ブッコミサビキでアジを狙うのが面白いです。
サビキ仕掛けをキャストして釣る効率のよい釣法です。
サーフからも行うことができます。
沖の方にいるアジを狙うのにぴったりです。
ここでは、サーフからアジを狙ったブッコミサビキの仕掛けと釣り方についてご紹介します。
目次
ブッコミサビキとは!アジ釣りに適している?
ブッコミサビキとは、サビキ仕掛けを遠投して底付近を狙う釣法です。通常のサビキ釣りでは狙えないポイントを攻めることができます。
それなら、投げサビキでもよいのではと考えてしまいます。
ただ、投げサビキでは底付近を狙えません。
ウキの浮力で仕掛けが浮いてしまうためです。
ブッコミサビキであれば、オモリを底に着けた状態で釣るので、底付近を探ることができます。
ブッコミサビキでアジが狙われることが多いです。
どうしてかと言うと、大型のアジが釣れるためです。
大型のアジほど底付近にいます。
底付近を探れるブッコミサビキは、大型のアジを釣るのに適した釣法なのです。
ブッコミサビキで大型アジを狙える時期・時間帯
ブッコミサビキで大型アジを狙える時期・時間帯についてご紹介します。アジ自体は年間を通して狙うことができます。
大型アジを狙うとなるとおすすめの時期があります。
晩秋~冬が狙い目です。
11月中旬以降から狙ってみるとよいです。
よく釣れる時間帯は朝夕マズメ前後の数時間です。
特におすすめなのは、夕マズメ前から日没後の1時間です。
日没の2時間前ぐらいから釣り場に入るとよいです。
潮変わり前後も狙い目です。
ブッコミサビキの仕掛け
ブッコミサビキの仕掛けについてご紹介します。仕掛けは、次のとおりです。
竿
竿は4~5号の磯竿を使います。25~30号の投げ竿でもOKです。
穂先は柔らかめの方がよいです。
アジは口が弱いのでバレにくくなります。
長さは4.5~5.3mがおすすめです。
長めを使うと、道糸が波にもまれずに済みます。
リール
リールは中型のスピニングリールを使います。サイズは2500~3000番がおすすめです。
道糸・力糸
道糸はPEの1号を使います。PEが切れるのを防ぐため、力糸(PE1→5号)をつなぎます。
長さは10mほどです。
ナイロンの2~3号でもOKです。
発砲玉
発砲玉は6~10号を使います。発砲玉は、海中でサビキ仕掛けを立てるためのものです。
そのため、基本的にはカゴを持ち上げることができればよいです。
オモリまで持ち上げると、ただのウキ釣りになってしまうので注意が必要です。
アジの活性が低い場合には、できるだけ小さなものを付けた方が喰いがよくなります。
カゴ
カゴはプラカゴを使います。サイズはMぐらいでよいです。
幹糸・エダス・針
市販のサビキ仕掛けを使います。大型のアジが喰ってきてもよいように、丈夫なものを選びます。
幹糸:7号以上
エダス:5号以上
針:8~10号
アタリはあるのに針掛かりしない場合は、針のサイズを小さくします。
小~中型のアジしかいない場合は、幹糸・エダス・針のすべてを小さくしてもよいです。
バケはスキンがおすすめです。
ただし、日や時間帯によっては魚皮がよいことがあります。
いろいろ用意しておくとよいです。
オモリ
オモリは10~20号を使います。潮の速さなどで変わってきます。
ブッコミサビキのポイント
ブッコミサビキのポイントについてご紹介します。おすすめのポイントはカケアガリと根周りです。
アジは回遊魚のため、基本的には同じ場所に居着きません。
そのため、アジが回遊してくる場所を狙うのが鉄則です。
カケアガリと根周りは底に変化のある場所なので、アジが回遊してきます。
ブッコミサビキのエサ
ブッコミサビキのエサについてご紹介します。サビキ釣りのため、サシエは付けません。
コマセはアミエビを使います。
アミエビだけで釣りができます。
カゴにアミエビを詰めすぎないようにします。
詰まってしまって出が悪くなるためです。
7~8分目までにしておきます。
ブッコミサビキのサーフでの釣り方
ブッコミサビキのサーフでの釣り方についてご紹介します。まず、仕掛けを狙ったポイントへキャストします。
オモリが底に着けば、糸フケを取って2回ほど竿を煽ります。
このようにして、カゴの中のコマセを撒きます。
再度オモリを底まで沈め、道糸を軽く張った状態にしてアタリを待ちます。
30秒ほど待ってアタリがなければ、もう1度竿を煽ってコマセを撒きます。
アタリがなければ、仕掛けを回収します。
基本的にはこれを繰り返します。
アタリがあれば、リールをゆっくり巻きます。
合わせは必要ありません。
無理をしないようにやり取りします。
アジが釣れ出せば、カゴの窓を絞り気味にします。
釣れ出すまでは全開でよいです。
詰めるコマセの量も減らします。
アジにコマセを与えすぎると、お腹がいっぱいになって釣れなくなります。
時合を少しでも長くしたいのなら、コマセの撒き方に注意が必要です。
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