青物釣りと言えば、ルアー釣りというほど人気があります。
ほとんどの場合、メタルジグ(ハードルアー)が使われます。
実はワーム(ソフトルアー)でも、青物は釣れるのです。
ここでは、タチウオパターン(タチパターン)でのワームを使った青物の仕掛けと釣り方について解説しています。
目次
タチウオパターンとは
タチウオパターンとは、何のことなのでしょうか?タチウオパターンとは、対象魚がベイトとしてタチウオを捕食している時期の釣り方などのことを言います。
青物がタチウオを喰うのかと驚かれる人がいるかもしれませんが、それが喰うのです。
もちろん、タチウオと言っても小型のものです。
1mを超えるような大型のタチウオが喰われることはないと思われます。
ルアーについてはタチウオを意識したものを選び、誘い方についてもタチウオを意識して動かします。
対象魚にルアーをタチウオと思わせて喰わせるのですからね。
対象魚としては、ブリやヒラマサ、サワラなどの青物がメインとなります。
タチウオパターンの時期
タチウオパターンの時期についてご紹介します。青物は年中釣れる魚です。
重要なのは、ベイトとなるタチウオが釣れる時期です。
当たり前ですが、タチウオがいなければタチウオパターンは成立しません。
特に、小型のタチウオがたくさん釣れる時期がおすすめです。
年によって、時期が異なることもありますが、秋から冬にかけてが(10~1月)がよいでしょう。
ススム
タチウオがよく釣れているかをチェックするのが間違いないです。
タチウオパターンのタックル(仕掛け)
タチウオパターンのタックル(仕掛け)についてご紹介します。実は、タチウオパターンでの釣り方にはメタルジグを使った釣り方とワームを使った釣り方があります。
ジグでは釣れない時間帯に、ワームでやってみると面白いと思います。
ここでは、ワーム釣りについて解説していきます。
仕掛けは、ダウンショットリグのような仕掛けです。
このような仕掛けとなります。
タチウオパターンのロッド
タチウオパターンのロッドについてご紹介します。ロッドは、ジギングロッドを使います。
基本的には青物狙いなので、青物を釣り上げられるロッドを選べばよいです。
長さは、2m前後が扱いやすいです。
使用するオモリの重さやターゲットの大きさなどを考慮して選ぶようにします。
タチウオパターンのリール
タチウオパターンのリールについてご紹介します。リールは、スピニングリールでもベイトリールでも構いません。
おすすめは、パワーのあるベイトリールです。
ヒットした後のやり取りがしやすいです。
底を取りやすいのもよいです。
中~大型がおすすめです。
キャストするのなら、スピニングリールの方がよいでしょう。
4000~5000番がおすすめです。
タチウオパターンのライン・リーダー・オモリ
タチウオパターンのライン・リーダーについてご紹介します。ラインは、PEの3号を使います。
細くて、強度のあるPEが間違いありません。
リーダーは、フロロカーボンの16号をセットします。
オモリは、80号前後を使います。
潮の速さなどによって変わります。
タチウオパターンのワーム
タチウオパターンのワームについてご紹介します。ワームは、タチウオパターンなので、タチウオ型のものを使います。
専用のワームがあります。
タチウオのようにギラギラ光っていて、薄いのでひらひらと泳ぎます。
まるで本物のタチウオのようです。
大きさは、11インチです。
意外と大きいですが、これぐらいのサイズのタチウオを丸ごと飲み込んでいるので問題ありません。
青物のワームでの釣り方
釣り方は、非常にシンプルです。まず、仕掛けを底まで沈めます。
着底すれば、2mほど巻き上げます。
青物は底付近にいるためです。
このレンジを丹念に探ります。
もちろん、釣れなければ他のレンジも誘ってみるとよいでしょう。
基本的には、軽くシャクッてステイの繰り返しで喰わせます。
シャクリは、スローの方がよいです。
タチウオは、泳ぎがそれほどうまくありませんので、それに合わせます。
潮が流れていれば、ワームがビラビラと漂うので、よい誘いがかかります。
この釣りでもっとも注意しなければならないのは、根がかりです。
船を流して釣るので、カケアガリに差し掛かると、あっという間に水深が浅くなってしまいます。
そのまま放っておくと、根がかりは避けられません。
そのため、常にオモリと底との距離(2m)を一定に保つようにしなければなりません。
大型を狙うのなら、できるだけ底に近い方がよいです。
当たりがあれば、合わせて巻き始めます。
引きが強いので、無理をせず、ゆっくり上げればよいです。
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