カレイ釣りと言えば、投げ釣りのイメージが強いです。
カレイは、キスとともに投げ釣りの人気魚種です。
ここでは、カレイの投げ釣り仕掛けと釣り方についてご紹介します。
カレイの投げ釣りの時期・時間帯
カレイの投げ釣りの時期・時間帯についてご紹介します。カレイ釣りのおすすめは、10~5月までとなっています。
ただし、12~2月までの産卵期は釣果が落ちます。
ベストシーズンは秋と春です。
秋は乗っ込みの時期で、10~11月はよく喰います。
春は、3~4月の花見ガレイの時期がよく釣れます。
カレイ釣りには、朝夕マズメのどちらかを狙うと釣果がアップします。
時間帯よりも、潮の流れを重視した方がよいです。
カレイは、潮が止まる時間帯や潮が動き出す時間帯によく喰うことが多いです。
そのため、その日の干潮や満潮の情報を確認しておきます。
カレイ釣りの投げ釣り仕掛け
カレイ釣りの投げ釣り仕掛けについてご紹介します。投げ釣り仕掛けは、次のとおりです。
竿
竿は、投げ竿を使います。
オモリ負荷25~27号のものがおすすめです。
長さは、4mほどでよいです。
ちょい投げで近場を攻めるだけなら、万能竿やバスロッドなどで十分です。
使用するオモリをキャストできるものなら、ほとんどの竿が使えます。
ただ、あまりにも硬い竿は当たりを取れないので注意が必要です。
長さは、もっと短い2~3mでよいです。
リール
リールは、投げ専用のスピニングリールを使います。
投げ専用は飛距離が出るように設計されているなどいろいろとメリットがあります。
4000番のスピニングリールでもOKです。
ちょい投げで近場を攻めるだけなら、それほど本格的な・大きなリール必要ありません。
2000~2500番のスピニングリールで十分です。
ライン
ラインはPEの1~2号を使います。
ライン切れを防ぐために、1.5→7号のテーパータイプの力糸をセットしておきます。
天秤
天秤には、いろいろな種類のものがあります。
おすすめは、海草天秤とジェット天秤です。
基本的には海藻天秤を使いますが、根がかりしやすい場所ではジェット天秤を使うとよいです。
当たりを取りやすい遊動式がおすすめです。
25号を中心に、潮の速さなどによって調整します。
ハリス・針
ハリスはフロロカーボンの3~5号です。
長さは10~20cmです。
針は、カレイ針の12~15号です。
これぐらいの市販の仕掛けを購入するとよいです。
キス用の仕掛けでも使えなくはありませんが、カレイ用に比べると切れやすいです。
カレイの投げ釣りの場所・ポイント
カレイの投げ釣りの場所・ポイントについてご紹介します。カレイ釣りのおすすめの場所は、サーフと堤防です。
どちらも、基本的には同じようなポイントを狙うとよいです。
ポイントを選ぶ大前提として、潮通しのよいところを選ばないといけません。
具体的には、次のようなポイントを狙います。
カケアガリ
カケアガリはエサが溜まりやすいところです。
そのため、小魚なども集まってきます。
仕掛けを引いてきて重く感じれば、掛けがりであることが多いです。
ミオ筋
ミオ筋は船の通り道です。
そのため、深く掘られています。
ほとんどカケアガリと同じ状態です。
潮通しもよいのでおすすめです。
潮の変化のある場所
潮の変化のある場所としては、潮目やヨレ、反転流などがあります。
こういったところには、エサが溜まりやすいです。
目で見てわかるので、見つけたら狙ってみるとよいです。
ススム
他にも、シモリなども狙ってみたいポイントです。
海底に何らかの変化のあるポイントを攻めるとよいです。
海底に何らかの変化のあるポイントを攻めるとよいです。
カレイの投げ釣りのエサと付け方
カレイの投げ釣りのエサについてご紹介します。エサには、アオイソメ(アオムシ)やマムシ(ホンムシ・イワイソメ)、ユムシなどが使われます。
虫エサを使うのが定番です。
特に、アオイソメやマムシがおすすめです。
アオイソメは、どこの釣具店でも売っており、入手しやすく安価です。
海中でよく動くので、視覚的なアピールが強いです。
マムシは少し高いです。
身が固いので遠投に適しています。
匂いが強いので、カレイの喰いが渋い時に使ってみるとよいです。
ユムシはエサ持ちがよいです。
乗っ込みの時期には欠かせません。
エサの付け方はいろいろあります。
基本的には、通し刺しか房掛けにされることが多いです。
通し刺しの場合は、1匹掛けかタラシの長さを1~5cmにしておきます。
その日の反応によって変えていくとよいです。
アオイソメは房掛けか、1匹掛けが多いです。
マムシは通し刺しにします。
ユムシは1匹掛にします。
複数のエサを組み合わせた房掛けにすることもあります。
カレイ釣りの投げ釣りの釣り方
カレイ釣りの投げ釣りの釣り方についてご紹介します。釣り方は、次のとおりです。
まず、仕掛けを狙ったポイントへキャストします。
仕掛けが着底すれば、糸ふけを取って、そのままアタリを待ちます。
アタリがなければ、数分~10分おきに数十cmリールを巻くか、竿を立ててシャクるとよいです。
この時に重みを感じれば、魚がかかっているので巻き上げます。
仮に、重みがなくても、巻いたり、シャクッたりすることでよい誘いが入ります。
アタリがなければ、まめに仕掛けを動かしてみるとよいです。
置き竿のままでは喰ってくれません。
仕掛けを回収して、新鮮なエサと取り替えるのも有効です。
乗っ込みの時期は、エサ取りが多いので早く打ち返した方がよいです。
一方の寒い時期は、エサ取りが少ないのでそれほど打ち返しは必要ありません。
エサ取りの量に応じて、打ち返す頻度を変えるとよいです。
始めのうちは、カレイがどこにいるのかを探ります。
1匹釣れれば、そのポイントに他のカレイがいる可能性が高いです。
次もそのポイントを狙います。
カレイのポイントを早く見つけるために、複数本の竿を投げておくと効率がよいです。
その際、遠くから近くまで、左から右まで、いろいろと投げ分けておきます。
ただし、4本までにしておきます。
多すぎると、逆に効率が悪くなってしまいます。
アタリは、穂先がチョンチョンと揺れたり、ラインがふけたりします。
アタリがあっても早合わせは厳禁です。
早合わせをすると、スッポン受けてしまうことがあるためです。
しっかり喰うまで待ちます。
喰い込めば、きちんと合わせて針掛かりさせます。
向こう合わせでよいという人もいます。
その場合は、アタリがあればそのまま巻き上げるだけです。
巻き上げ時は、ラインのテンションを緩めないように注意します。
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