ヒラスズキという魚をご存じですか?
シーバスの一種で、非常に人気のある魚です。
ここでは、ヒラスズキ釣りの時期と時間帯についてご紹介します。
ヒラスズキとは
ヒラスズキはスズキ目スズキ科スズキ属に属する魚です。日本海側では石川県以南、太平洋側では茨城県以南の沿岸部に生息しています。
スズキと言えば、河口や港湾部にいるというイメージが強いですが、ヒラスズキはそのような場所にはいません。
外海に面した磯などでよく見られます。
最大1mを超える個体もいます。
小魚や甲殻類を捕食しています。
そのため、ルアーに対する反応はよいです。
産卵期は2~4月です。
ススム
スズキの旬は夏(6~8月)ですが、ヒラスズキの旬は冬(12~3月)と真逆となっています。
ヒラスズキとマルスズキの違い
スズキ(シーバス)は主に3種類のものがいます。- ヒラスズキ
- マルスズキ
- タイリクスズキ
マルスズキはほぼ日本全国に生息していて、釣れるスズキのほとんどがマルスズキです。
ここでは、よく釣れるマルスズキとヒラスズキの違いについて解説します。
もっとも簡単に見分ける方法は、体の形で判断するというものです。
マルスズキの体は、体高ががそれほどなく細長い形をしています。
一方のヒラスズキの体は、体高があるので細長くは感じません。
他にもいくつか違いがあります。
目が小さいのがマルスズキで、大きいのがヒラスズキです。
尾の付け根が細いのがマルスズキで、太いのがヒラスズキです。
ちなみに、引きが強いのはヒラスズキです。
<ヒラスズキ>
<マルスズキ>
ヒラスズキ釣りの時期
ヒラスズキ釣りの時期についてご紹介します。磯でのヒラスズキ釣りと言えば、冬というイメージがあります。
それは、強風によってサラシができやすいためです。
サラシさえできれば釣れると思い込んでいる人が多いです。
実際のところ、ヒラスズキ釣りのベストシーズンは春と秋です。
もちろん、冬にも釣れないわけではありません。
季節ごとにみていきます。
春
産卵の終わった個体が体力を回復するために荒食いします。
水温が上がりはじめ、活性が高くなってきます。
3月は厳しいかもしれませんが、4~5月は非常に釣りやすいです。
春は意外と風が吹くのでサラシができやすいです。
夏
夏はサラシができにくいので、非常に釣りにくいです。
炎天下での釣りとなります。
釣り人にとっても厳しい時期となります。
しかし、夏はまったく釣れないというわけではありません。
時化た翌日などはチャンスがあるかもしれません。
秋
冬の産卵に備えて、秋(10~11月)は荒食いします。
まだ水温が下がっていないので活性が高く、ベイトが豊富にいるので釣りやすいです。
ただ、秋は風があまり吹かない日が多いので、サラシができにくいのが難点です。
ヒラスズキは、サラシができないと釣れにくいことが多いです。
あと、青物がいると、ヒラスズキよりも先に喰ってしまいます。
冬
冬は風が強く、サラシができやすい時期です。
冬の磯でヒラスズキを釣っているテレビ番組が多いので、よく釣れるイメージがあります。
しかし、冬は水温が下がるので、ヒラスズキの活性が低くなります。
そのため、非常に釣りにくい時期となっています。
ベイトの数が減るのも大きなマイナスです。
ヒラスズキ釣りの時間帯・天気など
ヒラスズキ釣りの時間帯・天気などについてご紹介します。他の魚釣り同様に、朝マズメと夕マズメがおすすめです。
マズメの時間帯は、活性が高くなるのでベイトを追います。
日中に狙うのなら、潮止まり前後がチャンスです。
ヒラスズキ釣りでもっとも重要なのがサラシの有無です。
風がないまたは弱いとサラシができにくいです。
波のない日も同様です。
風と波がなければ、サラシはまずできません。
風か波があって、サラシができそうな日を選ぶようにします。
晴れている日よりもくもりや雨の日が釣りやすいです。
気圧が低くなると、活性が上がりやすくなるためです。
ただ、水が濁ってしまうと釣れないので注意が必要です。
ヒラスズキの釣り方
ヒラスズキの釣り方についてご紹介します。釣り方は次のとおりです。
参考にしてみてください!
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