船からアジングをする人が増えています。
中でも、船の真下の深場を狙うバチコンアジングが人気です。
大型のアジが釣れるのが大きな魅力です。
バチコンアジングで村上式天秤がよく使われています。
村上式天秤とはどのようなものなのでしょうか?
ここでは、村上式天秤やそれを使った仕掛け・釣り方についてご紹介します。
村上式天秤とは?
村上式天秤とは、ネコリグなどで知られている村上晴彦さんが生み出した天秤のことです。この天秤は「伊勢天秤」と名付けられています。
では、具体的にどのような天秤なのでしょうか?
主に船からのディープアジングで使います。
この天秤を使うと、仕掛けを沈める時などに絡みにくくなります。
深場に仕掛けを落とし込もうとすると糸絡みが発生しやすくなります。
それを防いでくれます。
さらに、パイプやシンカー部が遊動することによってラインへの負荷を軽減できます。
これにより、細めのラインを使うことが可能となります。
①ビーズ止め
②特注パイプ
③スナップ
④ビーズ
⑤スイベル(5号)
⑥オモリ
⑦ジグヘッド
(株式会社issei公式HPより引用)
村上式天秤を使った仕掛けとは?
村上式天秤を使った仕掛けについてご紹介します。仕掛けは次のとおりです。
ロッド
ロッドは、ボートアジング専用ロッドを使います。ベイトタイプがおすすめですが、スピニングタイプでも問題ありません。
繊細なアタリを取れる穂先としっかりフッキングできるバッドを兼ね備えたライトゲームロッド(オフショア)もOKです。
7:3調子が使いやすいです。
長さは7~8フィートがおすすめです。
ある程度長い方が仕掛けを安定させやすいです。
リール
リールは、カウンター付きベイトリールを使います。スピニングリールでも構いません。
サイズは2000番がおすすめです。
ライン
ラインはPEの0.4~0.6号を使います。天秤
天秤は遊動天秤を使います。村上式天秤「伊勢天秤」がおすすめです。
ディープアジングに対応しています。
大型のアジを細いラインで狙えます。
ハリス
ハリスは、フロロカーボンの2.5号を使います。ジグヘッド
ジグヘッドは0.3~0.9gを使います。潮の速さなどの状況に応じて重さを選びます。
ワーム
ワームは、2.5前後インチを使います。カラーはグロー系(グリーン・オレンジ・チャート)がおすすめです。
ケイムラ系やクリア系でしか喰わないこともあるので用意しておくとよいです。
おすすめ
定番のストレートワームであるスパテラをバルキー化したものです。
大型アジにおすすめです。
オモリ
オモリは15~20号を使います。「ザップ 浜キャロロケット ディープアジングモデル」がおすすめです。
シャクッた後、一瞬ダートしながら横に移動します。
これにより、リアクションバイトが狙えます。
「ヌケガケロケット」も人気です。
バチコンアジングに対応したオモリです。
抵抗が少ない形状なので、ディープエリアへ短時間で到達することができます。
バチコンアジングでより効率的に釣るための仕掛けとは?
バチコンアジングでより効率的に釣るための仕掛けがあります。ここまでご紹介してきた天秤仕掛けの上に次の仕掛けを足します。
仕掛けは「海太郎特製バチコン仕掛 TYPE1 TYPE2」です。
もちろん、こちらの仕掛けを参考に自作してもよいです。
TYPE1:喰わせ!!
30~35cmとハリスが長いので、自然にワームがふわふわと漂います。
TYPE2:誘いリアクション!!
20~25cmとハリスが短いので、さまざまなアクションで活性の低いアジにリアクションで喰わせます。
海太郎 海太郎特製バチコン仕掛 TYPE1 8-2
・リーダー(ハリス) : 2号
・元リーダー(幹糸) : 3号
海太郎 海太郎特製バチコン仕掛 TYPE1 8-2.5
・リーダー(ハリス) : 2.5号
・元リーダー(幹糸) : 3.5号
海太郎 海太郎特製バチコン仕掛 TYPE2 8-2
・リーダー(ハリス) : 2号
・元リーダー(幹糸) : 3号
海太郎 海太郎特製バチコン仕掛 TYPE2 8-2.5
・リーダー(ハリス) : 2.5号
・元リーダー(幹糸) : 3.5号
搭載ジグヘッド : レベリングヘッド太軸金鈎0.3g #8 (計4本)
(株式会社issei公式HPより引用)
村上式天秤を使った釣り方とは?
村上式天秤を使った釣り方についてご紹介します。特製バチコン仕掛があってもなくても釣り方は同じです。
まず、仕掛けを狙いのタナの5mほど上まで沈めます。
そこからは、ゆっくり沈めていきます。
うまくいけば、ここでアタリがあります。
狙いのタナまで沈めば誘い始めます。
基本的な誘いは、ゆっくりのただ巻きです。
これだけでも十分釣れます。
巻き続けていると、アジが喰って引き込んでくれます。
もちろん、アタリがあれば合わせます。
ずっと巻き続けるのではなく、途中でステイを入れるのも効果的です。
ワンピッチジャークもおすすめです。
何回かシャクリ上げながらリールを巻いてステイさせます。
ステイの時は、きちんと止めるようにします。
中途半端な止め方では喰ってくれないことがあります。
最後にリフト&フォールです。
ロッドを大きく持ち上げて、ラインが張るか緩むかのテンションをキープして沈めます。
その後、しばらくステイします。
アタリがなければ、再びリフト&フォールを行います。
これを繰り返します。
アタリは、穂先を持ち上げるものや引き込むものがあります。
アタリがあれば、即合わせです。
合わせは強く行う必要はなく、聞き合わせで十分です。
フッキングすれば、一定の速さでゆっくり巻き上げます。
アジが引き込んでいる時は巻くのを止めて、引き込まなくなるまで待ちます。
大型の場合は網ですくった方が無難です。
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