ナマズは、淡水魚の中ではよく知られた魚の1つです。
フナやコイ同様、釣りの人気のターゲットとなっています。
ここでは、ナマズの生態やナマズ釣りの時期・時間帯についてご紹介します。
ナマズとは
ナマズは、ナマズ目ナマズ科ナマズ属の分類される魚です。ナマズ目に属する魚は、世界に35科3700種類います。
これは、淡水魚の中ではコイ科に次ぐ多さです。
北海道南部~九州までの河川や湖沼に生息しています。
沖縄などの離島にはいません。
個体によっては70cmに達します。
一般的にはメスの方が大きくなります。
頭は扁平な形をしており、長い口ヒゲを有しています。
大型の肉食魚で、甲殻類や小魚などを捕食します。
夜行性のため、暗くなるとエサを探して泳ぎ回ります。
日中は岩陰などに身を隠して、あまり動きません。
産卵期は5~6月です。
ナマズの種類
日本には、ナマズ科ナマズ属の次の4種類が生息しています。- ナマズ
- ビワコオオナマズ
- イワトコナマズ
- タニガワナマズ
ナマズ
他の種類のナマズと区別するために、マナマズと呼ばれることがあります。正式名称はナマズです。
釣りなどで、一般的によく目にするナマズです。
詳しくは上の「ナマズとは」を参照!
ビワコオオナマズ
ビワコオオナマズは、とにかく大きく成長します。最大で130cmを超える個体もいます。
日本最大級淡水魚の1つです。
生息する場所は限定的です。
琵琶湖・瀬田川・宇治川・淀川にしかいません。
イワトコナマズ
イワトコナマズは、主として岩礁域に生息しています。琵琶湖・淀川水系の固有種です。
全長は50cmほどになります。
環境省の準絶滅危惧種に指定されています。
タニガワナマズ
タニガワナマズは、2018年に発表された新種のナマズです。ただ、まったくの新たな種ではなく、ナマズの別種です。
そのため、見た目では区別が難しく、遺伝子を見る必要があります。
三重県・岐阜県・愛知県に生息しています。
静岡県・長野県・新潟県でも見つかっています。
ナマズ釣りの時期
ナマズ釣りの時期についてご紹介します。ナマズは、3月中旬~11月下旬まで釣ることができます。
ベストシーズンは5~8月です。
気温が上がって水温が上昇すると、ナマズがよく釣れます。
大型も狙いやすいです。
そのため、夏がおすすめです。
水温の下がる冬は、ナマズ釣りにとって厳しい時期になります。
冬は釣れないという人がいます。
しかし、水温がそれほど下がらなければチャンスはあります。
そのため、釣り場によっては年間を通してナマズ釣りが楽しめます。
ナマズ釣りの時間帯
ナマズ釣りの時間帯についてご紹介します。ナマズは夜行性のため、夜釣りがおすすめです。
夜になると、ナマズの活性が上がり、エサを求めて動き回ります。
そのため、日中よりも釣りやすいです。
夕マズメも外せない時間帯になります。
ナマズ釣りは、夕方から夜間にかけて行くとよいです。
ナマズ釣りは雨の方がよい!?
ナマズ釣りは雨の日がおすすめです。雨が降ると、ナマズの活性が高くなります。
水が濁って、水の中が暗くなるのがよいのです。
晴れの日よりも釣れやすくなります。
雨が降れば、日中でも夜間でも狙い目です。
そのため、雨の日を選んでナマズ釣りに出掛ける人もいます。
ただ、雨の日は注意が必要です。
川が増水するとかなり危険です。
危険な場所での釣りは避けるようにしましょう。
ナマズの釣り方
ナマズの釣り方についてご紹介します。釣り方は次のとおりです。
参考にしてみてください!