堤防でのアジと言えば、サビキ釣りです。
ファミリーフィッシングの定番である大人気の釣り方です。
アジだけでなく、サバやイワシなどいろいろな魚を釣ることができます。
ここでは、通常のサビキ釣りと投げサビキ(遠投サビキ)釣りの仕掛けと釣り方についてご紹介します。
アジ釣りの堤防での時期
アジ釣りにぴったりの時期は、夏から秋にかけて(5~11月)です。中でも、7~10月がおすすめです。
水温が高くなって、アジがたくさん回遊してくるためです。
女性や子供でも簡単に釣れるので、ファミリーフィッシングに最適です。
ただ、熱中症には注意しなければなりません。
寒くなると、数は減りますが、良型が釣れます。
大物狙いなら、寒くなってからの方がよいです。
時間帯は、朝夕マズメがおすすめです。
夜は、常夜灯周辺などでよく釣れます。
日中にも釣れます。
アジは回遊魚なので、回ってくるかどうかが問題です。
それによって、釣果は大きく変わります。
潮は流れている方がよいので、事前に潮を確認しておくとよいです。
アジ釣りのサビキ仕掛け
アジ釣りのサビキ仕掛けについてご紹介します。サビキ仕掛けは、次のとおりです。
どちらの仕掛けにしてもよいです。
竿
竿は、万能竿やコンパクトロッド、バスロッドを使います。短くて柔らかいものが使いやすいです。
長さは、2~3mがおすすめです。
やや離れたポイントを狙うのなら、4~5mほどの磯竿(1~2号)を使うとよいです。
リール
リールは、スピニングリールを使います。サイズは、2000~2500番を選びます。
ライン
ラインは、ナイロンの1~2号を使います。ハリス・針
市販のサビキ仕掛けを使うとよいです。ハゲ皮・サバ皮・スキンなど、いろいろなタイプの仕掛けがあります。
日によって、喰いが異なります。
おすすめは、ピンクのスキンです。
針の大きさは、3~6号を使います。
大きさは、狙う魚の大きさに合わせるとよいです。
喰いが渋い時は、小さめの針を使うと、喰いがよくなることがあります。
カゴ
カゴは、サビキカゴを使います。オモリ
オモリは、3~5号のナス型オモリを使います。潮の速さなどによって変わってきます。
アジ釣りのサビキでの釣り方
アジ釣りのサビキでの釣り方についてご紹介します。釣り方は、次のとおりです。
カゴにエサを詰め込んで、仕掛けを投入します。
仕掛けを狙うタナまで沈めます。
竿先を上下に動かして、カゴからエサを出します。
撒き餌の中に、針を持って行くようにします。
その後、しばらく何もせずに喰ってくるのを待ちます。
当たりがなければ、もう1度竿先を上下に動かして、誘いを入れます。
それでも、当たりがなければ仕掛けを回収します。
そして、カゴにエサを詰め込んで、再度仕掛けを投入します。
あまりにも激しく誘い過ぎないようにします。
かえって釣れません。
軽く誘う程度OKです。
アジが回遊してくるまでは我慢の時間です。
撒き餌をコンスタントに撒いてアジを寄せます。
そのため、釣りはじめはどんどん撒き餌を撒く必要があります。
釣れなくても、早めに仕掛けを回収するようにします。
サビキ釣りは、撒き餌を撒いてすぐに喰ってこなければ、ほとんどの場合釣れません。
釣れないからと言って、粘ってもダメです。
当たりがあれば、しばらくそのままにして、追い喰いしてくるのを待ちます。
そうすることで、1度に複数のアジを釣ることができます。
ある程度待った後は、仕掛けを巻き上げます。
あまり長く待ちすぎると、最初にかかったアジが逃げてしまうことがあります。
アジ釣りの投げサビキ仕掛け
アジ釣りの投げサビキ仕掛けについてご紹介します。投げサビキ釣りは、遠投サビキ釣りやウキサビキ釣りなど他の名前で呼ばれることがあります。
サビキ仕掛けにウキを付けて、遠投できるようにしたものですべて同じです。
投げサビキ釣り仕掛けは、次のとおりです。
竿
竿は、1~2号の磯竿を使います。
コンパクトロッドや投げ竿などでもOKです。
長さは、4~5mほどがおすすめです。
リール
リールはキャストするので、スピニングリールを使います。
サイズは、2000~2500番がおすすめです。
ライン
ラインは、ナイロンの1~2号を巻いておきます。
ウキ
ウキは、サビキ用ウキを使います。
普通のウキよりも大きいです。
ハリス・針
市販のサビキ仕掛けを使います。
通常のサビキと同じでよいです。
針の大きさは、基本的に3~6号を使います。
魚の大きさや喰いによって仕掛けを変えるとよいです。
カゴ
カゴは、通常のサビキ同様サビキカゴを使います。
オモリ
オモリは、ナス型オモリ(3~5号)を使います。
潮の速さなどによって使い分けます。
アジ釣りの投げサビキの釣り方
アジ釣りの投げサビキの釣り方についてご紹介します。通常のサビキ釣りと違って、キャストしなければなりません。
そういう意味では、釣り初心者には少し難しいかもしれません。
ただ、練習すればできないことはありません。
投げサビキ釣り仕掛けでの釣り方は、次のとおりです。
まず、仕掛けを狙ったポイントへキャストします。
その後、竿を何回か軽く煽ります。
こうすることで、カゴから撒き餌が出ると共に、よい誘いがかかります。
しばらくそのまま当たりを待ちます。
当たりがなければ、再度何回か竿を煽ってみます。
それでも当たりがなければ、仕掛けを回収します。
アジが針にかかると、ウキが踊るように揺れます。
当たりがあっても、巻き上げるのを少し待つと、追い喰いしてくる可能性があります。
ウキが横に走る場合は、サバなどがかかっています。
このような時はすぐに巻き上げます。
放っておくと、他の人とお祭りしてしまう恐れがあります。
巻き上げる際は、一定の速さでゆっくり巻き上げます。
無理に巻き上げると、アジは口が柔らかいので切れて逃げてしまいます。
サビキ釣りに関しては、足元に沈めて釣るか、キャスとして釣るかの2つしかありません。
そのため、この2つの仕掛けや釣り方についてマスターしておくことをおすすめします。
あとは、状況に応じて、どちらの釣り方を採用するかを決めればよいです。
ススム
迷ったら、周囲の釣り人はどちらの釣り方で釣っているかを観察します。
よく釣れている方に合わせればOKです。
よく釣れている方に合わせればOKです。
サビキ釣りのタナの探し方
通常のサビキ釣りでも投げサビキ釣りでも、アジのいるタナをきちんと攻めることが重要です。アジのいないタナを攻めても思うような釣果は得られません。
基本的に小型は上の方の層、大型は下の方の層にいることが多いです。
ただ、これはあくまで目安です。
やってみないとわかりません。
数釣りを狙うのなら、アジの群れがいる層に仕掛けを持っていかないといけません。
それには、少しずつ狙うタナを変えていき、よく釣れるタナを見つけないといけません。
釣れたら、再び同じタナを狙うようにします。
釣れなくなれば、他のタナを攻めるようにします。
これの繰り返しです。
同じタナで釣れ続けることもありますが、いつもそうとは限りません。
常にアジのいるタナを探り続けるようにしましょう。
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