東京湾で大人気のマゴチ釣り。
最近は、ルアーで狙う人が増えてきましたが、まだまだまエサ釣りも負けてはいません。
ここでは、東京湾でのマゴチ釣りの仕掛けと釣り方についてご紹介します。
東京湾でのマゴチ釣りの時期と特徴
東京湾では、4月頃からマゴチ釣りの盛期を迎えます。9月ぐらいまでがおすすめです。
産卵期の6~7月は、もっとも数釣りを楽しめます。
初心者は、この時期に釣りに行くとよいです。
釣り自体は、3月から年内一杯まで行うことができます。
東京湾でのマゴチ釣りは、意外と浅い場所で釣りを行います。
場所によっては、水深5~10mほどです。
浅い場所で、マゴチを釣ると強烈な当たり・引きを楽しむことができます。
東京湾のマゴチ釣りのポイントとして、次の3点です。
- エサ付け
- タナ取り(底取り)
- 前当たりを逃さない
これらのことに注意して釣るとよいです。
マゴチ釣りはエサを喰い込ませるまでのドキドキ感が堪らない釣りです。
いかに我慢できるかが勝負の分かれ目です。
スミイカやヒラメなどが釣れることもあります。
非常に楽しい釣りです。
マゴチ釣りの仕掛け
マゴチ釣りの仕掛けについてご紹介します。仕掛けは次のとおりです。
ロッド
ロッドは、マゴチ専用竿・シロギス竿・ゲームロッドを使います。
オモリ負荷は10~20号です。
7:3調子のロッドがおすすめです。
長さは、1.8~2.4mが使いやすいです。
リール
リールは、両軸リールを使います。
サイズは150番がおすすめです。
しっかり合わせられるようにドラグはきつめに締めておきます。
ライン
ラインは、PEの1.5~2号を使います。
100mほど巻いておけばよいです。
オモリ
オモリは、三日月オモリの15号を使います。
三日月オモリは、着底がわかりやすく、仕掛けが絡みにくいです。
アオリイカ用中オモリの15号でもOKです。
鋳込み天秤を使ってもよいです。
ハリス
ハリスは、フロロカーボンの5~6号を使います。
長さは、1.5mほどでよいです。
針
針は、マゴチ専用針・スズキ針16~18号を使います。
エビを付けた時に、エビの姿勢が安定する形状となっています。
エビエサに最適な針です。
マゴチ釣りのエサと付け方
マゴチ釣りのエサと付け方についてご紹介します。エサは、生きたサイマキエビを使います。
小ぶりのクルマエビのことです。
まず、頭の硬く長いツノを折ります。
折らないと、針の軸に当たってサイマキの姿勢が安定しません。
サイマキの口に針先を差し込みます。
脳みそ(頭の黒い部分)に刺さらないようにします。
刺さると死んでしまうためです。
ツノの付け根辺りから針先を出します。
針先を少し出す程度で止めておきます。
カエシまで出すと、サイマキの姿勢が安定せず、マゴチの喰いに影響が出ます。
海水の入ったバケツなどでエビが元気に泳げば成功です。
エビが死んでしまうとマゴチは喰ってきません。
そのため、適度にエビの状態を確認する必要があります。
マゴチ釣りの釣り方・合わせ方
マゴチ釣りの釣り方・合わせ方についてご紹介します。はじめにエビを海中に入れます。
その後、オモリを入れます。
仕掛けを底まで沈めます。
ハリスは1.5mですが、約1mほど巻き上げます。
潮の速さによって変わりますが、普通はこれぐらいでエビが底付近にいきます。
その時の状況によって巻き上げる量を調整します。
少し待ってアタリがなければ、タナを取り直します。
目安は10~30秒に1回のタナの取り直しです。
タナを取り直すのは、水深が変わるためということもありますが、それ以上に重要な役割を果たしています。
実は、タナを取り直すことで誘いがかかっているのです。
オモリを着底させて1m巻き上げることで、エビがほどよく踊ってよい誘いとなります。
そのため、頻繁にタナを取り直します。
タナを取り直す際は、軽くシャクるような感じでオモリを底から上げるとよいです。
ロッドをゆっくり持ち上げると、あまりエビが動かず、よい誘いがかかりません。
マゴチがやって来ると、エビが暴れます。
これが前アタリです。
厳密には、マゴチがエビを咥えた時を言うのですが、エビが暴れることでマゴチが近づいてきたことを知ることができます。
マゴチがエビを咥えると、穂先がちょっと入ったり、重く感じたりします。
このような違和感を感じたら、竿先を下げてみます。
そして、アタリを感じたら、仕掛けを少し送ります。
すると、またグーッと穂先が入ります。
そうすれば、また仕掛けを送ってやります。
アタリが続く場合は、大きな引き込みがあるまで待つとよいです。
一気に穂先が入れば合わせます。
合わせる時は、大きくしっかりと合わせます。
早合わせは禁物です。
ある程度の我慢が必要な釣りです。
ただし、この合わせ方が必ずしも正しいとは言えません。
どのタイミングで合わせればよいかは日によって異なるので、いろいろ試してみるしかありません。
待ちすぎるとよくない場合が多いです。
上で解説したほどのアタリではない場合において、怪しいと感じた時は少し聞き上げるとよいです。
そうすると、竿がグッ、グッと引き込んでいくことがあります。
その後は、仕掛けを少し送ります。
喰ってきたかどうかわからない場合は、少し聞き上げるようにします。
潮の流れが緩いと、アタリがあった後居食いすることがあります。
居食いの場合は、ゆっくり聞き上げてテンションをかけると引き込むことがあります。
潮が流れている時の方が比較的釣りやすいです。
ここまで合わせのタイミングについて解説してきました。
それでも、合わせのタイミングがよくわからないという人もいるでしょう。
そのような人は次のようにするとよいです。
最初のアタリがあってから、7秒数えて合わせます。
うまくいけばこれで針掛かります。
ただし、絶対にいつも成功するわけではありません。
待ちすぎるよりは釣れる可能性は高いです。
やってみてダメなら、待つ時間の調整をするなどしてみてください。
関連記事