ワカサギ釣りの氷上穴釣り(以下、氷上釣り)の道具と釣り方についてご紹介します。
ワカサギ釣りと言えば、氷上釣りと言ってもよいぐらいイメージの強い釣り方です。
分厚い氷に穴を開けて糸を垂らして楽しみます。
寒い上に、当たりが繊細なので釣るのが難しいですが、非常に面白い釣りです。
ワカサギ釣りの氷上釣りの時期
ワカサギ釣りの氷上釣りの時期についてご紹介します。ワカサギ釣り自体は、9月頃から行えます。
しかし、氷上での釣りとなれば、いつでも行えるわけではありません。
氷上釣りとは、凍った湖に行って、アイスドリルなどで穴を掘って行う釣りのことです。
当然ですが、湖が凍らないとできません。
つまり、湖が凍る時期が氷上釣りの時期ということになります。
氷上釣りは、地域と時期がかなり限定されます。
釣りができる地域は、北海道や東北、関東、甲信越などです。
時期は、1~2月と非常に短いです。
場所や年によっては、3月までできることもありますが、その時期になってみないことにはわかりません。
ワカサギ釣りの氷上釣りで必要な道具
ワカサギ釣りを氷上で行うとなれば、ボートや桟橋で行う以上に多くの道具が必要となります。次のような道具を揃えておくとよいでしょう。
- 竿
- リール
- 仕掛け
- オモリ
- エサ
- ワカサギを入れるケース
- 防寒着
- 防寒靴
- 帽子(防寒用)
- カイロ
- アイスドリル
- 穴に浮いた氷を除去するアミなど
- イス
- テント
- ヒーター
- サングラス
人によっては他にもあるかもしれませんが、最低限これぐらいのものは用意しておかないといけません。
ただ、釣りに行く場所によってはレンタルで借りられるものもあります。
七輪をテント内で使用する場合は注意が必要です。
きちんと換気を行わないと、一酸化炭素中毒により死亡することがあります。
実際に、このような事故が発生しています。
ススム
場所によっては、氷上にワカサギ釣り専用の施設があります。
施設を利用すれば、ストーブなどもあって非常に暖かいです。
施設を利用すれば、ストーブなどもあって非常に暖かいです。
ワカサギの氷上釣り仕掛け
ワカサギの氷上釣り仕掛けについてです。仕掛け自体は、ボートや桟橋で行う釣りとそれほど変わりません。
竿
竿は、手バネ竿を使います。手返しが早いのでおすすめです。
長さは、30cmほどでよいです。
氷上用専用のワカサギ竿でもOKです。
ドーム船用でも使えます。
リール
手バネ竿を使った場合、リールは不要です。リール竿を使った場合には、小型のベイトリールをセットします。
最近は、電動リール(専用の穂先が必要)を使う人が増えてきています。
自動で巻き上げるとバラシが少なくなるので、初心者におすすめです。
ライン
ラインは、ナイロンの0.6~0.8号を使います。PEの0.2号前後でもよいです。
ハリス・針
市販のワカサギ仕掛けを使います。針が1~2号のものを選びます。
初心者は、針が5~7本の仕掛けを使うとよいです。
オモリ
オモリは、1~2号のナス型オモリを使います。ワカサギ専用のオモリを使ってもよいです。
ワカサギの氷上釣りのエサ
ワカサギの氷上釣りのエサについてです。エサは、サシ(紅サシと白サシ)をメインに使います。
他には、アカムシやラビットなどが使われます。
ブドウムシは、ワカサギを寄せるために使用します。
1番上の針には、お尻に切り込みを入れたブドウムシを付けます。
他の針には、食わせるためのエサであるサシを付けます。
エサは、凍らないようにしておきます。
ワカサギの氷上での釣り方・コツ
ワカサギの氷上での釣り方・コツについてご紹介します。他のワカサギ釣りにはないのが、穴を開けることです。
ワカサギのいそうな場所の氷をアイスドリルで開けます。
どこに穴を開けるかは非常に重要です。
適当に穴を開けても釣れません。
宿やボート店などで、どの場所がよく釣れるのかという情報を入手しておくとよいです。
釣り方は次のとおりです。
仕掛けを底(ワカサギがいるタナ)まで沈めます。
少し底を切っておきます。
竿先を上下に動かして誘いを入れます。
その後、しばらくそのまま当たりを待ちます。
これを繰り返します。
基本的には、じっと待つだけではなく、誘いをかける方がよいです。
当たりがなければ、竿を大きく持ち上げてみるとよいです。
他には、エサを小さくしたり、タナを変えてるのも効果的です。
当たりは非常に繊細なので、見逃さないように注意します。
当たりがわかりにくい時は、竿先を下げて釣るとよいです。
こうすることで、竿とラインが一直線になるので、当たりを手で感じやすくなります。
気温が低いと、ラインが凍ってしまって、糸グセができてしまいます。
これでは当たりが取りにくいので、こまに糸グセを取るようにします。
参考動画
関連記事