チヌの釣り方にはいろいろな種類があります。
ルアーを使ったチニングの人気が高いです。
中でも、フリーリグによる釣りに注目が集まっています。
ここでは、チニングのフリーリグ仕掛けと釣り方についてご紹介します。
フリーリグとは
フリーリグとは、遊動式のシンカーとフックを使ったシンプルなリグです。テキサスリグと似ています。
テキサスリグは、砲弾型のバレットシンカーを使います。
しかし、フリーリグはスリム形状のシンカーがよく使われます。
スリム形状なので根掛かりしにくいです。
フリーリグはシンカーが先に沈んで、ワームが後からスローフォールします。
また、シンカーが遊動式になっているので、魚が違和感なく喰ってくれます。
実際のところは、フックとシンカーの距離が短い、またはないのでこういったメリットはほとんどありません。
シンカーとワームを一気に沈めて、しっかり見せて喰わせるという感じです。
チニングのフリーリグ仕掛け
チニングのフリーリグ仕掛けについてご紹介します。仕掛けは次のとおりです。
ロッド
ロッドはチニングロッドを使います。ルアーウェイトがMAX15gがおすすめです。
使用するシンカーのウェイトによって変わります。
長さは2~2.3mです。
MLパワーのバスロッドでもOKです。
リール
リールは、スピニングリールでもベイトリールでもOKです。スピニングリールなら2500番がおすすめです。
ベイトリールなら小型でよいです。
ハイギアタイプがおすすめです。
ラインスラックのコントロールがしやいためです。
また、キャストしたポイントでフッキングさせる際、巻き取り量の少ないリールを使っているとしっかり掛けることができません。
ライン
ラインはPEの0.6号を使います。リーダー
リーダーはフロロカーボンの2.5~3.5号を使います。根ズレが心配なら太めにします。
シンカー
シンカーはスリム形状のものを使います。同じ重さなら、シルエットの小さいタングステンがおすすめです。
ウェイトは5~15gを用意しておきます。
メインは10gです。
ロングキャストに適しているためです。
これ以上重くすると、根掛かりのリスクが高まります。
逆に、これ以上軽いと飛距離が出ません。
シンカーストッパー
フリーリグは、シンカーを完全遊動にして釣るというイメージが強いです。しかし、実際はシンカーストッパーを使うことがほとんどです。
シンカーストッパーとフックとの距離をどれくらいにするかで、シンカーの移動距離が決まります。
シンカーとの距離は短めにします。
飛距離が出やすい上に誘いやすいです。
長くすると、シンカーの方にバイトが集中することがあります。
肝心のワームに喰ってくれません。
シンカーストッパーで、シンカーとフックを引っ付けてもOKです。
シンカーストッパーとフックとの距離は、0~2cmの範囲内でやってみるとよいです。
フック
フックは、オフセットフックを使います。サイズは#2がおすすめです。
ワーム
ワームはクロー系・グラブ系・シャッドテールなどがよく使われます。中でも、クロー系がおすすめです。
サイズは2.5~3インチです。
チヌのフリーリグでの釣り方
チヌのフリーリグでの釣り方についてご紹介します。まず、仕掛けを狙ったポイントへキャストします。
仕掛けを底まで沈めます。
着底すれば、底をこする状態を維持してただ巻きで引いてきます。
障害物をなめるように引くことが重要です。
ロッドを立てた状態で、シンカーが底に触れる感触を感じながら巻いてきます。
このような誘いが可能となるのは、フリーリグが根掛かりしにくいためです。
岩の隙間などを引いてきてもあまり根掛かりしません。
もちろん、100%根掛かりしないわけではありません。
根掛かりした場合は、ロッドを大きく煽り、ラインのテンションを抜くと、うまく外れることがあります。
これで外れなければ、ロッドとラインを一直線にして引っ張ります。
ただ巻きでは反応がないことがあります。
その場合は、ボトムバンプやドリフトが効果的です。
ただ巻きなどで誘っていると、アタリがあります。
即合わせしたくなりますが、まだ我慢です。
そのままただ巻きを続けます。
すると、重みを感じるようになるので、このタイミングで合わせます。
フッキングすれば、魚のいる感触が手に伝わってきます。
あとは、テンションを緩めないように巻いてきます。
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