
鮮やかな赤い魚体が美しく、根に突っ込む強烈な引きで釣り人を熱狂させる人気のロックフィッシュ「アカハタ」。エサ釣りはもちろん、近年はゲーム性の高いルアーフィッシングのターゲットとしても絶大な支持を集めています。
さらに、釣って楽しいだけでなく、ハタの仲間ならではの上品な白身は食べても絶品です。
この記事では、これからアカハタ釣りに挑戦してみたい方や、さらに釣果を伸ばしたい方に向けて、アカハタの基本的な生態から、爆釣が期待できるベストシーズン、そして活性が最高潮に達する黄金の時間帯まで、釣果アップの鍵を握る攻略ポイントを徹底解説します!
アカハタとは
アカハタはスズキ目ハタ科に属する魚です。太平洋側では関東以南、日本海側は富山以南に生息しています。海水温の上昇に伴い、関東の太平洋側ではアカハタがよく釣れるようになってきました。
浅い岩礁域やサンゴ礁域でよく見られます。ただし、
深場にもいるため、船釣りでも釣れます。
体長は30~40cmほどにまで成長します。ハタ系の中では小さい方です。体側には濃い赤色のラインが5~6本入っています。赤褐色のきれいな魚です。背びれの上部分は黒くなっています。口は大きく、下アゴが前方に突き出ています。
食性は肉食です。そのため、小魚や甲殻類などを捕食します。ルアーにも好反応を示します。人気のターゲットとなっています。
ハタ系は高級魚が多いことで知られています。しかし、アカハタはそれほど高いくはありません。高くないからと言っておいしくないわけではありません。十分おいしいです。
アカハタ釣りのベストシーズンは6〜10月!釣れる適水温を解説
アカハタ釣りのベストシーズンについてご紹介します。
6~10月頃が最もおすすめの時期です。水温が上がる夏場を中心に、アカハタの活性は高くなります。
アカハタが最も活性化する適水温は18〜25℃
アカハタは暖かい海を好む魚です。もっとも元気にルアーやエサを追う適水温は、
18〜25℃と言われています。水温が20度を超えるようになると、アタリが急激に増えます。
初心者が狙うなら「7〜8月」の最盛期がおすすめな理由
これからアカハタ釣りを始める初心者には、
7~8月の最盛期がおすすめです。この時期は水温が安定して高く、浅場にたくさんのアカハタが集まります。そのため、数釣りがしやすく、ボウズを回避しやすいからです。
【春・夏・秋・冬】アカハタの月別バイオリズムとおかっぱり・船の釣果傾向
年間を通したアカハタの動きと、釣果の傾向を季節ごとに見ていきましょう。時期によって狙うべきポイントが変わってきます。
4〜5月(春):深場から浅場へ動き出す「乗っ込み(産卵前)初期」
春は、冬の間深場でじっとしていたアカハタが動き出す時期です。産卵を意識して、少しずつ浅場へと移動してきます。まだ水温が安定しないため数は出にくいですが、
大型が狙えるチャンスでもあります。
6〜8月(夏):シャローに大集結する「ハイシーズン・産卵期」
夏はまさに
ハイシーズンです。産卵のために多くのアカハタが浅い岩礁帯に集結します。おかっぱりからでも手軽に狙うことができ、アタリも頻繁にあります。ルアーへの反応も抜群です。
9〜11月(秋):冬に備えて荒食いする「ベストシーズン・深場移行期」
秋になると、冬の低水温期に備えてエサをたくさん食べる「荒食い」が始まります。まだまだ水温も高く、
引き続きよく釣れる時期です。晩秋に近づくと、徐々に深場へと移動を始めます。
12〜3月(冬):水温15℃以下で低活性になる「オフシーズンの実態」
冬は水温が下がり、アカハタの活性は著しく低下します。水温が15℃を下回ると、浅場ではほとんど釣れなくなります。おかっぱりからは厳しいオフシーズンとなります。ただし、水温が安定している深場を
船釣りで狙えば、釣果を出すことは可能です。
【おかっぱり・船釣り】時期に合わせたアカハタの狙い目ポイントと水深
釣る場所や時期に合わせて、狙う水深を変えることが大切です。おかっぱりと船釣りのそれぞれのポイントをご紹介します。
おかっぱり(堤防・地磯):夏〜秋にシャロー(水深5〜15m)を狙う
おかっぱりから狙う場合は、
夏から秋にかけてが勝負です。狙う水深は
5〜15mほどの浅場です。根掛かりに注意しながら、ゴロタ石や海藻の周りを探ってみてください。
船釣り(ボートロック):秋〜冬の深場(水深20〜40mオーバー)も攻略可能
船釣りの場合は、季節に応じて幅広い水深を狙えます。特に
秋から冬にかけては、おかっぱりでは届かない
水深20〜40m以上の深場を狙うことができます。深場には良型が潜んでいることが多いので、サイズアップが期待できます。
アカハタ釣りのベストな時間帯(時合)はいつ?
アカハタ釣りにおいて、時間帯選びは釣果に直結します。いつ釣りに行くのがベストなのか見ていきましょう。
一番のチャンス!朝マズメ・夕マズメに活性が跳ね上がる理由
魚釣りの基本ですが、アカハタも
朝マズメと夕マズメが最大のチャンスです。薄暗い時間帯は小魚などのエサとなる生き物が活発に動きます。それを捕食するために、アカハタの警戒心も薄れて活性が一気に跳ね上がります。
日中(デイゲーム)でも釣れる!アカハタが太陽光を好む生態的特徴
マズメ時だけでなく、実は
日中のデイゲームでもよく釣れます。アカハタはハタ系の中でも、比較的太陽の光を好む性質があります。日差しが差し込む明るい時間帯でも、岩陰などに潜んでエサを狙っているため十分釣果が期待できます。
夜釣り(ナイトゲーム)は成立する?暗い時間帯の釣果が厳しい理由
逆に、完全に日が落ちた夜釣りはあまりおすすめしません。アカハタは夜になると岩の隙間などで休む習性があります。目の前にエサが来れば食べることもありますが、
日中に比べると圧倒的に釣果は落ちてしまいます。
アカハタの活性が最高潮になる「潮回り×時間帯」の黄金タイミング
釣れる時間帯に加えて、潮の動きを意識するとさらに釣果がアップします。
大潮・中潮の「下げ七分・上げ三分」とマズメ時が重なる瞬間
潮がよく動く大潮や中潮の日は狙い目です。特に潮が動き始める「上げ三分」や、動き続ける「下げ七分」のタイミングがチャンスです。この潮の動きと
朝マズメ・夕マズメが重なるタイミングは、まさに黄金タイミングと言えます。
小潮・若潮の潮止まり(動かない時間帯)を打破する見極め方
小潮や若潮など、潮があまり動かない日は苦戦することが多いです。潮止まりの時間帯はアタリがパッタリと止まることもあります。そんな時は、少しでも潮の流れに変化が出る岬の先端や、波が当たるポイントを見極めて狙うのがコツです。
アカハタ釣りは時期と時間帯を制して釣果アップを狙おう
今回は、アカハタの生態や釣れる時期、ベストな時間帯についてご紹介しました。アカハタは水温が高くなる
夏場をピークに、浅場から深場まで様々なポイントで狙うことができます。
マズメ時のゴールデンタイムや潮の動きを意識することで、より釣果を伸ばすことが可能です。引きも強く、食べてもおいしい魅力たっぷりのターゲットです。ぜひこの記事を参考にして、アカハタ釣りに挑戦してみてください。