キジハタ(アコウ)は夏のイメージが強い魚です。
冬にも狙うことができます。
冬のキジハタ釣りは、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?
ここでは、冬のキジハタ釣りの仕掛けと釣り方・ポイントなどについてご紹介します。
キジハタ釣りは冬にも釣れる
キジハタは、夏になると、産卵のために浅場にやって来ます。そのため、非常に釣りやすくなります。
産卵後は、体力回復のために荒喰いします。
数釣りを行いたいのなら夏がベストです。
しかし、冬もキジハタを釣ることは可能です。
ただし、活性が低いことが多いです。
冬に釣るにあたって、注意することがあります。
晴れた穏やかな天気の日が続いた後に釣りに行く方がよいです。
雨や風によって水温が低下すると、喰いが悪くなります。
直リグとは
直リグとは、シンカーとフックが一体となったリグのことです。直リグの大きなメリットは、ストラクチャーに沿ってタイトに攻めることができることです。
キジハタ狙いで人気のテキサスリグは、シンカーとフックが離れます。
そのため、ストラクチャーに沿ってタイトに攻めることができません。
冬のキジハタ釣りには直リグがおすすめです。
キジハタの直リグ仕掛け
キジハタの直リグ仕掛けについてご紹介します。仕掛けは次のとおりです。
ロッド
ロッドはロックフィッシュ専用ロッドを使います。キジハタ専用ロッドもあります。
高感度かつ繊細な穂先と強靭なバットパワーを兼ね備えたものがおすすめです。
長さは7~8フィートです。
リール
リールは小型のベイトリールを使います。スピニングリールも使えますが、良型狙いの場合はパワーのあるベイトリールがおすすめです。
ライン
ラインはPEの1.2~2号を使います。リーダー
リーダーはフロロカーボンの14~20lbを使います。長さは2~2.5mです。
シンカー
シンカーはダウンショットリグ用や直リグ用を使います。10~15gがメインとなります。
浅場などでは3~7gを使うこともあります。
フック
フックはオフセットフックを使います。サイズは2/0がおすすめです。
ワーム
ワームはクロー系やグラブ系を使います。サイズは3インチほどです。
冬のキジハタ釣りにおすすめのポイントは?
冬のキジハタ釣りにおすすめのポイントについてご紹介します。冬におすすめのポイントは水深のある湾奥です。
水深が深いと、水温の変化が小さいです。
エサとなるベイトも集まってきます。
湾奥の大型船が停泊する場所が狙い目です。
水深が深くなっています。
そこに、テトラやシモリなどがあれば、かなり期待できます。
キジハタの釣り方
キジハタの釣り方についてご紹介します。冬は水温が低いこともあって、なかなか喰い込んでくれません。
ワームに噛みつくだけで、合わせてもフッキングしないことが多いです。
しっかり喰い込ませるために、ゆっくりのアクションで誘います。
まず、ワームをキャストします。
キジハタ釣りは底を狙うので、底まで沈めます。
フリーフォールでOKです。
ワームが着底すれば、誘いを入れていきます。
ズル引きやリフト&フォールがおすすめです。
ゆっくりアクションさせます。
この時、ストラクチャーなどの底に変化のある場所を探ります。
岩やシモリなどに差し掛かれば、さらにゆっくり誘うようにします。
シェイクで念入りに誘うと効果的です。
アタリがなければ、仕掛けを回収します。
いろいろな場所にキャストして広範囲を探るようにします。
ワームがズレていると喰わないのでチェックしておきます。
アタリがあれば、すぐに糸ふけを取って合わせます。
しっかり合わせることが重要です。
フッキングすれば、根に潜られないように一気に底から引き離します。
ラインのテンションを抜かないように注意しながら巻いてきます。
目の前まで寄せた後は、一気に抜き上げます。
大型なら網ですくうとよいです。
キジハタの喰いが渋い時は?
喰いが渋い時は、ワームのシルエットを小さくした方がよいです。これだけでも喰いがよくなることがあります。
シンカーはできる限り軽くします。
底を取れるギリギリの重さがベストです。
カサゴばかりが喰ってくることがあります。
そのような場合はブレードを付けるとよいです。
ブレードを付けると、カサゴはあまり喰わなくなります。
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