
視界が悪い夜間のランディング(タモ入れ)を確実に成功させるテクニック
せっかく大型の真鯛が掛かっても、最後のタモ入れ(ランディング)でバラしてしまっては悔やんでも悔やみきれません。暗闇でのランディングには、ちょっとしたコツが必要です。
ヘッドライトで海面を無闇に照らさない工夫
魚を寄せてきた際、海面をライトで無闇に照らす行為は、周囲の釣り人の迷惑になるだけでなく、魚がパニックを起こして暴れ、糸が切れる原因になります。
ランディング(網を入れる)の瞬間のみ、ライトを一番弱い光量にしてタモ枠付近を照らしましょう。直接魚の顔に光を当てず、網の位置を確認する程度に留めるのが、トラブルを防ぎ確実にキャッチするコツです。
一人でも確実に取り込めるタモ網の準備と使い方
夜釣りでは、タモ網をどこに置いたか分からなくならないよう、常に自分の手の届く足元に準備しておくことが重要です。
タモ網を使う際のコツは「魚を網で追いかけないこと」です。タモ網を水中に斜めに入れ、竿を操作して魚を網の方へ誘導して、頭から滑り込ませるように掬いましょう。
暗闇で距離感が掴みにくい場合は、タモの枠(フレーム)にケミホタル(発光体)や反射シールを貼っておくと、海面での位置が分かりやすくなり、ランディングの成功率が格段に上がります。

快適性と安全性を高める!夜の堤防タイラバに必要な装備・アイテム
夜の堤防は、昼間とは全く異なる環境です。視界が制限される中での釣りは、ほんの少しの不便が大きなストレスや危険に繋がります。ここでは、夜のショアラバを安全かつ快適に楽しむための必須装備をご紹介します。
夜釣りの必須アイテムである高輝度ヘッドライトとライフジャケット
夜釣りにおいて、この2つは「持っていると便利」ではなく「なくてはならない」命綱とも言えるアイテムです。
両手が空くヘッドライトの選び方
手元を照らすライトは、両手が自由に使える「ヘッドライト(またはネックライト)」が必須です。ルアーの結び替えや、釣れた魚の針を外す際など、あらゆる場面で活躍します。
選ぶ際のポイントは、「明るさ」と「赤色灯の有無」です。
- 明るさ(ルーメン):200ルーメン以上あると、足元の安全確認や仕掛け作りに十分な明るさを確保できます。
- 赤色灯:魚は赤色の光を警戒しにくいと言われています。海面を照らしてしまった時の影響を最小限に抑えるため、赤色灯モードがあるモデルがおすすめです。

命を守るライフジャケットの正しい選び方と着用
暗闇の堤防では、足元の段差につまずいたり、海との境目を見誤ったりして海中へ転落するリスクが昼間よりも跳ね上がります。万が一の落水に備え、ライフジャケットは必ず着用してください。
堤防釣りで選ぶべきは、浮力材が入った「固定式(ゲームベストなど)」のライフジャケットです。コンパクトな膨張式(腰巻きタイプなど)は人気ですが、落水時に堤防のカキ殻やテトラポットに擦れると、気室(風船)が破れて浮力を失うリスクがあります。安全面を最優先し、擦れに強い固定式の着用を推奨します。
暗闇での作業をスムーズにするフィッシュグリップやフックリリーサー
釣れた後の処理を安全かつスムーズに行うための小道具も、夜釣りでは重要な役割を果たします。
安全に魚を掴むフィッシュグリップの必要性
前述の通り、夜の海には毒を持った魚が潜んでいます。また、真鯛の背びれも非常に鋭く、素手で触ると怪我をする恐れがあります。
釣れた魚の口をガッチリと挟んで固定できる「フィッシュグリップ」があれば、魚が暴れても安全にホールドできます。写真撮影の際にも、魚の鋭い歯やヒレから手を守りながらカッコよく持てるため、必須のアイテムと言えます。
素早く針を外せるフックリリーサーとプライヤー
暗闇の中で、魚の口の奥に掛かった針を素手で外すのは非常に危険です。魚が暴れて、ルアーの針が自分の指に刺さってしまう事故が後を絶ちません。
先が長くなっている釣り用の「プライヤー」や、針を引っ掛けて外す「フックリリーサー」を用意しておきましょう。これらを使えば、魚に触れることなく、安全かつスピーディーに針を外すことができます。
【夜の堤防タイラバ 必須装備チェックリスト】
| アイテム名 | 役割・重要性 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| ヘッドライト | 視界の確保、手元の作業(必須) | 200ルーメン以上、赤色灯付き |
| ライフジャケット | 落水時の命綱(必須) | 擦れに強い固定式(ゲームベスト等) |
| フィッシュグリップ | 毒魚や鋭いヒレからの保護 | 魚の重さに耐えられる堅牢なもの |
| プライヤー | 安全な針外し、ラインカット | サビに強いステンレス製、先端が長いもの |
| タモ網(ランディングネット) | 大型魚の取り込み | 足場から水面までの長さに余裕があるもの |
まとめ:タイラバを使って夜の堤防から大物と強い引きを楽しもう!
いかがでしたでしょうか。この記事では、手持ちのタックルを活かし、夜の堤防からタイラバで真鯛などの大物を狙うための具体的なノウハウを解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいしておきましょう。
道具選びから釣り方まで夜の堤防タイラバの重要ポイントをおさらい
夜の堤防タイラバ(ショアラバ)を成功させるための秘訣は、以下の3点に集約されます。
- タックルと重さ:手持ちのエギングロッドやシーバスロッドで代用可能。根掛かりを防ぐため、底が取れるギリギリの軽さ(15g〜30g程度)のヘッドを選ぶ。
- ルアーカラー:真っ暗な場所では「グロー(夜光)」、常夜灯周りではシルエットが際立つ「ブラック・レッド」を使い分ける。
- アクション:着底したら1秒も置かずにすぐ巻き始める(タッチ&ゴー)。夜は昼間よりも少し遅めのスピードで、止めずに「等速巻き(ただ巻き)」を徹底する。
これらの基本を守るだけで、高価なルアーをロストする恐怖から解放され、魚が釣れる確率はグッと上がります。
安全第一でルールを守りながら夜のショアラバを楽しもう
どんなに釣れるポイントでも、安全とマナーが最優先です。
夜の堤防は大変危険が伴います。ライフジャケットとヘッドライトは必ず装備し、危険な外道が釣れた時は絶対に素手で触らないよう徹底してください。また、深夜の釣りになるため、近隣住民の方への配慮(騒がない・車のエンジンをかけっぱなしにしない)や、ゴミの持ち帰りなど、釣り人としてのマナーをしっかり守りましょう。
また、港湾施設における「釣り禁止・立ち入り禁止区域(ソーラス条約に伴う保安区域のフェンス内など)」への侵入は法律や条例で厳しく罰せられます。必ず釣りが許可されている安全な堤防・釣り公園を選んで釣行してください。
船に乗らなくても、近所の安全な堤防から高級魚が釣れるのが「夜の堤防タイラバ」の最大の魅力です。暗闇の海から突如として伝わる、真鯛の「ゴンゴンッ!」という強烈な引き。その興奮を、ぜひご自身のルアーロッドで体感してください!
参考文献リスト
ヒロト
釣り歴は20年以上。タコジグ・タチウオテンヤ・イカメタル・タイラバ・マダイ&青物のエサ釣りなど過去にいろいろな釣りを経験。自分が経験したことや学んだことをお伝えできたらと考えています。




















