
タコ釣りと言えば、マダコ釣りの人気が高いです。
しかし、テナガダコを釣る人も多いです。
テナガダコとはどのようなタコなのでしょうか?
ここでは、テナガダコ釣りのタックルと釣り方などについてご紹介します。
テナガダコとは
テナガダコはマダコ科に属しています。文字どおり、足(腕)が長いです。
胴の約5倍もあります。
全長が70cm前後になる個体もいます。
日本全国の沿岸の比較的浅い海の砂泥底に生息しています。
あちこちにいるのですが、テナガダコ釣りは九州北部が有名です。
特に博多湾でテナガダコ釣りをする人が多いです。
日中は穴の中に潜っています。
近くにやって来たエサを捕食します。
夜行性のため、夜になるとエサを求めて活発に動き回ります。
テナガダコの旬は春~夏です。
味はマダコやイイダコには劣ります。
しかし、身が柔らかいので、炒め物や天ぷらで食べるとおいしいです。
テナガダコ釣りの時期・時間帯のおすすめ
テナガダコ釣りの時期・時間帯のおすすめについてご紹介します。テナガダコ釣りは、3月下旬~1月中旬まで釣れます。
よく釣れる時期は5~7月です。
夜行性のため、夜釣りがおすすめです。
テナガダコの活性が上がるので釣りやすいです。
時間的には、夕マズメから午前0時頃までがよいようです。
もちろん、それ以降も十分狙うことは可能です。
テナガダコ釣りのタックル
テナガダコ釣りのタックルについてご紹介します。タックルは次のとおりです。

ロッド
ロッドは、ライトゲームロッドを使います。
7:3調子のやや硬めがよいです。
オモリ負荷は40~100号ぐらいを目安にするとよいです。
他には、シーバスロッドやエギングロッド、バスロッドなどでもOKです。
リール
リールは、ベイトリールを使います。
パワーがあって、底を取りやすいためです。
スピニングリールでも問題はありません。
ライン
ラインはPEの4号を使います。
ルアーと直結します。
ルアー
タコ釣り専用ルアーを使います。
YO-ZURI「タコやん」の2.5号がおすすめです。
マダコやイイダコ用のエギでもOKです。
その場合は、ナス型オモリの5~10号をセットします。
テナガダコの釣り方
テナガダコの釣り方についてご紹介します。基本的にはヘチ釣りです。
つまり、堤防の際などを狙います。

まず、仕掛けを底まで沈めます。
着底すれば、竿先を上下に動かして(シェイクして)誘いをかけます。
オモリで底をトントンとたたくようにします。
誘った後は、止めてテナガダコが乗ってくるのを待ちます。
乗ってこなければ、再び誘いを入れます。
これを繰り返します。
アタリがなければ、少しずつ場所を移動します。
この辺はマダコ釣りと同じです。
数を伸ばそうとすれば、どんどん探り歩いた方がよいです。
少し重みを感じても、すぐには合せません。
テナガダコは、マダコに比べると足が細くて、動きが遅いです。
そのため、早合わせすると、足の先にしか掛らないのでバレやすいです。
違和感があれば、その場でシェイクを続けます。
そのうち、胴ごと覆い被さってきます。
このタイミングで合せます。
合わせは、鋭く強くは行いません。
テナガダコは身が柔らかいためです。
合せる時は、テナガダコを底から持ち上げるようなイメージで行うとよいです。
フッキングすれば、ラインのテンションを緩めないようにして巻き上げます。
テナガダコは固まっていることが多いです。
1匹釣り上げたら、もう1度同じ場所を狙ってみるとよいです。
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