【堤防タイラバ】マダイが釣れる時期はいつ?初心者でもボウズを避ける極意とは

「船釣りのタイラバはお金もかかるし、船酔いも心配……。近所の堤防から、ルアーで立派なマダイが釣れたらいいな」

YouTubeなどでショアラバ(堤防からのタイラバ)の動画を見て、こんな風に感じたことはありませんか?高級魚の代表であるマダイが、いつもの堤防から釣れるなら、ぜひチャレンジしてみたいですよね。

しかし、いざ海へ行こうと思っても「具体的にいつ行けばいいの?」「せっかく道具を買っても、ボウズ(釣果ゼロ)は絶対に避けたい」と悩んでしまう方も多いはずです。

この記事では、堤防からタイラバを投げてマダイが釣れる「ベストな時期と季節」をわかりやすく解説します。季節ごとのマダイの動きや、時期に合わせた釣り方のコツを知れば、初心者でも憧れのマダイに出会える確率がグッと上がります。正しい知識を身につけて、堤防からのエキサイティングな釣りを楽しみましょう!


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堤防タイラバ(ショアラバ)でマダイが釣れる時期・ベストシーズン

船からのタイラバなら一年中マダイを狙えます。しかし、陸っぱり(堤防)からの釣りとなると、マダイが岸近くに寄ってくる時期を狙う必要があります。

ここでは、堤防タイラバでマダイが釣れやすい時期と、それぞれの季節の特徴を解説します。


最もおすすめな時期は大型が狙える「春」と数釣りの「秋」

堤防タイラバのベストシーズンは、ズバリ「春」と「秋」です。この時期は水温がマダイにとって適温になります。そのため、エサを求めて浅い堤防周辺まで活発に回遊してくるからです。


春の「乗っ込み」は大型マダイのビッグチャンス

春(3〜5月頃)「乗っ込み(のっこみ)」と呼ばれる産卵期にあたります。マダイは産卵に備えて、栄養を蓄えるために浅場(シャロー)へ押し寄せてきます。

この時期の特徴は以下の通りです。

  • 大型のサイズが釣れやすい
  • エサを積極的に追うため警戒心が薄れやすい
  • 浅い水深(5〜10m程度)でもヒットする

堤防からでも、驚くような大物が「ドカンッ」と食いつく夢のある時期です。


秋の「荒食い」は数釣りが楽しめる絶好のシーズン

秋(9〜11月頃)は、冬の寒さに備えてマダイがエサを荒食いする時期です。春の産卵で生まれた小ダイも成長し、群れで行動することが多くなります。

秋の堤防タイラバには、こんな魅力があります。

  • 小型から中型を中心に数釣りが楽しめる
  • 様々な小魚を追いかけるため引きが強い
  • 青物など嬉しいゲスト(他の魚)も釣れやすい

アタリが多くなるため、初心者の方がタイラバの感覚を掴むのに最適な季節です。


ヒロト
秋は小型のマダイも多いですが、アタリを感じる最高の練習になります。針掛かりしなくても焦らず、そのまま等速で巻き続ける感覚をこの時期に養いましょう。

【表】春と秋の堤防タイラバベストシーズン比較
季節(時期) 釣れるサイズ 釣りやすさ(数) 主な特徴
春(3〜5月) 大型(大ダイ) 普通 産卵前の荒食い。浅場まで入ってくるため狙いやすい。
秋(9〜11月) 小型〜中型 多い 冬に備えた荒食い。アタリが多く初心者におすすめ。

夏と冬の堤防タイラバは釣れない?厳しい時期の可能性

春と秋がベストシーズンなら、夏や冬は諦めるしかないのでしょうか?結論から言うと、夏と冬でも堤防からマダイを釣ることは可能です。

ただし、水温が極端になるため、少し工夫が必要です。


夏場の高水温期におけるマダイの動きと堤防でのチャンス

真夏は水温が高くなりすぎるため、マダイは涼しい深場へ移動してしまいます。そのため、日中の浅い堤防では釣るのが難しくなります。

しかし、朝夕の涼しい時間帯や、潮の流れが速くて水が入れ替わる場所を選べば、十分にチャンスはあります。


冬場の低水温期におけるマダイの動きと堤防でのチャンス

真冬は水温が下がり、マダイの動きが鈍くなります。体力を温存するため、水温が安定している海の底にじっと潜んでいます。

ルアーへの反応は渋くなりますが、水深のある堤防を選び、目の前をゆっくりとルアーを通すことで、冬でも貴重な1匹を引き出すことができます。


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【春・秋】タイラバ釣果が伸びる!ハイシーズンの堤防での釣り方

ベストシーズンである春と秋。この二つの季節はどちらもよく釣れますが、マダイの狙っているエサや動き方が異なります。

季節に合わせた釣り方をマスターして、釣果を確実に伸ばしましょう。


春(3〜5月)の時期は浅場(シャロー)とスロー巻き

春は産卵を控えたマダイが、ゴカイなどの虫エサや、動きの遅い底生生物を食べていることが多い季節です。


水温上昇とともに浅場へやってくる春のパターン

春のマダイは、日光で水温が上がりやすい浅い場所(シャローエリア)に集まります。水深が5~10mほどの堤防でも、十分に射程圏内に入ります。

足元の基礎石周りや、少し沖にある砂地と岩の境目などを重点的に狙ってみてください。


春の堤防タイラバに最適なスロー巻きのコツ

春のマダイは大きな体を揺らして、ゆっくりとエサを探しています。そのため、タイラバも「スロー巻き(ゆっくりとしたリール巻き)」が基本です。

マダイがルアーに追いつきやすくなるよう、フワッフワッと底の近くを漂わせるように動かしましょう。


秋(9〜11月)の時期は堤防先端と早巻き

秋はイワシやキビナゴなど、すばしっこい小魚(ベイトフィッシュ)を追いかけていることが多い季節です。


小魚を追って広範囲を泳ぎ回る秋のパターン

小魚を食べている秋のマダイは、遊泳力が高く、広範囲を泳ぎ回っています。そのため、潮通しの良い(潮の流れが速い)堤防の先端部分が絶好のポイントになります。

潮目(海面にできる帯状の波紋)を見つけたら、そこに小魚が集まっている合図です。積極的にタイラバを投げ込みましょう。


秋の堤防タイラバに最適な早巻きとリアクション狙い

逃げ惑う小魚を演出するため、秋は「早巻き」が効果的です。春よりも少し速いスピードで、スイスイと素早くタイラバを巻き上げます。

早い動きにマダイのスイッチが入り、反射的に「ガツンッ」と飛びついてきます。力強い引きを存分に楽しめるのが秋の醍醐味です。


ヒロト
秋の早巻きではマダイだけでなく青物(ブリの若魚など)が掛かることも多いです。リールのドラグは少し緩めに設定しておき、不意の強い引きに備えましょう。

【夏・冬】オフシーズンの特徴と堤防タイラバ攻略法

水温が厳しくなる夏と冬は、マダイの活性が下がります。しかし、全く釣れないわけではありません。それぞれの季節の弱点をカバーする立ち回りを身につけましょう。


夏(6〜8月)の時期は朝夕のマズメ時と高水温対策がカギ

真夏の堤防は強い日差しで水温が急上昇します。マダイも人間と同じように、暑さを避けて涼しい場所へ移動します。


涼しい時間帯(朝マズメ・夕マズメ)に勝負をかける

夏場は、1日の中で最も水温が下がる「朝マズメ(日の出前後の時間帯)」「夕マズメ(日没前後の時間帯)」に集中して狙います。

この時間帯はプランクトンが活動を始め、小魚も動き出すため、マダイの食い気が一気に上がります。日中はおとなしく休憩し、涼しい時間帯に短期集中で勝負しましょう。


夏場は潮通しの良い堤防エリアで高水温を避ける

場所選びも重要です。湾の奥まった場所はお湯のように水温が上がってしまうため避けます。外海に面した潮通しの良い堤防を選ぶのが正解です。

新鮮な海水が流れ込んでくる場所は水温が安定しやすいため、マダイも快適にエサを追いかけることができます。


冬(12〜2月)の時期は水温が安定する深場(ボトム)をタイトに狙う

冷たい風が吹く冬は、表層の海水が冷やされます。そのため、マダイは比較的水温が温かく安定している深い場所(ディープエリア)に身を潜めます。


冬場のマダイは深場(ディープ)の底付近に集まる

冬の堤防タイラバでは、足元からドンッと深くなっている堤防や、沖に深い溝がある場所を探します。水深が15m以上あるような場所が理想的です。

マダイは底(ボトム)に張り付くようにしているため、タイラバが浮き上がらないように重めのルアーを使うのがコツです。


アタリが小さい冬場に効果的なデッドスロー巻き

体力を消耗しないように動く冬のマダイは、エサを吸い込む力も弱くなります。アタリも「コツッ……」と非常に小さくなります。

そのため、春よりもさらに遅い「デッドスロー巻き(超低速巻き)」で、タイラバをマダイの目の前に長く見せ続ける必要があります。焦らずにじっくりと海底をなめるように探りましょう。


ヒロト
冬は寒さで手先の感覚が鈍り、着底やアタリを見逃しやすくなります。防寒グローブは必須ですが、指先だけ出せるタイプにすると糸の感覚が分かり便利ですよ。

【表】夏と冬の厳しい時期の攻略ポイント
季節(時期) 狙う時間帯 選ぶべき堤防の条件 タイラバの巻き方
夏(6〜8月) 朝夕のマズメ時 外海に面した潮通しの良い堤防 やや早巻きでリアクション狙い
冬(12〜2月) 日中の水温が上がる時間 水深が深く、水温が安定する堤防 底付近を超低速で巻く(デッドスロー)

時期×潮・時間帯でハズさない!釣れる堤防選びの極意

いくら良い時期を選んで正しい釣り方をしても、マダイがいない堤防にタイラバを投げていては釣れません。季節ごとの水温や潮の動きに合わせて、マダイが集まりやすい堤防を選ぶことが重要です。


春秋の時期は「大潮・中潮」で潮通しの良い沖堤防へ

マダイの活性が高まる春と秋のハイシーズンは、潮の動きがカギを握ります。特に、満月や新月の前後にあたる「大潮」や「中潮」の日がおすすめです。


潮の動きがマダイの捕食スイッチを入れる理由

潮の干満差が大きい大潮や中潮の日は、海水の流れが速くなります。潮が動くとプランクトンが流され、それを食べる小魚が活発に動き出します。

その結果、小魚を狙うマダイの「捕食スイッチ」がカチッと入り、エサを求めて浅い堤防まで回遊してくるため、タイラバへの反応が劇的に良くなるのです。


沖堤防での立ち位置と釣れる潮目の狙い方

春秋に選ぶべきは、岸から離れた場所にある「沖堤防(渡船で渡る防波堤)」や、外海に面した長い堤防です。これらの場所は潮通しが抜群に良いためです。

釣り座(立ち位置)を決めたら、海面に帯状にできる波紋の境界線「潮目(しおめ)」を探しましょう。潮目はプランクトンや小魚が溜まりやすい一等地なので、そこへ向けてタイラバを「シュルルッ」と遠投するのが釣果を上げる極意です。


ヒロト
潮目は時間とともに移動します。足元から遠ざかっていく時は重いルアーで遠投し、近づいてくる時は足元までより丁寧に巻くよう意識してみてください。

夏冬の時期は「急な水温変化」を避ける漁港ディープエリアを探す

一方で、夏や冬の厳しい時期は、潮の動きよりも「水温の安定」を最優先して釣り場を選びます。


水温が安定しやすいドン深の漁港堤防を狙う

浅い場所は外気温の影響を受けやすく、夏はお湯のように熱くなり、冬は氷水のように冷たくなってしまいます。そこで狙うべきは、足元から水深が10m以上ある「ドン深(急激に深くなっている)の漁港堤防」です。

水深がある場所の底付近は、季節を問わず水温が一定に保たれているため、マダイの快適なオアシスとなります。


船の通り道(ミオ筋)などの地形変化を読み解く

深い漁港の中でも、特に狙い目なのが「ミオ筋(船が通るために人工的に深く掘られた溝)」です。

周りよりも一段深くなっているためマダイが身を隠しやすく、潮の通り道にもなります。タイラバを引きながら「コツンッ」と海底の起伏を感じたら、その周辺を丁寧に探ってみましょう。


堤防タイラバ(ショアラバ)に最適な時期を問わないタックルバランス

堤防からタイラバを遠投するには、船釣りとは少し異なるタックル(釣り道具)が必要です。しかし、専用の道具でなくても十分に楽しむことができます。


ロッドは9ft〜10ft前後のショアジギング・シーバスロッド

堤防から広く探るためには、ルアーを遠くまで飛ばす「遠投力」が求められます。


適合ルアーウェイトを守りロッドの破損を防ぐ

お手持ちのルアーロッドを堤防タイラバに流用する場合、以下の点を必ずチェックしてください。

  1. 長さ:9ft〜10ft(約2.7m〜3m)あると遠投しやすい
  2. 硬さ:M(ミディアム)〜MH(ミディアムヘビー)クラス
  3. ルアー重量:使用するタイラバ(30g〜60g)が、ロッドに記載された「適合ルアーウェイト(MAX〇〇g)」の範囲内であること

一般的なシーバスロッドのMクラスは「MAX35〜40g」程度に設定されていることが多く、そこに60gの重いタイラバをつけてフルキャストするとロッドが折れる危険性があります。重いタイラバを投げる場合は、より丈夫なライトショアジギングロッドを使用してください。


タイラバ専用ロッドと汎用ロッドのメリット比較

ショアラバ(堤防タイラバ)専用ロッドは、マダイ特有の「コンコンッ」というアタリを弾かずに乗せる(針掛かりさせる)ためのしなやかな穂先を持っています。一方、汎用ロッドは他の釣りにも使えるというメリットがあります。

まずは安全に投げられる汎用ロッドで挑戦し、本格的にハマったら専用ロッドの購入を検討するのがおすすめです。


リールはシマノ・ダイワの3000番〜4000番スピニングリール

リールは、遠投に適した「スピニングリール」を使用します。


巻きの安定感を生み出すリールのサイズ選び

リールのサイズは、シマノやダイワの基準で「3000番〜4000番」が最適です。

このサイズなら、太いラインを十分な長さ(200m程度)巻くことができ、大型のマダイが掛かっても力負けせずに巻き寄せることができます。


堤防タイラバではハイギア(HG/XG)が圧倒的に有利

リールのギア比(1回転でどれだけ糸を巻き取れるか)には種類があります。

【表】ノーマルギアとハイギアの比較
ギアの種類 特徴 ショアラバにおける適性
ノーマルギア ゆっくり一定の速度で巻きやすい 船釣りでは主流だが、ショアからの遠投や糸フケ回収にはやや不向き。
ハイギア(HG/XG) 巻き取りが速く、糸フケ回収と手返しに優れる 堤防タイラバの基本。素早い着底からの巻き出し(タッチ&ゴー)に必須。

船のタイラバではノーマルギアが推奨されることが多いですが、堤防タイラバ(ショアラバ)では風に流された糸を素早く一直線に回収し、着底後すぐに巻き始める必要があるため、巻き取りスピードの速い「ハイギア(HG)またはエクストラハイギア(XG)」を強くおすすめします。


ラインとリーダーは強度のバランスを合わせるのが鉄則

ライン(釣り糸)は、感度が良くて飛距離が出るPEラインを使用します。


飛距離と感度を両立するPEラインの号数選び

PEラインの太さは「0.8〜1.2号」が基本です。細いほど風や潮の抵抗を受けにくく遠投できますが、初心者はキャスト時の糸切れ(高切れ)トラブルを防ぐために少し太めの「1号または1.2号」から始めると安心です。

長さは、遠投して底を取ることを考慮して200m巻いておきましょう。


キャスト時の高切れを防ぐリーダーの結び方と長さ

PEラインの先には、海底の岩などで擦れて切れるのを防ぐために「ショックリーダー(透明なフロロカーボン糸)」を1〜1.5mほど結びます。

この時、リーダーの強度がPEラインの強度を上回らないようバランスを取ります(PE0.8号ならリーダー3〜4号、PE1号ならリーダー4〜5号)。

また、キャストする際は、糸の結び目(ノット)をロッドの先端のガイド(輪っか)の中に入れないように垂らしの長さを調整してください。結び目がガイドに引っかかると、ルアーだけが飛んでいく「高切れ」の原因になり大変危険です。


ヒロト
堤防は足元にカキ殻などが付いていることが多いです。魚を取り込む際、リーダーが足元で擦れると簡単に切れるため、最後まで竿を立てて魚を浮かせましょう。

堤防で使うタイラバ(ルアー)の時期に合わせた重さとカラー

堤防から投げるためのタイラバは、船用とは少し形が異なります。「キャスティングタイラバ(ショアラバ用)」として売られている、オモリが少し細長い形状のものや、キャスト時に針が糸に絡みにくい工夫(重心移動など)がされた専用設計のものを選びましょう。


キャスティングタイラバの重量は30〜60gを水深で使い分ける

タイラバの重さは、堤防の水深や潮の速さに合わせて調整します。底(ボトム)にルアーが着いた感覚「トンッ」という着底感がわかる重さを選ぶのが鉄則です。


浅場(水深10m未満)での30〜40gの活用法

水深が浅い堤防や、潮の流れが緩やかな湾内では、「30〜40g」の軽めのタイラバを使用します。

軽いオモリを使うことで、水中で「ヒラヒラ」とゆっくり落ちていくため、春のマダイなどに対して長くアピールすることができます。


深場や激流エリアで圧倒的に有利な「タングステン(TG)素材」

水深が15m以上ある深い場所や、潮の流れが速い沖堤防では、「50〜60g」の重いタイラバが必要です。

この時、通常の「鉛素材」ではなく、「タングステン(TG)素材」のヘッドを使うのが現在のショアラバの最新トレンドであり最強の武器です。タングステンは鉛よりも比重が重いため、同じ重さでもシルエットが小さくなります。そのため空気抵抗が減って圧倒的に飛距離が伸び、海中の潮の抵抗も受けにくいため、初心者でも「トンッ」という着底が劇的にわかりやすくなります。


時期別のエサに合わせたネクタイのカラー・形状の選び方

タイラバの針には、ヒラヒラと動く「ネクタイ」と呼ばれるシリコンゴムがついています。この色や形が、マダイの食欲を刺激するカギになります。


実績ナンバーワンの「オレンジ・レッド系」の強み

どんな時期・どんな場所でもまず最初に試すべきなのが、「オレンジ」や「レッド(赤)」です。

海の中ではこれらの色がマダイの目を強く惹きつけます。どれを買うか迷ったら、まずはオレンジ系のネクタイを選んでおけば間違いありません。


エビ・カニや小魚など時期ごとのベイト(エサ)に合わせるコツ

季節ごとにマダイが食べているエサ(ベイト)に合わせて、ネクタイを調整するとさらに釣果が伸びます。

  • 春の時期:エビやカニなどを意識して「オレンジ系・レッド系」
  • 秋の時期:イワシなどの小魚を意識して「シルバー系・グリーン系」
  • 冬の時期:海苔などの海藻類を意識して「ダークグリーン系・ブラック系」

このように、その時期の海の中を想像しながらルアーを選ぶのも、堤防タイラバの大きな楽しみの一つです。


ヒロト
ネクタイはフグなどにかじられて短くなることがあります。動きが悪くなるとマダイは見切るため、投げる前にネクタイの長さや針への絡みがないか確認しましょう。

初心者でも簡単!時期を問わない堤防タイラバの基本アクション

堤防タイラバ(ショアラバ)の釣り方は、驚くほどシンプルです。「投げて、底に沈めて、ただ巻くだけ」。しかし、このシンプルな動作の中に、マダイを釣るための重要なコツが隠されています。


釣果を左右する最重要鉄則「確実な着底(ボトムタッチ)」

タイラバにおいて最も大切なのは、ルアーが海の底(ボトム)にしっかりと着いたことを確認する「着底(ボトムタッチ)」です。これができなければ、マダイは釣れません。


堤防からのキャストで着底を見極めるラインの確認方法

堤防からタイラバを投げた後、オモリが沈んでいく間は、リールからスルスルと糸(ライン)が出ていきます。オモリが底に着くと、一瞬だけ糸の出がピタッと止まり、糸がフワッとたるみます。

この「糸がたるんだ瞬間」が着底の合図です。風が強い日や潮が速い時期は糸がたるみにくいため、指先で軽く糸に触れながら沈めていく(サミング)と、着底の衝撃が伝わりやすくなります。


着底直後の素早い巻き出し(タッチ&ゴー)の重要性

着底を確認したら、1秒も無駄にせず、すぐにリールを巻き始めてください(これをタッチ&ゴーと呼びます)。

マダイは落ちてくるタイラバを見つけて追いかけてきています。もし底でルアーが止まってしまうと、「なんだ、ただのゴミか」と見切って逃げてしまうからです。


マダイの警戒心を解く「等速巻き(リトリーブ)」と正しいアワセ方

ルアーを底から巻き上げる時のアクションは、ただひたすら一定のスピードで巻く「等速巻き(タダ巻き)」が基本です。


ハイギアに適したブレない巻き速度の目安

ショアラバで推奨される4000番のハイギア(HG/XG)リールは、1回転で糸を約90cm〜100cmも巻き取ります。そのため、速く巻きすぎるとルアーが海面まで飛び出してしまいます。巻く速さの目安は以下の通りです。

  • 春・冬の時期:1秒間にハンドル約0.5回転(スロー巻き)
  • 秋・夏の時期:1秒間にハンドル約1回転(やや早巻き)

底から10回〜15回ほど巻いて反応がなければ、もう一度糸を出して底まで沈め直します。これを足元まで繰り返します。


「即アワセ厳禁」マダイが反転するまで巻き続ける理由

タイラバを巻いていると、「カツッ、カツカツッ」というマダイ特有のアタリが出ます。ここで慌てて竿を煽ってアワセ(針を掛ける動作)をしてはいけません。

マダイはネクタイの端をかじりながら追いかけてきている状態です。そのまま同じスピードで巻き続けると、マダイがルアー全体を口に入れ、反転して逃げようとします。

その時に「グググッ!」と竿先が重く引き込まれるので、そこからゆっくりと竿を立ててやり取りを開始しましょう。


ヒロト
アタリがあっても「竿先を下へ向けたまま」巻き続けるのがコツです。無意識に竿を上げてしまうと、マダイが違和感を覚えてルアーを離してしまうので要注意です。

食い渋る時期に試したい!堤防での釣果を伸ばす応用テクニック

基本の等速巻きを試してもアタリがない時や、マダイの活性が低い真夏・真冬の厳しい時期には、応用テクニックを使ってマダイの捕食スイッチを強制的に入れます。


底から中層まで広く探れる「リフト&フォール」

ただ巻くだけの動きにマダイがスレてしまった(飽きてしまった)時に有効なのが、ルアーを上下に動かして誘う「リフト&フォール」です。


糸絡み(エビり)を防ぐ「ストップ&ゴー」を取り入れた誘い

タイラバは竿を激しく大きく煽ると、ネクタイと針が糸に絡まってしまう「エビる」というトラブルが起きます。そのため、ショアラバでのリフト&フォールは、「リールを5〜10回ほど巻いてルアーを浮かせた後、ピタッと巻くのを止めて再び底まで落とす(ストップ&ゴー)」という方法が最も効果的でトラブルがありません。

この上下の動きが、驚いて逃げるエビの動きに見え、マダイの反射的な食いつき(リアクションバイト)を誘発します。


堤防からのフォール中(落下中)のアタリを取るコツ

リフト&フォールで最もアタリが出やすいのは、ルアーが「落ちていく(フォールする)瞬間」です。

落ちていく最中に、急に糸の出が早くなったり、フワッと糸がたるんだりしたら、それはマダイが食いついたサインです。すぐにリールを巻いて重みを確認しましょう。


ヒロト
フォール(落下)中のアタリを取るには、糸から目を離さないことが絶対条件です。風の強い日は竿先を海面ギリギリまで下げると糸が流されず分かりやすいですよ。

潮の濁りや時間帯に合わせた「ネクタイのカラーチェンジ術」

その日の海の状況(水の色や日差し)に合わせてネクタイの色を変える「カラーローテーション」も重要です。


朝夕や濁り潮で効くアピールカラー(グロー・チャート)

雨上がりで海が濁っている時や、太陽が出ていない朝マズメ・夕マズメの暗い時間帯は、マダイからルアーが見えにくくなります。

このような状況では、目立つ色を使ってアピールします。


逆に、冬から春にかけての海の水が澄み切っている時期や、日差しが強い真っ昼間は、目立つ色だとマダイが警戒してしまいます。

このような状況では、周りの環境に溶け込む色を使います。

【表】状況に合わせたネクタイのカラーローテーション術
海の状況・時間帯 おすすめのカラー カラーがもたらす効果
基本(まずはこれから) オレンジ・レッド マダイの興味を最も強く惹きつける定番色。
濁り潮・朝夕の暗い時 グロー(夜光)・チャート(黄緑) 光や派手な色でマダイにルアーの存在を気付かせる。
澄み潮・日中の明るい時 クリア(透明)・ブラック シルエットをぼかして警戒心を解き、自然に食わせる。

まとめ:最適な時期を選んで堤防タイラバで憧れのマダイを釣ろう

オフショア(船釣り)のイメージが強いタイラバですが、ポイントと時期さえ外さなければ、近所の堤防からでも十分に大きなマダイを狙うことができます。


春と秋のハイシーズンを狙って堤防への釣行計画を立てよう

堤防タイラバを成功させるためには、まずはマダイが接岸しやすい時期を選ぶことが何よりも大切です。


季節ごとのマダイの習性を復習しよう

おさらいになりますが、一年で最もおすすめなのは、浅場にやってくる「春(乗っ込み)」と、エサを活発に追う「秋(荒食い)」です。

このベストシーズンであれば、特別な技術がなくても釣れる確率が非常に高くなります。


最初は春・秋の安全な堤防からスタート

初心者の方は、気候が良くて釣りもしやすい春か秋の大潮・中潮の日に、潮通しの良い堤防や沖堤防へ出かける計画を立ててみましょう。釣行前には釣り場のルールや天気予報を確認することも忘れずに。


季節に応じた最適なタックルと誘い方で堤防タイラバを楽しもう

時期ごとのマダイの動きに合わせたタックル選びと、ルアーの動かし方を実践しましょう。


手持ちのルアーロッドをフル活用する

専用の道具を買い揃えなくても、お手持ちのショアジギングロッドシーバスロッドがあれば、すぐにショアラバを始められます。

以下の3つの基本を意識して、海へ向かってキャストしてください。

  1. 水深に合わせて確実に底が取れる重さのタイラバ(30〜60g)を選ぶ
  2. 着底したらすぐに巻き始める(タッチ&ゴー)
  3. アタリがあってもアワセず、一定の速度で巻き続ける(等速巻き)

ルールを守って安全な堤防釣りを

堤防で釣りをする際は、必ずライフジャケット(救命胴衣)を着用し、ゴミは持ち帰るなど、マナーを守って安全に楽しみましょう。

正しい時期と方法で挑めば、堤防からでも真っ赤な美しいマダイが釣り上がる感動を味わえるはずです。あなたの堤防タイラバ挑戦を応援しています!


参考文献リスト






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