食べておいしいアナゴ。
釣っても非常に楽しいです。
東京湾ではアナゴ釣りが人気となっています。
ここでは、東京湾での船のアナゴ釣りの仕掛けと釣り方についてご紹介します。
アナゴ釣りの時期
アナゴ釣りの時期についてご紹介します。東京湾では、例年4月の中旬からアナゴ釣りが始まります。
7月末まで狙えます。
梅雨に入ると大型を狙うことができます。
期間限定の釣りだけに釣り人を熱くさせるのかもしれません。
ちなみに、夜釣りで行われます。
アナゴ釣りの仕掛け
アナゴ釣りの仕掛けについてご紹介します。アナゴ釣りでは、2本竿で釣ることがあります。
もちろん、船や釣り人の数などでできないこともあります。
2本竿で釣るのなら、同じタックルを2組用意した方が無難です。
特に、竿が異なるとアタリの出方などが変わってしまうためです。
仕掛けは次のとおりです。
船下を狙う仕掛け
キャストする仕掛け
竿
竿は、アナゴ専用竿やキス竿(硬め)、湾フグ竿を使います。
穂先が柔らかくて、胴がしっかりした竿を選ぶとよいです。
長さは、1.2~1.8mが扱いやすいです。
リール
リールは小型の両軸リールを使います。
スピニングリールでもOKです。
道糸
道糸はPEの1号前後を使います。
100m巻いておけば問題ありません。
先糸
先糸はフロロカーボンの5号を使います。
長さは1m前後にしておきます。
絡み防止のためにセットします。
発光体
発光体はケミホタルなどを使います。
サイズは25mmまたは37mmです。
天秤
天秤は、小型の片天秤を使います。
オモリ
船下を狙う場合、オモリはツリガネオモリの20~25号を使います。
キャストする場合は、普通の20~25号のオモリを使います。
ハリス
ハリスはフロロカーボンの4~5号を使います。
長さは3~5cmです。
夜光パイプを被せるか、ビーズを詰めます。
針
針はウナギ針の11~12号や丸セイゴの11~12号を使います。
2本針にしても構いません。
アナゴ釣りのエサと付け方
アナゴ釣りのエサについてご紹介します。エサはアオイソメが使われます。
サンマやイワシの切り身でもOKです。
アナゴは、エサを取るのがうまいです。
そのため、エサはきちんと付けなければなりません。
アオイソメは縫い刺しか、3cmほどにカットしたものを房掛けにします。
基本的な付け方でアタリがない時は、次の付け方を試してみるとよいです。
3cmほどにカットしたアオイソメを3~4本房掛けにし、最後の1本を1匹掛けにします。
1匹掛けのイソメはよく動くのでアピール力が強いです。
アナゴ釣りの釣り方
アナゴ釣りの釣り方についてご紹介します。まず、仕掛けを船下に沈めます。
着底すれば、竿を軽く上下させて10回ほど小突きます。
アナゴは、底から10cmほどの範囲内でしか捕食しないと言われています。
そのため、小突く際はオモリを5cmほど上下させて誘うようにします。
オモリで底を叩くようなイメージです。
エサが底から離れすぎないように注意します。
小突きの間隔は1~2秒ほどが目安です。
潮が速い場合は、オモリを立たせたり、寝かせたりして誘ってもよいです。
誘った後、30秒ほどアタリを待ちます。
たまに、大きく聞き上げてみてもよいです。
アナゴは小突いている時にも喰ってきます。
小突いている時も、アタリを逃さないようにします。
アタリがわからずエサを取られる場合は、6~7回小突いて、ゼロテンで止めて数秒アタリを待つとよいです。
アタリがなければ、誘いの速さや幅などを変えてみて、反応のよいパターンを見つけるようにします。
根掛かりの心配がないようなら、軽くキャストするのもよいです。
アンダースローで仕掛けをキャストします。
着底後糸フケを取ります。
竿先を軽く動かして、エサをフワフワと漂わせるイメージで誘いをかけます。
この時、オモリは引きずらず、オモリをトントンと底で跳ねさせるようにします。
アタリがなければ、道糸を巻き取りながら竿先を下げて、スーッと竿を立てて聞き上げます。
これでも喰ってこなければ、再び先ほどの誘いを繰り返します。
アタリがあれば、道糸を送り込むか、誘うのを止めて待ちます。
この段階(前アタリ)で合わせても針掛かりしません。
次のアタリ(本アタリ)があれば合わせます。
アナゴは口が硬いので大きく合わせるようにします。
ただし、日によっては即合わせの方がよいこともあります。
すっぽ抜けが多い場合は、竿を立てて重みを感じたら巻き合わせにするとよいです。
針掛かりすれば、そのまま巻き上げます。
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