冬の船からのヒラメ釣りも人気が高いです。
寒ヒラメがターゲットとなっています。
寒い時期の釣りとなりますが、釣りに行く価値は十分にあります。
ここでは、寒ヒラメの時期や攻略法などについてご紹介します。
寒ヒラメとは
寒ヒラメとは、水温が下がる冬に釣れるヒラメのことです。ヒラメは、冷たい海でエサをたくさん食べています。
そのため、身は肉厚で脂がよく乗っています。
非常においしいです。
寒ヒラメの時期
寒ヒラメの時期は冬から早春です。この時期は、ヒラメの活性が低いです。
そのため、数をたくさん釣るのは難しいです。
しかし、5Kgオーバーなど良型のヒラメを釣りやすいです。
場所にもよりますが、イワシの群れが回遊してくれば狙い目です。
冬のヒラメ釣りの仕掛け
冬のヒラメ釣りの仕掛けについてご紹介します。釣り方は泳がせ釣りです。
仕掛けは次のとおりです。
※ノーマルタックルでもライトタックルでもよいです。
最近はライトタックルで狙うのが人気です。
ライトタックルは( )で表示しています。
( )がない項目は共通です。
竿
竿は、6:4~7:3調子でオモリ負荷30~100号(20~60号)のヒラメ竿を使います。
80~100号(50~60号)のオモリに対応していないと厳しいです。
長さは2.7m(2m)前後がおすすめです。
リール
リールは、小型の電動リールか、小型の両軸リールを使います。
電動リールは、海面付近で巻き上げが自動停止した際にバレやすいので注意が必要です。
道糸
道糸はPEの2~3号(1号)を使います。
200m巻いておけば安心です。
幹糸
幹糸は7~8号(7号)を使います。
長さは1m前後です。
ハリス
ハリスはフロロカーボンの6号を使います。
大型が釣れるため、太くしたいところですが、太すぎるとエサの弱りが早くなります。
長さは60~90cmです。
捨て糸
捨て糸は、フロロカーボンの4号(3号)を使います。
長さは20~50cmです。
針
針は親針と孫針をセットします。
親針はチヌ針の7号、丸セイゴ17号などを使います。
孫針はチヌ針の6号、トリプルフック8号などを使います。
親針と孫針の距離は13~15cmほどにします。
オモリ
オモリは60~100号(40~60号)を使います。
冬のヒラメのエサと付け方
冬のヒラメのエサと付け方についてご紹介します。エサは生きたイワシを使います。
イワシは、元気がよいほどヒラメの喰いがよいです。
そのため、いかに弱らせないようにエサ付けできるかがカギとなります。
素早く付けないといけません。
だからと言って、強く握りすぎると弱ってしまいます。
ウロコが剥がれるのもよくありません。
手のひらでイワシを優しく握り、指で目を隠すとよいです。
親針は口掛けか、鼻掛けにします。
孫針は背掛けか、腹掛けにします。
孫針を打つ位置は、ヒラメの喰い方や根掛かりの有無などを考慮して決めます。
冬のヒラメの釣り方・コツ
冬のヒラメの釣り方・コツについてご紹介します。釣りを始める前に、きちんとドラグの調整を行っておきます。
2Kg前後にしておきます。
片手で強く引っ張ってラインが出るぐらいが目安です。
まず、仕掛けを底まで沈めます。
根掛かりのない砂利底なら、船の上下動でオモリが底に着いたり離れたりする状態でアタリを待ちます。
逆に、根掛かりの多いポイントなら、底から1mほど上げてアタリを待つことが多いです。
船長の指示に従います。
ヒラメは活性が低いと、エサを追いかけず、目の前にいるエサしか喰いません。
そのため、エサが底付近にいくようにハリスの長さを調整しなければなりません。
ハリスの長さの基準は70cmです。
海が穏やかな時は短めの60cmにします。
逆に、ウネリがある時は長めの90cmにします。
長めにすると、船が持ち上げられてもエサは底から離れません。
捨て糸の長さは潮の状況により変えます。
捨て糸の長さの基準は40cmです。
潮が澄んでいる時は50cmにします。
逆に、濁っている時は20cmにします。
低活性のヒラメに喰わせるには、こうした微妙な調整を惜しんではいけません。
もちろん、これらは目安です。
そのため、いろいろ試してみるとよいです。
アタリがあっても、しっかり喰い込むまで待ちます。
活性の低いヒラメはエサを喰い込むまで時間がかかることが多いためです。
焦って合わせるとすっぽ抜けます。
底付近でアタリがない場合は、仕掛けを少し上げてみます。
イワシの反応があれば、底から5mほどまで上げてもOKです。
上げ方は2つあります。
1つは、1m刻みで止めて反応を見ながら探る方法です。
もう1つは、ゆっくり5m巻き続ける方法です。
この時、アタリがあれば下へ大きく引き込むまで待ちます。
仕掛けをサミングしながら落とし込んでいくのも効果的です。
この時も、大きく引き込むまで待ちます。
大きく引き込めば(しっかり喰い込ませることができれば)、竿をゆっくり立てて聞き合わせします。
針掛かりすれば、巻き上げを開始します。
ヒラメが引き込んでいる時はリールを巻かずに、竿の弾力性を活かしてやり取りします。
ポンピングすると針穴が広がってバレる原因となります。
海面まで上がってくれば、網ですくいます。
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