【タイラバ釣り座完全ガイド】釣果は席で決まる!有利な座席の選び方と不利を覆す4つの秘訣

「どうして隣の人ばかり釣れるんだろう…」「タイラバって、座る席で釣果が決まってしまうの?」遊漁船でタイラバを楽しんでいると、こんな悔しい思いをしたことはありませんか?自分だけアタリがなく、他の釣り座の人が次々と真鯛を釣り上げる状況は、焦りと疑念を生みますよね。

次回の釣行予約で「どの席がいい?」と聞かれた時、あるいは乗船前のくじ引きで、自信を持って有利な席を選びたい。そして、たとえ不利な席になったとしても、周りに負けないくらい真鯛を釣り上げたい。この記事は、そんなあなたのための「タイラバ釣り座・完全攻略ガイド」です。

この記事を最後まで読めば、以下のことが明確にわかります。

  • 船の各釣り座(ミヨシ・トモ・胴の間)のメリットとデメリット
  • 「ドテラ流し」「スパンカー流し」といった船の流し方で、どの席が有利になるか
  • 不利な釣り座でも釣果を出すための具体的なテクニック

釣り座の運に一喜一憂するのはもう終わりです。座席の特性を深く理解し、どんな状況でも対応できる「引き出し」を身につけて、ライバルに差をつける一本を掴み取りましょう!


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タイラバの釣果は釣り座で決まる?座席が重要な3つの理由

なぜ、遊漁船のタイラバでは釣り座によって釣果に大きな差が生まれるのでしょうか。それは、タイラバが「いかにフレッシュな(まだ誰も攻めていない)ポイントにルアーを一番乗りさせるか」が重要になる釣りだからです。そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。


ヒロト
釣り座は確かに重要ですが、まずは「なぜ差がつくのか?」を知ることが上達の第一歩です。この仕組みが分かると、釣りの面白さが倍増しますよ。

なぜ座る位置だけで真鯛の釣果に圧倒的な差が出るのか?

船は風や潮の力で流されながら、広範囲のポイントを探っていきます。このとき、船が流れていく方向の先頭に位置する釣り座は、まだ誰のルアーも通っていない、プレッシャーの低い真鯛が潜むポイントを一番に攻めることができるのです。

警戒心の低い真鯛は、目の前を初めて通るタイラバに、何の疑いもなく「パクッ」と食いついてきます。一方で、後から同じポイントを通るルアーは、すでに他のルアーを見た後で警戒心を増した真鯛を相手にすることになり、難易度が格段に上がってしまうのです。


タイラバ特有の「ファーストヒット(一等賞)」を狙える釣り座の重要性

特に朝イチやポイント移動直後など、魚の活性が高いタイミングでの「ファーストヒット」は、その日の釣果を占う上で非常に重要です。この最初の一匹を手にしやすいのが、まさに「有利な釣り座」に他なりません。

一番にポイントへ到達できる釣り座は、高活性な真鯛に最も効果的にアピールできます。このチャンスをものにできるかどうかで、最終的な釣果数が大きく変わってくるため、多くのベテランアングラーは釣り座にこだわるのです。


タイラバの釣果を左右する2大要素「潮の流れ」と「船の流し方」

では、その「有利な釣り座」は常に同じなのでしょうか?答えは「NO」です。有利な釣り座は、以下の2つの要素によって刻一刻と変化します。

  1. 潮の流れ:潮がどちらの方向からどちらへ流れているか。
  2. 船の流し方:船長が船をどのように操船しているか(ドテラ流し、スパンカー流しなど)。

この2つの組み合わせによって、「誰が一番最初にフレッシュなポイントを攻められるか」が決まります。つまり、このメカニズムを理解することこそ、タイラバの釣り座を攻略する最大のカギとなるのです。


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船首・船尾・中央はどう違う?各釣り座の基本特徴とメリット・デメリット

遊漁船の釣り座は、大きく分けて「ミヨシ(船首)」「トモ(船尾)」「胴の間(中央)」の3つに分類されます。それぞれの席には、釣りの有利・不利だけでなく、揺れやすさや快適性にも違いがあります。自分のレベルや好みに合った席を知っておきましょう。


ヒロト
釣れる席も大事ですが、まずは安全で釣りに集中できる席を選ぶことが最優先です。船に慣れることが、一番の釣果アップの近道ですよ。

船首「ミヨシ」:広範囲を探れるが揺れが大きく上級者向け

船の先端部分であるミヨシは、最も揺れが激しい座席です。波を切って進むため、上下動が大きく、立って釣りをするにはバランス感覚が求められます。しかしその反面、前方が開けているため、アンダーハンドでキャスト(投げること)しやすく、誰よりも広く探れるという大きなメリットがあります。

  • メリット:キャストしやすく広範囲を探れる、船の流し方によっては最高のポイントになる。
  • デメリット:最も揺れが大きく船酔いしやすい、常に波しぶきを被る可能性がある、上級者向け。

船尾「トモ」:揺れが少なくお祭りリスクも低い初心者向けの特等席

船の後方部分であるトモは、ミヨシとは対照的に船の揺れが最も少ない座席です。船のエンジンやスクリューがこの位置にあるため、船の挙動が安定しやすいのです。船酔いが心配な方や初心者の方には、まさに「特等席」と言えるでしょう。また、隣のアングラーとの距離も比較的広く、お祭り(糸絡み)のリスクが低いのも魅力です。

  • メリット:揺れが少なく快適、船酔いしにくい、お祭りリスクが低い、初心者におすすめ。
  • デメリット:船の排気ガスの匂いが気になる場合がある、流し方によっては不利になることも。

中央「胴の間」:両隣との間隔が狭く最もテクニカルな座席

船の中央部分に位置する胴の間は、ミヨシとトモの中間の揺れ具合です。この座席の最大の特徴は、両隣にアングラーがいるため、キャストできる範囲が極端に狭くなること。真下にルアーを落とす「バーチカルな釣り」が基本となります。

両隣とのお祭りを避けるための細やかなライン操作や、限られた範囲でいかにアピールするかというテクニックが求められるため、ある意味最も技術が試される座席と言えるかもしれません。

  • メリット:比較的揺れが少ない、船の中心で状況を把握しやすい。
  • デメリット:両隣との間隔が狭くお祭りしやすい、キャストがほぼできない、窮屈に感じることがある。

【比較表】ミヨシ・トモ・胴の間の特徴まるわかり一覧

各釣り座の特徴を一覧表にまとめました。予約時や乗船時の参考にしてください。

釣り座 揺れやすさ キャストのしやすさ お祭りリスク おすすめな人
ミヨシ(船首) 大きい しやすい(広範囲) 低い 上級者、体力に自信がある人
トモ(船尾) 少ない ややしやすい 低い 初心者、船酔いが心配な人
胴の間(中央) 普通 しにくい(ほぼ不可) 高い 中級者、テクニカルな釣りが好きな人

【最重要】船の流し方で激変!タイラバで本当に釣れる釣り座とは

ここまで各釣り座の基本的な特徴を見てきましたが、タイラバで最も重要なのは「船の流し方」との関係性です。船長が船をどう操船するかによって、有利になる釣り座は180度変わります。ここでは代表的な2つの流し方、「ドテラ流し」と「スパンカー流し」について解説します。


ヒロト
「ドテラ」や「スパンカー」と聞くと難しそうですが、要は船がどう流れるかを知ることです。分からなければ遠慮なく船長に「どっちが有利ですか?」と聞きましょう!

玄界灘や日本海で主流「ドテラ流し」で潮上(先回り)になる釣り座

「ドテラ流し」は、船のエンジンを切るか微速前進の状態で、船の側面(横腹)に風や潮を受けて、船を横方向に流していく操船方法です。主に玄界灘や日本海、外洋に面したエリアで多用されます。


ドテラ流しの基本と「潮上」「潮下」とは?

ドテラ流しでは、風と潮の合力によって船が流される方向の先頭が「潮上(かみ)」、その反対側が「潮下(しも)」と呼ばれます。船は潮上から潮下へと流れていくため、基本的には風を受ける側が潮上となり、その釣り座にいる人が常に新しいポイントへ一番にルアーを投入できることになります。

  • 潮上(しおかみ):風や潮が直接当たる側。ラインが船下に入っていく。圧倒的に有利。
  • 潮下(しおしも):風や潮の裏側。ラインが船から払い出される。不利な状況。

このため、ドテラ流しの釣りでは、潮上に座れるかどうかが釣果を大きく左右するのです。


風と潮の向きで変わる有利なタイラバの釣り座

ドテラ流しでは、船のどちら側が潮上になるかは、風と潮の向きの関係で決まります。船長は常に状況を判断して船の向きを調整するため、右舷が有利な時間帯もあれば、左舷が有利になる時間帯もあります。乗船したら、船がどちらに流されているかを常に意識することが重要です。ミヨシ側が潮上になることもあれば、トモ側が潮上になることもあります。


瀬戸内海や東京湾で主流「スパンカー流し(立て釣り)」で有利な釣り座

「スパンカー流し」は、船尾に張られた帆(スパンカー)で風を受け、船の向きを潮の流れに対して垂直にキープする操船方法です。船は前進も後進もせず、その場で位置をキープしながら釣りをします。潮流の速い瀬戸内海や東京湾、太平洋側の内湾などで主流の釣り方で、「バーチカル(垂直)な釣り」とも呼ばれます。


スパンカー流し(バーチカル)の仕組みと基本

スパンカー流しでは、船は潮の流れに乗ってポイント上を流れていきます。アングラーは全員、ルアーを真下に落として釣りをします。この時、潮が流れてくる方向(潮上)に船首を向け、船がポイントからズレないように船長がエンジンで微調整を行います。

ドテラ流しのように船全体が横滑りするわけではないため、アングラー間の有利・不利の差はドテラ流しほど大きくはありません。しかし、それでもわずかな差が生まれます。


払い出し側と吸い込み側、どちらの釣り座が有利?

スパンカー流しの場合、ミヨシ(船首)とトモ(船尾)が有利になる傾向があります。
船が潮上に対して船首を向けて立つため、ミヨシの釣り座は、船下に入り込んでいく「吸い込み潮」になりやすく、トモの釣り座は、船から離れていく「払い出し潮」になりやすいです。

一般的に、船下に入り込むミヨシ側の方がラインを真っ直ぐに立てやすく、正確な底取りがしやすいため有利とされています。逆に払い出しとなるトモ側は、ラインが斜めになりすぎるため重めのヘッドが必要になることもありますが、その分、広範囲を探れるというメリットもあります。


【比較表】ドテラ流しとスパンカー流しの有利な釣り座の違い

2つの流し方による有利な釣り座の違いをまとめました。釣行するエリアの船がどちらの流し方をメインにしているか、事前に確認しておくと良いでしょう。

船の流し方 主なエリア 有利な釣り座 不利な釣り座 ポイント
ドテラ流し 玄界灘、日本海、外洋 潮上側全体(風と潮を受ける側) 潮下側全体(風裏になる側) 有利・不利が明確に出やすい
スパンカー流し 瀬戸内海、東京湾、内湾 ミヨシ(吸い込み潮)、トモ(払い出し潮) 胴の間(中間に挟まれる) 釣り座による差は比較的小さい

タイラバ初心者も安心!遊漁船での釣り座の決め方とおすすめの選び方

「有利な釣り座があるのは分かったけど、そもそも釣り座ってどうやって決まるの?」という疑問にお答えします。遊漁船にはいくつかのルールがあり、それを知っておくことでスムーズに乗船できます。また、初心者や船酔いが心配な方が優先すべきことも併せて解説します。


ヒロト
釣り座が決まったら、まずは酔い止めを飲んでリラックスしましょう。体調が万全でなければ、どんな良い席でも楽しめません。準備が一番大事ですよ。

乗船前に知っておくべき釣り座の決め方3大ルール(先着順・くじ引き・船長指定)

遊漁船での釣り座の決め方は、船宿によって様々ですが、主に以下の3つのパターンに分けられます。

  • 先着順:港に集合した順番、あるいは船に乗り込んだ順番で好きな席を選べるルール。人気の釣り座を確保するために、早朝から港で待つ人もいます。
  • くじ引き・じゃんけん:乗船前に全員でくじを引いたり、じゃんけんをしたりして、勝った人から順番に席を選ぶ公平なルール。運も実力のうち、ということですね。
  • 船長指定:予約時や当日に船長が釣り座を指定するパターン。グループの人数や、初心者か上級者かなどを考慮して、船長が適切に配置してくれます。

どのルールを採用しているかは、予約時に船宿のホームページを確認したり、電話で問い合わせたりするのが確実です。ルールを知らずに当日を迎えると、慌ててしまう可能性があるので、事前の確認を忘れないようにしましょう。


船酔い対策と安全性を最優先した初心者向けの座席選びの目安

タイラバ初心者の方や、船酔いが心配な方が釣り座を選ぶ際に、釣果の有利・不利よりも優先すべきことがあります。それは「快適性と安全性」です。

船酔いが心配な方は、迷わず「トモ(船尾)」か「胴の間の中央寄り」を選びましょう。これらの席は船の重心に近く、最も揺れが少ないエリアです。特にトモは揺れが少なく、スペースも広いため、安心して釣りに集中できます。

逆に、最も避けるべきは「ミヨシ(船首)」です。ミヨシは波の影響を最も受けやすく、上下の揺れが激しいため、船に慣れていないと立っているのもやっとで、釣りどころではなくなってしまいます。釣果よりもまずは「船釣りに慣れること」「楽しむこと」を最優先に考え、無理のない座席選びを心がけましょう。


予約時に釣り座を指定できる船ならどこを選ぶべき?

もし予約時に釣り座を自由に指定できるのであれば、それは大きなチャンスです。しかし、当日の風や潮の状況がわからない中で、どこを選べば正解なのでしょうか?

一つの考え方として、「どちらに転んでも対応しやすい席」を選ぶのが賢明です。具体的には、ミヨシやトモの両端がそれに当たります。

指定する釣り座 理由 注意点
ミヨシ(船首) キャストで広範囲を探れるため、潮下になってもある程度カバーできる。 揺れが激しいことを覚悟する必要がある。体力に自信がある方向け。
トモ(船尾) 揺れが少なく快適。エンジンによる水流の変化で思わぬヒットゾーンになることも。 ドテラ流しで完全に潮下になると、厳しい状況になりやすい。

最終的には好みになりますが、「揺れてもいいから攻めの釣りをしたい」ならミヨシ、「快適性を重視しつつチャンスを窺いたい」ならトモ、というのが一つの目安になります。


不利な釣り座でも釣果UP!タイラバで潮下を克服する4つの攻略法

「今日はくじ運が悪くて、潮下の釣り座になってしまった…」そんな日でも、諦めるのはまだ早いです。不利な状況を覆し、周りが釣れていない中で価値ある一枚を釣り上げるための、具体的なテクニックを紹介します。これらの「引き出し」を持っているかどうかが、アングラーの真価が問われる場面です。


ヒロト
不利な釣り座は、実はテクニックの引き出しを増やす絶好のチャンスです。ここで釣れた一匹は、最高の席で釣れた十匹分の価値がありますよ。

テクニック①:キャスティング(投げるタイラバ)でフレッシュなポイントを切り開く

潮下の釣り座で最も有効な対策が「キャスティング」です。他の人が真下に落としている中で、自分だけが船から離れた、まだ誰も攻めていないフレッシュなポイントにルアーを届けることができます。

ドテラ流しの場合、潮下側はラインが船から払い出される方向に流れます。この流れを利用して、アンダーハンドで軽くキャストするだけで、ルアーは沖へと面白いように飛んでいきます。着底後、斜めに引いてくることで、真下に落とすバーチカルな釣りとは違う角度で真鯛にアピールでき、リアクションバイト(反射食い)を誘発しやすくなります。

【重要】安全のためのキャスティングルール
キャストは他の乗船者にとって危険を伴う行為です。必ず周囲の安全を確認し、「投げます」と一声かけることを徹底しましょう。お祭りやトラブルを避けるため、キャストはアンダーハンドが基本です。混雑した船や船長の指示がある場合は、キャストを控える判断も重要です。


テクニック②:TG(タングステン)ヘッドへの変更で誰よりも速く底を取る

潮下では、潮の流れと船の移動が同調し、ラインが大きく斜めに出ていきます。こうなると、軽いヘッドでは底が取りにくくなり、釣りの効率が著しく低下します。こんな時こそ、高比重な「TG(タングステン)ヘッド」の出番です。

鉛製のヘッドと同じ重さでも、タングステンは体積が小さいため、水中での抵抗が少なくなります。これにより、速い潮の中でもスッと沈み、誰よりも早く、そして正確に底を取ることが可能になります。さらに、同じ重さの鉛よりシルエットが小さくなるため、喰い渋る真鯛に対してプレッシャーを与えにくく、口を使わせやすいという大きなメリットもあります。


テクニック③:ネクタイの波動・カラー調整でスレた真鯛に口を使わせる

潮下の釣り座は、他の人が釣った後の「おこぼれ」を狙う形になりがちです。一度ルアーを見た真鯛は、警戒心が高まり、簡単には口を使いません。このような「スレた真鯛」に効くのが、ルアーの微調整です。

  • 波動を弱くする:幅広で強く水を動かす(アピールの強い)カーリーネクタイから、細身で微波動のストレートネクタイに変更する。
  • シルエットを小さくする:ヘッドのサイズを小さく見せるため、TGヘッドにしたり、ネクタイやスカートの本数を減らしたりする。
  • カラーをナチュラルにする:派手なオレンジやレッドから、海藻や甲殻類に似せたグリーン、ブラウン、ブラックなどの「地味色」に変えてみる。

周りがアピールの強いセッティングで釣っている時こそ、あえてその逆を試す「引き算の釣り」が、スレた真鯛を攻略するカギとなります。


テクニック④:「お祭り」を回避するライン操作とフォールテクニック

胴の間や潮下の釣り座で特に気をつけたいのが、両隣のアングラーとの「お祭り(ラインが絡むこと)」です。これを避けるためには、自分のラインが常にどうなっているかを把握し、コントロールする必要があります。

特にラインが斜めに出やすい状況では、着底したルアーを回収する際に、隣の人のラインとクロスしてしまう危険性が高まります。回収時は、ただ高速で巻くのではなく、竿先を下げて自分のラインを水面近くに保ち、隣の人のラインの下をくぐらせるように意識すると、お祭りのリスクを大幅に減らすことができます。


【一覧表】不利な釣り座(潮下)でのタックル&アクション調整術

潮下になってしまった場合に試すべき調整を一覧にまとめました。状況に応じてこれらを組み合わせてみましょう。

調整項目 具体的な対策 目的・効果
ヘッド 鉛 → TG(タングステン)に変更 / 10g〜20g重くする 着底感度UP、フォール速度UP、喰わせ能力UP
ネクタイ(波動) カーリー(強)→ ストレート(弱)に変更 スレた真鯛への違和感を減らす、喰わせの間を作る
ネクタイ(カラー) 派手色(オレンジ/赤)→ 地味色(緑/黒/茶)に変更 プレッシャーの高い状況に対応、ベイトに合わせる
アクション バーチカル → キャスティング(斜め引き) フレッシュなポイントを攻める、リアクションバイト誘発

潮変わりで形勢逆転?時間帯で変わるタイラバ釣り座攻略法

「朝イチはミヨシが爆釣だったのに、昼前からトモが釣れ出したぞ…?」タイラバ船では、こんな「釣り座の有利・不利が逆転する現象」が頻繁に起こります。これには、潮の動きが大きく関係しています。このメカニズムを理解すれば、1日の中で戦略的に立ち回ることが可能になります。


タイラバ釣行中に有利な釣り座が1日の途中で変化するメカニズム

有利な釣り座が逆転する最大の要因は「潮の転流」です。潮は常に一定の方向に流れているわけではなく、満潮と干潮のタイミングで流れが緩やかになり(潮止まり)、やがて逆方向に流れ始めます(転流)。

例えば、ドテラ流しで考えてみましょう。午前中は右舷から潮が当たっていたため、右舷側が「潮上」で有利な釣り座でした。しかし、潮が転流して左舷から潮が当たるようになれば、今度は左舷側が「潮上」となり、有利・不利が完全に逆転するのです。

この変化は、船長の操船にも影響を与えます。船長は常に最高のポイントに船をつけようとするため、潮の変わり目には船の向きを大きく変えることがあります。その結果、今まで潮下だった席が、一気に特等席に変わる可能性があるのです。


「潮止まり」と「転流」のサインを見極める方法

では、その重要なタイミングをどうやって見極めれば良いのでしょうか。いくつかのサインに注目してみましょう。

  1. アタリがパタリと止まる:今までコンスタントにアタリがあったのに、船中誰の竿も曲がらなくなるのは、潮が緩んできた「潮止まり」のサインかもしれません。
  2. ラインの角度が変わる:自分のタイラバのラインが、今までと違う角度で入っていくようになったら、潮の流れが変わった証拠です。船下に入っていたラインが払い出すようになったり、その逆が起きたりします。
  3. 船長の動きに注目する:船長が頻繁に操舵室を出入りしたり、GPSや魚探を熱心に確認し始めたら、潮の変化を読んで船のポジションを調整しようとしているサインです。

潮止まり・転流時を見据えた戦略的なルアーローテーション術【比較表】

潮の変化は、ルアーセレクトにも大きな影響を与えます。状況に合わせたルアーローテーションで、チャンスをものにしましょう。

潮の状況 魚の活性(傾向) おすすめのルアーセッティング
潮がガンガン効いている時 高活性。リアクションバイトしやすい。 アピールの強いカーリーネクタイ、派手なカラー(オレンジ/レッド)で手早く探る。
潮止まり(流れが緩い時) 低活性。じっくり見せて喰わせる必要がある。 微波動のストレートネクタイ、ナチュラルカラー(グリーン/ブラック)、軽いヘッドでゆっくり見せる(フォールで喰わせる)。
転流直後(流れ始め) 活性が再び上がり始める。喰い気が立つ。 その日のヒットパターンを試しつつ、アピール力を少し上げ、魚の反応を見る。

特に「潮止まり」は、一般的に釣れない時間とされていますが、工夫次第で口を使わせることが可能です。他の人が休憩している間に、軽いヘッドと食わせ系のネクタイでじっくり攻めることで、周りが驚く一枚を手にできるかもしれません。


ヒロト
潮止まりはアタリが減りますが、大物が油断するチャンスタイムでもあります。周りが休んでいても、諦めずに巻き続けることが大物への近道ですよ。

まとめ:タイラバの釣り座を理解し、どんな席でも釣果を出すアングラーへ

今回は、タイラバにおける釣り座の重要性から、各座席の特徴、船の流し方による有利・不利、そして不利な状況を覆すための具体的なテクニックまで、幅広く解説してきました。最後に、これからのあなたのタイラバ釣行がより一層楽しく、実りあるものになるための大切なポイントをまとめます。


どの座席になっても対応できる柔軟な引き出しを身につけよう

タイラバの釣り座は、確かに釣果に大きな影響を与えます。しかし、毎回必ず有利な席に座れるとは限りません。本当に大切なのは、くじ引きや先着順の結果に一喜一憂するのではなく、「与えられた状況の中で、いかに自分の釣りをアジャスト(調整)させるか」という視点を持つことです。

潮上になったら、手返し良く高活性な魚を狙う。潮下になったら、キャスティングやルアーセレクトの工夫で、スレた魚に口を使わせる。胴の間なら、お祭りを回避しつつ、丁寧なフォールで真下にいる魚を誘う。

この記事で紹介したようなテクニックは、いわばあなたの「引き出し」です。たくさんの引き出しを持っていれば、どんな釣り座になっても、その場その場で最適な答えを導き出すことができます。不利な状況でこそ試行錯誤し、価値ある一匹を釣り上げた経験は、あなたを大きく成長させてくれるはずです。


同船者へのマナーを大切にしてみんなで楽しいタイラバ釣行を

最後に、そして最も大切なことですが、遊漁船は多くの人が乗り合わせる公共の場です。有利な釣り座、不利な釣り座があるのは事実ですが、それはあくまで釣りのシステム上の話。同船するアングラーは、ライバルであると同時に、同じ趣味を愛する「仲間」でもあります。

  • キャストする際は後方を確認し、一声かける。
  • お祭りしてしまったら、お互いに「すみません」と声を掛け合い、協力して解く。
  • タモ入れ(魚の取り込み)は、近くの人が協力してあげる。
  • 船長や周りの人が釣れたら、「ナイスフィッシュ!」と祝福する。

こうした小さな気配りやマナーが、船全体の雰囲気を良くし、全員が一日を気持ちよく過ごすための秘訣です。お互いに尊重し合い、情報交換をしながら楽しむことで、タイラバという釣りはもっともっと面白くなります。

釣り座の知識とテクニックを武器に、そして周りの人への感謝とマナーを忘れずに、最高のタイラバ釣行を楽しんでください!



ヒロト

釣り歴は20年以上。タコジグ・タチウオテンヤ・イカメタル・タイラバ・マダイ&青物のエサ釣りなど過去にいろいろな釣りを経験。自分が経験したことや学んだことをお伝えできたらと考えています。






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