トンジギをご存じでしょうか?
マグロをジギングで狙います。
ジギングでマグロが釣れるなんて夢のような話です。
ここでは、トンジギのタックルとしゃくり方についてご紹介します。
トンジギとは
トンジギは、トンボジギングの略称です。トンボをジギングで狙うというものです。
では、トンボとは何なのでしょうか?
トンボとはビンチョウマグロの地域名です。
ビンチョウマグロの胸びれは、非常に長いです。
その姿がトンボのように見えるというところから、ビンチョウマグロはトンボと呼ばれるようになりました。
トンジギとは、ビンチョウマグロをジギングで狙う釣りのことです。
トンジギは三重県で話題の釣りです。
三重沖では、数年前からジギングでビンチョウマグロが釣れています。
そのため、多くの釣り人がビンチョウマグロを狙って訪れています。
時期によっては、10kg前後がアベレージだと言います。
うまくいけば、20~30kgのビンチョウマグロを釣り上げることができます。
トンジギの時期
トンジギの時期についてご紹介します。三重沖のトンジギは、10月頃からスタートします。
ベストシーズンは1~3月頃です。
長ければ、5月頃まで釣れます。
年によって異なります。
船長に最近の釣果を確認するとよいです。
時期によっては、キハダマグロやカツオも混じります。
ここ何年かはよく釣れているので、ビンチョウマグロを釣りたい人は行ってみてはいかがでしょうか?
トンジギのタックル
トンジギのタックルについてご紹介します。タックルは、次のとおりです。
スピニングタックルでもベイトタックルでもOKです。
基本的にはどちらでもOKです。
ロッド
スピニングロッドなら、ブリなどの大物対応のジギングロッドを使います。
PEの3~5号に対応しているものです。
ベイトロッドなら、スロージギング用ロッドを使います。
300~400gのジグに対応したものです。
リール
シマノの場合、スピニングリールなら8000番、ベイトリールなら2000番を使います。
電動リールでもOKです。
電動ジギング専用モデルがおすすめです。
ライン
ラインはPEの4号を使います。
300m巻いておきます。
リーダー
リーダーは、フロロカーボンの80~100lbを使います。
長さは5~10mです。
ジグ
ジグは、250~300gを中心に使います。
ラインが斜めに入っていくような重さを選びます。
潮が緩くて真下に沈むようなら、150gを使うとよいです。
重くても400gまでです。
ロング系がおすすめです。
カラーは、ゼブラグローやシルバーなどがよく使われます。
フック
フックは、フロント・リアともにシングルです。
ダブルでもOKです。
サイズは6/0~11/0です。
トンジギの釣り方・しゃくり方
トンジギの釣り方・しゃくり方についてご紹介します。船長が、ビンチョウマグロがいるであろうポイントまで船を走らせます。
ポイントは、水深300mなどの深場です。
船をドテラ流しにして釣ります。
まず、船長から指示があったタナまでジグを沈めていきます。
底を取らずに、そのタナまでジグを持っていきます。
ジグは斜めに沈んでいくので、それを計算して狙いのタナまで送り込みます。
タナをきちんと守らないと釣れません。
沈めば、誘い始めます。
基本的にはワンピッチジャークで誘います。
速巻きでアクションさせるとよいです。
ロングフォールも効果的です。
フォールで喰ってきた場合は、大型であることが多いです。
大型を釣りたい人はロングフォールがおすすめです。
ラインの角度が付きすぎると釣りにくくなります。
タナの把握が難しくなるためで、このような場合はジグを回収して投入し直します。
すると、タナを取りやすくなって釣りやすくなります。
この釣りは体力勝負のところがあります。
ビンチョウマグロはいつ回遊してくるかわかりません。
そのため、釣れなくても誘い続けなければなりません。
当然ですが、誘うのを止めると釣れません。
アタリは、ドンといきなり喰ってきます。
ビンチョウマグロなら、一気に持ち込みます。
勢いよく引き込むので、竿を持っていかれないように耐えます。
走りたいだけ走らせます。
強く引き込む時は何とか我慢して、引き込みが少し緩めばゆっくり巻けるだけ巻きます。
これを繰り返して海面まで上げてきます。
海面近くでバレることもあるので注意が必要です。
最後は網ですくいます。
ドラグは最初に調整しておきます。
ラインやリーダーの号数にもよりますが、意外ときつめに締めておいても大丈夫です。
緩すぎると、ビンチョウマグロに走られてしまって上がってきません。
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