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マダイ釣りと言えば、タイラバが大人気です。
マダイが比較的簡単に釣れます。
その中にドテラ流しタイラバというものがあります。
これはどのような釣法なのでしょうか?
ここでは、ドテラ流しタイラバの釣り方などについてご紹介します。
ドテラ流しとは
ドテラ流しとは船の流し方のことです。エンジンを切った状態で、風と潮にまかせて船を流します。
通常、船とタイラバはどんどん遠ざかっていきます。
ラインは斜めの軌道になります。
この状態でリールを巻くと、タイラバは斜め上に移動します。
横方向の動きが多いことから横の釣りと言われています。
シーアンカーを使って、船と潮を同調させて流すこともあります。
つまり、船とタイラバが同じ速さで流れます。
タイラバは船の真下にあり続けます。
そのため、縦の釣りと言われています。
![【タイラバ】ドテラ流しの釣り方](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2021/12/madai12092.jpg)
ドテラ流しタイラバのメリット
ドテラ流しタイラバのメリットについてご紹介します。マダイは底付近にいます。
底付近と言っても、底の幅広いタナにいるわけではなく、一定のタナに固まっています。
しかも、マダイは上にタイラバを追いかける範囲(以下、有効タナ)が決まっています。
横には追ってきますが、ずっと上に追い続けることはありません。
ドテラ流しは、上でも解説したようにタイラバを斜め上に引くことができます。
そのため、有効タナを長く引くことができます。
船とタイラバの距離が広がれば広がるほど、引ける距離は長くなります。
縦の釣りでは、引ける距離が短いです。
このことから、ドテラ流しの方がマダイによりアピールできます。
![【タイラバ】ドテラ流しの釣り方](https://fishingreat.com/wp-content/uploads/2021/12/madai12091.png)
また、ドテラ流しにおいては船は横へ流れていきます。
釣り人は、船の片側から竿を出すことになります。
そのため、オマツリなどのトラブルが少なくなります。
ドテラ流しタイラバの釣り方
まず、タイラバを投入します。タイラバを底まで沈めていきます。
潮が速いと船が流されるので、船とタイラバの距離が広がりやすいです。
距離が広がると、有効タナを長く引けます。
ただし、ラインが水深以上に出ていくことになるので、タイラバの着底がわかりにくくなります。
わかりにくい場合は、重いタイラバを使うようにします。
150g以上を使うこともあります。
着底すれば、すぐに巻き上げます。
一定のタナまで巻き上げれば再度底まで沈めます。
タイラバを巻き上げれば巻き上げるほど、次に底まで沈めた際の船とタイラバの距離が広がります。
上の方まで巻き上げてから沈めた方が、着底までの時間が長くなるためです。
その時間も船は流れています。
このようにすれば、意図的に有効タナを長く引けるようになります。
フォールスピードを遅くしても同じです。
等速巻きをするのは通常のタイラバと同じです。
ただし、注意しなければならばならないことがあります。
それは、タイラバの移動速度です。
通常のタイラバであれば、リールを巻く速度がタイラバの移動速度です。
しかし、ドテラ流しでは船が移動する速度も加わります。
つまり、タイラバの移動速度=リールを巻く速度+船が移動する速度ということになります。
このことを考慮した上で、リールを巻く速度を調整しなければなりません。
船とタイラバの距離が広がっているほど、アタリがわかりにくいです。
糸フケが発生しているためです。
根掛かりしたのではという重みを感じることがありますが、この時点でマダイが掛かっていることが多いです。
そのため、違和感があってもとにかく巻き続けます。
ラインがまっすぐになると、マダイが掛かっていれば反転します。
その際向こう合わせの状態になるので、このタイミングでしっかり合わせます。
あとは、無理をせずにゆっくり巻き上げるとよいです。
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