瀬戸内では、タイサビキという釣法でマダイを釣ります。
非常に変わった釣り方です。
数釣りはもちろん、大型も狙えます。
ここでは、タイサビキの仕掛けと動かし方についてご紹介します。
タイサビキとは
タイサビキとは、明石や小豆島など瀬戸内で行われる釣法です。潮が速い地域で適しています。
サビキはサビキでも、波止でのサビキ仕掛けとはまったく異なります。
タイサビキ専用の仕掛けが販売されています。
仕掛けが長いのが大きな特徴となっています。
長いもので15mに達することがあります。
マダイの多点掛けが期待できます。
タイサビキの仕掛けは工夫次第で無限にあります。
マダイの反応は、針に付けられたサバ皮などのカラーや長さなどによって変わることがあります。
そのため、どのような仕掛けを使うかで釣果に差が出ることもあります。
タイサビキの時期・時間帯
タイサビキの時期は12~4月頃まで楽しむことができます。3月頃になると大型が釣れ出します。
タイサビキのおすすめの時間帯(時合)は朝一(朝マズメを含む)であることが多いです。
釣りはじめからが勝負です。
時合を逃すと、厳しい釣りになってしまいます。
タイサビキの仕掛け
タイサビキの仕掛けについてご紹介します。仕掛けは次のとおりです。
竿
竿は6:4など胴調子の船竿を使います。
マダイ専用竿などが適しています。
60~80号までのオモリに対応したものがおすすめです。
長さは2~3mが釣りやすいです。
リール
リールは小型の両軸リールを使います。
カウンターが付いていると、マダイのいるタナを把握するのに便利です。
最低でも道糸が150m巻けるキャパが必要です。
道糸
道糸はPEの1~1.5号を使います。
太すぎると、道糸がフケすぎてしまってトラブルの原因となります。
150m以上巻いておきます。
ハリスなど
基本的には、市販のタイサビキ用仕掛けや釣り船で販売されている仕掛けを購入するとよいです。
ハリスは2~3号前後です。
幹糸は3~4号前後です。
全長は6~8mが多いですが、もっと短いものやもっと長いものもあります。
気に入った仕掛けがなければ自作するとよいです。
ただし、仕掛けの長さなどについては船で指定されることがあります。
事前に確認しておくとよいです。
オモリ
オモリは20~80号を使います。
船で統一されることが多いです。
タイサビキの釣り方・コツ
タイサビキの釣り方・コツについてご紹介します。まず、サミングしながら仕掛けを底まで沈めます。
着底すれば糸ふけを取ります。
釣り方は非常にシンプルです。
一定の速さで巻き上げてくるだけです。
竿を持って、リールのハンドルを回し続けます。
意外と上の方のタナで喰ってくることもあります。
基本はゆっくり巻き上げます。
アタリがなければ、いろいろな速さを試してみます。
アタリは、竿先にガツガツと明確に出るのですぐにわかります。
アタリがあっても、そのまま巻き続けます。
合わせたり、止めたりしないようにします。
誘い方から合わせまで、タイラバによく似ています。
マダイが引き込めば、竿の弾力を活かしてやり取りします。
引き込んでいる時は巻くのを止めて、引き込みが止むのを待ちます。
海面まで上がってくれば、網ですくいます。
それは、合わせないので、針がしっかり掛っていないことが多いためです。
釣り上げた後は、仕掛けが長いので注意が必要です。
絡まってしまうと大きな時間のロスです。
仕掛けを絡ませないように慎重に扱います。
関連記事
おすすめ