“エギングで使うラインはできるだけ細い方がよい”という話を聞いたことがありませんか?
私は、いろいろな人からこの話を聞いたことがあります。
この話は本当なのでしょうか?
ここでは、エギングのラインの太さ(号数)についてご紹介します。
長さについても触れています。
エギングのラインの太さ
エギングのラインの太さについてご紹介します。ラインとして人気の高いPEについて解説します。
実際のところ、太いPEに比べると、細いPEの方がメリットが多いです。
細いPEとは、何号ぐらいまでのものを指すのかと言えば、おおむね1号ぐいらいまでです。
ただし、理想は0.6号です。
ススム
最低でも、0.8号は使いたいです。
細いPEによるメリットには、次のようなものがあります。
- 風などの抵抗が少ないのでよく飛びます。
- 潮の影響を受けにくいので流されにくいです。
- エギが沈むスピードが速いです。
実は、これら以上に大きなメリットがあるのです。
それは、沈む時のエギの姿勢に関係があります。
アオリイカは、前傾姿勢で沈むエギにしか興味を示さないと言われています。
細いPEを使うと、エギが前傾姿勢のまま沈んでいきます。
太いPEを使うと、この前傾姿勢が崩れてしまうのです。
これでは、フォール時にアオリイカが抱きついてくれません。
このようなことから、細いPEを使った方がフォール時に当たる可能性が高まるので、圧倒的に有利なのです。
逆に、デメリットはないのでしょうか?
もちろん、細いわけですから、太いものより強度が落ちます。
ただ、0.6号でも無理をしなければ、大型のアオリイカを釣り上げることはできます。
そういう意味では、それほど大きなデメリットとは言えないかもしれません。
最大のデメリットは、価格が高いことです。
通常、PEは太い方が高いのですが、0.6号ぐらいまで細くなると、逆に高くなる傾向にあります。
PE自体が比較的高いのに、細くなるとさらに高くなってしまうのです。
コストを安く抑えたい人には厳しいかもしれません。
メリットとデメリットをよく考えて、どのPEにするのかを決めればよいです。
ちなみに、季節によって号数違いのPEを使い分けることも可能です。
春の大型狙いの場合は、1号以上を使います。
秋の小型狙いの場合は、0.3~0.4号を使います。
エギングのラインの長さ
エギングのラインの長さについてご紹介します。ラインは、150~200m巻いておくと安心です。
キャストして放出する長さの倍以上を目安とするとよいでしょう。
ラインは傷が入ると切って使います。
さらに、ライン切れを起こすリスクは常にあります。
ライン切れを起こして釣りができなくなったということだけは避けたいですね。
そういう意味でも、ラインは少し余裕のある長さにしておいた方がよいです。
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