イカメタルと言えば、ケンサキイカを狙うことが多いです。
しかし、ヤリイカもイカメタルで釣ることができます。
ケンサキイカを狙う場合と比べると、釣り方が少し異なります。
ここでは、ヤリイカのイカメタル仕掛けと釣り方、時期についてご紹介します。
ヤリイカのイカメタルの時期
ヤリイカのイカメタルの時期についてご紹介します。ヤリイカは寒い時期によく釣れます。
10~4月頃まで狙えます。
12~3月頃までが最盛期となります。
良型もよく釣れます。
寒いので、防寒対策をきちんとしましょう。
ヤリイカのイカメタル仕掛け
ヤリイカのイカメタル仕掛けについてご紹介します。仕掛けは、次のとおりです。
ロッド
ロッドはイカメタルロッドを使います。ボートエギングロッドなどでも代用できますが、専用ロッドがおすすめです。
状況にもよりますが、柔らかめの方が釣りやすいです。
長さは6~7フィートです。
リール
リールはベイトリールを使います。カウンター付きがおすすめです。
アタリのあったタナを把握しやすいです。
ライン
ラインはPEの0.6号を使います。PEは感度がよいのでおすすめです。
リーダー
リーダーはフロロカーボンの3号ほどを使います。長さは1~1.5mです。
市販されているイカメタル専用リーダーを使うと便利です。
ドロッパー
ドロッパーとは、エダスに付けるスッテやエギのことです。スッテはウキスッテがよく使われます。
サイズはイカのサイズに合わせるとよいです。
なしでもよいですが、一般的には付けた方が釣れる確率が上がります。
1~2個付けます。
スッテ
スッテはイカメタルスッテを使います。重さは20~25号前後の出番が多いです。
潮の速さや狙う水深などによって変わります。
ヤリイカのイカメタルのタナは?
ヤリイカは底付近にいます。ケンサキイカも明るい時間帯は底付近います。
ただ、船のライトが点灯されると、明かりに寄せられてどんどん浮いてきます。
それなら、ヤリイカもライトが点灯されれば、狙うタナをどんどん上げていけばよいのでしょうか?
実は、ヤリイカはほとんど浮いてきません。
そのため、狙うのは底付近だけでOKです。
もちろん、ケンサキイカも併せて釣りたいのなら、いろいろなタナを探った方がよいです。
ヤリイカのイカメタルの釣り方
ヤリイカのイカメタルの釣り方についてご紹介します。仕掛けを底まで沈めていきます。
着底すれば誘い始めます。
何回かシェイクして止めます。
竿先が動かないようにしっかり止めて、アタリを待ちます。
基本的にはこれを繰り返します。
上でヤリイカは底付近を狙うと述べました。
だいたい底から10mの範囲内を探るとよいです。
タナについては、船長の指示に従います。
ヤリイカを狙う際は、できる限りソフトかつスローに誘った方がよいです。
激しいシャクリは、かえって乗りが悪くなります。
ただし、活性の高い時はどのような誘いでも乗ってきます。
アタリを待つ時間を長めに取った方がよいことが多いです。
アタリがなければ、竿をゆっくりシャクり上げて下ろす誘い方もあります。
下ろす際は、フリーフォールでもテンションフォールでもよいです。
どの沈め方がよいかは日によって異なります。
いろいろ試してみるとよいです。
アタリは非常に小さいです。
竿先がわずかに曲がったり、曲がっていた竿先が水平に戻ればアタリです。
アタリがあれば、即合わせです。
合わせが遅れると掛かりません。
もし合わせても掛からなければ、誘いを入れるとよいです。
再びアタッてくることが多いです。
イカが掛かれば、一定の速さで巻き上げます。
ラインが緩むとバレるので注意します。
ポンピングはNGとなります。
ヤリイカをオモリグで狙う
ヤリイカをオモリグで狙うことができます。タテの釣り(通常のイカメタル)がダメな時はヨコの釣り(オモリグ)の出番です。
イカの乗りが悪い時に威力を発揮します。
オモリグはハリスが長いので、スッテやエギがふわふわと漂います。
これがよい誘いとなります。
ただし、オモリグは潮がそれなりに流れていないと厳しいです。
基本的な誘いは2~3回シャクってゆっくり沈めるだけです。
その後、しっかりと止めてアタリを待ちます。
これを繰り返します。