チヌとキビレの違いについてご紹介します。
キビレは、キチヌとも呼ばれます。
チヌとキビレはよく似ています。
チヌ釣りに行って、キビレが釣れることが多いです。
そのため、違いを知っておかないと、どちらの魚が釣れたのかわかりません。
ここでは、それぞれの見分け方と特性について解説します。
チヌとキビレの見分け方
チヌとキビレの見分け方についてご紹介します。見分け方は2つあります。
腹びれ・尻びれ・尾びれで見分ける
チヌは、腹びれ・尻びれ・尾びれが黒色です。
しかし、キビレは腹びれ・尻びれ・尾びれの一部が黄色です。
<チヌ>
<キビレ>
側線の上の鱗の数で見分ける
チヌにも、キビレにも、体の側面の上の方に線が入っています。
これを側線と言います。
実は、チヌとキビレとでは、側線の上の鱗の数が異なるのです。
<チヌ>
<キビレ>
側線と背びれの付け根までの間に、何枚の鱗があるかで見分けます。
チヌは5枚、キビレは3枚となっています。
個体によって、多少の差があります。
チヌとキビレの特性の違い
チヌとキビレの特性の違いについてご紹介します。最大の違いは生息地です。
キビレは、塩分濃度の低い汽水域でよく見かけます。
そのため、河口で釣りをしていると、キビレが釣れることが多いです。
もちろん、チヌも河口で釣れることはありますが、磯場や外洋に面した場所が主なポイントとなります。
産卵の時期も異なります。
チヌの産卵は春ですが、キビレは秋に産卵します。
チヌの方が大きく成長します。
チヌは50cm以上になりますが、キビレはそこまでは大きくなりません。
50cmぐらいまでです。
掛った時の引きの強さや鋭さはどうなのでしょうか?
一概には言えませんが、次のように感じられます。
チヌは、掛った際は鈍重で、引きはそれほど鋭くは感じません。
意外とすんなり釣り上げられます。
一方のキビレは、掛った際は鋭敏で、瞬発力があって最後まで油断できません。
キビレの方が引きが強いです。
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