投げ釣りには、ちょい投げ釣りというものがあります。
ちょい投げ釣りとは、どのような釣りなのでしょうか?
ここでは、ちょい投げ釣りの仕掛けとコツについてご紹介します。
目次
ちょい投げ釣りとは
ちょい投げ釣りと投げ釣りの違いは、簡単に言うと飛距離の差です。つまり、遠投するのか、近場に投げるのかの違いです。
ちょい投げ釣りは、軽く投げるだけです。
そのため、遠投する投げ釣りよりも、釣具がライトなものになっています。
本格的な投げ釣り用の釣具は必要ありません。
ススム
本格的な投げ釣りはやや難しいです。
しかし、ちょい投げ釣りはそこまで難しくはないので、初心者や女性でも少し練習すれば楽しめるようになります。
しかし、ちょい投げ釣りはそこまで難しくはないので、初心者や女性でも少し練習すれば楽しめるようになります。
ちょい投げ釣りで釣れる魚
ちょい投げ釣りで釣れる魚は、投げ釣りで釣れる魚とほとんど同じです。キスやカレイ、マゴチ、カワハギ、ベラ、マダイなどです。
釣りに行く場所や時期によってかなり異なります。
キス釣りがおすすめ
キス釣りは、年間を通して行うことができます。
ただ、寒い時期は深場に移動するので、春から夏までがおすすめです。
特に、水温が高い夏はキスの数釣りを楽しめます。
「投げ釣りで釣れる魚種類と時期」参照!
ちょい投げ釣りの時期・場所は?
ちょい投げ釣りはさまざまな魚が狙えます。そのため、年間を通して行うことができます。
魚は、水温がある程度高い方がよく釣れます。
おすすめの時期は5~10月です。
初心者はこの時期に行くとよいです。
釣りに行く場所としては、堤防や漁港が人気です。
足元から水深のあるポイントがおすすめです。
水温の高い時期は砂浜でもよいです。
ちょい投げ釣りの仕掛けは次のとおりです。
ちょい投げ釣りの竿のおすすめ
ちょい投げ釣りは、軽く投げるだけなので、本格的な投げ竿を用意する必要はありません。もちろん投げ竿でもよいのですが、硬すぎたり、長すぎたりすると、逆に釣りにくいです。
そのため、コンパクトロッドやエギングロッド、ルアーロッド(シーバスロッドなど)などがよく使われます。
オモリ負荷が10~15号の竿なら使用できます。
長さは、短めの2.4~3.6mが使いやすいです。
ちょい投げ釣りのリールのおすすめ
リールについても、竿と同じです。投げ専用のリールや大型のリールは不要です。
軽く投げるだけなので、小~中型のスピニングリールで十分です。
2000~3000番がおすすめです。
ナイロンラインの3号が100m以上巻けるものを用意するとよいです。
ちょい投げ釣りのラインのおすすめ
ラインは、ナイロンの2~3号を使います。もちろん、PEの0.8~1号でもよいです。
PEを使う場合は、リーダーとしてフロロカーボンの3号を3~4mセットしておきます。
飛距離はそれほど考えなくてもよいので、ナイロンでも十分です。
100m以上巻いておきます。
ちょい投げ釣りの天秤・オモリのおすすめ
天秤には、いろいろな種類があります。片テンビンやジェット天秤などが使われます。
片テンビンを使う場合には、ナス型オモリの3~8号を付けます。
ジェット天秤なら、5~15号を使うとよいです。
ちょい投げ釣りの仕掛けのおすすめ
市販の仕掛けを購入します。ちょい投げ専用の仕掛けも販売されています。
投げ釣り用の仕掛けでもOKです。
キス釣りなら、キス針の6~8号のものを使うとよいです。
針は2~3本が扱いやすいです。
対象魚などによって、仕掛けは変わってきます。
最近では、天秤やオモリもセットになったものがあります。
初心者は、セットになったものを使うとよいです。
ちょい投げ釣りのエサは?
ちょい投げ釣りで使うエサについてご紹介します。基本的には、アオイソメやイシゴカイなどの虫エサを使います。
通し刺しで針にエサを付けます。
針の軸に真っ直ぐに刺します。
狙う魚の種類やサイズによって、タラシの長さを調整するとよいです。
キスは短めでよいですが、カレイは1匹掛けにします。
小型の魚を狙う時は、タラシをなしにします。
喰いが渋い時も、タラシを短め(あるいは、なし)にしてみることをおすすめします。
状況に応じて、いろいろ試してみてください。
ちょい投げ釣りの釣り方
ちょい投げ釣りの釣り方(コツ)についてご紹介します。ちょい投げ釣りの釣り方は、投げ釣りとほとんど同じです。
まず、仕掛けを投げます。
仕掛けが着底するのを待ちます。
着底後、糸ふけを取り、ラインをピンと張ります。
基本的には、ゆっくり仕掛けを引いてくるだけです。
ちょい投げ釣りでの投げ方はこちらを参考にしてみてください。
基本的な投げ方は、投げ釣りと同じです。
仕掛けの引き方には2種類あります。
1つは、竿を立ててリールをゆっくり巻く方法です。
もう1つは、竿を寝かせた状態で正面から体の横までゆっくりスイングし、竿を正面に戻しながらラインの弛んだ分を巻き取る方法です。
基本的にはどちらでも構いません。
おすすめは後者です。
地形の状況をイメージしながら引いてきます。
地形の変化(カケアガリなど)を感じれば、巻くのをやめて、しばらくその場で当たりを待ちます。
カケアガリなどに到達すれば、仕掛けを引くのが重く感じられます。
当たりがなければ、再度仕掛けを引きます。
たまに、シャクッてやるとよい誘いになります。
他には、仕掛けを投げて、置き竿にして待つ釣り方もあります。
この時も、ラインを張っておくようにします。
喰ってこなければ、リールを巻いて仕掛けを移動させます。
当たりがあれば、向こう合わせ(自動的に針が掛る)になるので竿を立てて巻いてきます。
うまく針掛かりしない時は、アタリがあった瞬間にラインを少し緩めてエサを喰い込ませるようにします。
巻き上げの速度は、速すぎても遅すぎてもいけません。
適度な速さで巻きます。
まったく釣れなければ、投げる方向や距離を変えてみます。
思い切って場所を移動するのもよいです。
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