徐々に人気が高まりつつあるタマン(ハマフエフキ)釣り。
タマンが専門で狙われることは意外と少ないです。
それは、狙っても数が期待できないためです。
しかし、最近はタマンがよく釣れています。
今後も期待できるかもしれません。
ここでは、タマン釣りの投げ釣り仕掛けや釣り方などについてご紹介します。
タマン釣りの時期・時間帯
タマン釣りの時期についてご紹介します。タマンは、沖縄などでは年間を通して釣ることができます。
よく釣れるのは初夏~秋です。
5~9月に釣りに行くとよいです。
特に、7~8月は大型が期待できます。
地域によって、時期が異なることがあります。
タマンは夜釣りでよく釣れます。
朝夕マズメは、活性の上がる時間帯です。
ただし、日中にも釣ることは可能です。
潮が動き始める時間帯も狙い目です。
タマン釣りの仕掛け
タマン釣りの仕掛けについてご紹介します。タマンは、投げ釣りの対象魚の中では最大級のパワーを誇る魚の1つです。
そのため、パワーで負けない仕掛けを使う必要があります。
釣れる魚の大きさによって、仕掛けの大きさは大きく変わってきます。
サーフからの釣りでも、大型が喰ってくることがあります。
仕掛けは次のとおりです。
竿
竿は35号の投げ竿を使います。長さは4~4.3mです。
リール
リールは大型のスピニングリールを使います。使用する道糸に適したサイズを選びます。
道糸
道糸はPEの5~10号を使います。太い道糸を使うのは、根掛かりによる仕掛けのロストを抑えるためです。
比較的根掛かりの少ないサーフでは5~6号でもよいことがあります。
天秤
天秤はイシダイ用天秤を使います。釣り場によっては、L型天秤(遊動タイプ)やジェット天秤でもOKです。
オモリは20~30号です。
ハリス
ハリスはフロロカーボンの8~20号を使います。根が荒いポイントでは太めの方がよいです。
サーフでは細めでもいける場合があります。
磯なら16~20号、サーフなら8~10号を目安にするとよいです。
釣れる魚の大きさによっても変わります。
長さは1m前後です。
針
針は、丸セイゴの18~20号を使います。1本針です。
※瀬ズレワイヤーは1~1.5mです。
根掛かりの少ないポイントなどでは付けないこともあります。
タマン釣りの釣り場・ポイント
タマン釣りの釣り場・ポイントについてご紹介します。タマン釣りと言えば、磯からのイメージが強いです。
実際のところ、沖磯などで釣る人が多いです。
実は、サーフからも狙うことができます。
遠浅のサーフではなく、急深サーフの方が期待できます。
タマンは、砂地と沈み根が入り混じったポイントがおすすめです。
ただし、底全体が岩礁帯のポイントにはあまりいません。
タマン釣りのエサ
タマン釣りのエサについてご紹介します。エサはイカを使います。
イカが定番です。
小~中型を狙う場合は、スルメイカなどの短冊がよく使われます。
ゲソでもOKです。
大型を狙う場合はヒイカがおすすめです。
生でも冷凍でもよいです。
イカの短冊もヒイカも縫い刺しにします。
タマンの釣り方
タマンの釣り方についてご紹介します。まず、仕掛けをキャストします。
タマンは沈み根周辺を回遊します。
そのため、沈み根近くを狙うとよいです。
着底後、糸ふけを取ります。
置き竿にしてアタリを待ちます。
大物狙いではリールのドラグを緩めて待つことが多いです。
しかし、タマン釣りではドラグを緩めません。
緩めておくと、大型が喰ってきた際に対抗できません。
先手を取られてどうしようもなくなってしまいます。
そのようなことにならないようにドラグを締めておくのです。
ただし、ドラグを締めておくと、タマンが喰ってきた勢いで竿を持ち込まれてしまいます。
それを防ぐために、必ず尻手ロープを使って飛ばされないようにしておきます。
アタリがなければ、仕掛けを動かして誘います。
ただし、根掛かりの多いポイントでは誘いを掛けるのは少なめにしておきます。
仕掛けを動かす時は、仕掛けを持ち上げてから行うとよいです。
仕掛けを回収する際は、仕掛けを持ち上げ、一気に巻き上げるようにします。
タマンが喰ってくれば、竿が飛びます。
もちろん、尻手ロープを付けていれば、竿が海中に持っていかれることはありません。
リールを強引に巻いていきます。
間違っても、道糸を送り出すようなことはしてはいけません。
そのようなことをすれば、根で道糸や仕掛けが切られてしまうためです。
リールをひたすら巻いていきます。
タマンと一緒にコロダイが狙われることが多いです。
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