根魚と言えば、穴釣りというぐらい人気の釣り方です。
アイナメも穴釣りで釣ることができます。
カサゴやメバルなどいろいろな魚が釣れるのも魅力です。
よく似た釣り方にヘチ釣りというものもあります。
ここでは、アイナメの穴釣りとヘチ釣りの仕掛けと釣り方についてご紹介します。
目次
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りの時期・時間帯のおすすめ
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りの時期・時間帯のおすすめについてご紹介します。アイナメは、10~4月がおすすめの時期となっています。
穴釣りやヘチ釣りで狙うなら、産卵のため浅場にやって来る11~12月が狙い目です。
アイナメは明るい時間帯にエサを食べるので、日中における釣りがよいです。
特に、朝マズメは活性が高いので狙い目です。
アイナメの穴釣り・ヘチ釣り仕掛け
アイナメの穴釣り・ヘチ釣り仕掛けについてご紹介します。仕掛けは、次のとおりです。
穴釣り(ブラクリ)仕掛け
ヘチ釣り仕掛け
それぞれの仕掛けを分けて表示しましたが、実際のところ仕掛けはほとんど同じです。
つまり、穴釣りでヘチ釣り仕掛けを、ヘチ釣りで穴釣り仕掛けを使うこともできます。
竿やリール、ラインなどは兼用できます。
針やオモリなどを交換するだけでOKです。
竿
竿は、ヘチ竿(2~3m)や磯竿(1号5m)を使います。
他にも、バスロッドなどが代用できます。
長さは、釣る場所に応じて決めるとよいです。
リール
リールは、小型のスピニングリールやベイトリールを使います。
スピニングリールのサイズは、2000番がおすすめです。
それほど大きなものは必要ありません。
ヘチ釣りならタイコリールでもOKです。
ライン
ラインは、ナイロンの2~3号を使います。
ハリス
ハリスは、フロロカーボンの1.5~3号を使います。
長さは、1.5~3mぐらいにします。
針
針は、チヌ針の2~3号を使います。
ブラクリ(0.5~3号)でもよいです。
ブラクリは、オモリと針がセットになったもので、非常に使いやすいです。
オモリ
オモリは、ガン玉のB~4Bを使います。
重めのオモリを使う場合、中通しオモリを使うとよいです。
重さは、潮の速さや狙う水深などによって変わります。
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りのポイント
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りのポイントについてご紹介します。アイナメは、堤防の足元や磯でよく釣れます。
狙うポイントが若干異なるだけです。
穴釣りでは、テトラや岩の隙間などに潜んでいるアイナメを狙います。
一方、ヘチ釣りでは堤防のヘチ際の底や中層にいるアイナメを狙います。
具体的なポイントとしては、堤防における捨て石、ケーソンの継ぎ目、スリット、コーナー、テトラポット周辺、沈み根、藻が生えている場所などがおすすめです。
ススム
どの場所で釣る場合でも、障害物周辺や潮の流れに変化があるところを狙うのが鉄則です。
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りのエサ
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りのエサについてご紹介します。アイナメのエサとしては、アオイソメやイワイソメ、ユムシなどの虫が定番です。
他には、オキアミやシラサエビなどの甲殻類もよく喰います。
虫が苦手な人は、人工餌を使ってもよいです。
比較的何でもよく喰います。
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りの釣り方
アイナメの穴釣り・ヘチ釣りの釣り方についてご紹介します。穴釣りもヘチ釣りも、釣り方は同じです。
どちらの釣り方も、根掛かりしやすいので注意が必要です。
底に仕掛けを長く着けているとすぐに根掛かりします。
少し浮かせて釣るようにします。
テトラポットなどの隙間を狙う場合は、次にように釣ります。
隙間に仕掛けを落とし込んで、止まるまで沈めていきます。
止まっても、まだ底ではない可能性があるので、ロッドを何回か軽くシャクッてみて仕掛けを動かしてみます。
再び沈み出せば、そのまま沈めていきます。
沈まなければ、そこで誘いを掛けます。
ブラクリ仕掛けを使っている場合は、軽くキャストして釣ることもできます。
根がかりに注意が必要ですが、広範囲を探れるので効率的です。
キャストした後、ラインを若干ふかせた状態で当たりを待ちます。
ふかせておかないと、アイナメが喰ってきた時に違和感を抱き、吐き出してしまうのです。
当たりがなければ、少し巻いて仕掛けを移動させ、再度ラインをふかせておきます。
堤防の際を狙う場合は次のとおり釣ります。
まず、仕掛けを底まで沈めます。
着底すれば、糸ふけを取ります。
何回かシャクり上げて、再度底まで沈めます。
当たりを待ちます。
後は、これを繰り返します。
小刻みにシェイクして当たりを待つという釣り方でもよいです。
底で釣れなければ、底から中層まで誘いながら巻き上げてきます。
堤防の中層にアイナメがいる可能性があるためです。
当たりがあれば、合わせて一気に巻き上げます。
根に潜られるとバレるためです。
一気に巻き上げても根に潜られる場合は、少し硬めの竿を使うとよいです。
柔らかい竿は潜られやすいです。
参考動画
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