メバル釣りと言えば、ジグヘッド&ワームで誘って釣るメバリングが人気です。
メバルを狙う釣り人にとって、尺メバルを釣り上げることは夢の1つです。
では、どのようにすれば尺メバルを釣ることができるのでしょうか?
ここでは、尺メバルのタックルと釣り方だけでなく、時期やポイントについてご紹介します。
尺メバルとは
尺メバルとは、30cmを超える大型のメバルのことです。これぐらいのサイズまで成長するには10年以上かかると言われています。
それだけに、簡単には釣れるサイズではありません。
メバルを釣る人にとっては憧れのサイズです。
尺メバルの時期
尺メバルを狙うのなら、どの時期がよいのでしょうか?釣りに行く場所によって変わりますが、一般的には春がおすすめです。
ベストシーズンは3~5月頃です。
初夏ぐらいまで釣れる場所もあります。
産卵期になると、大型のメバルが接岸してきます。
産卵後すぐは喰いが渋くなりますが、3月頃から体力を回復するために活発に捕食するようになります。
釣りやすいうえに、大型も釣れます。
尺メバルを釣りたいのなら、この時期に狙うとよいです。
尺メバルのタックル
尺メバルのタックルについてご紹介します。タックルは次のとおりです。
ロッド
ロッドはメバリング対応のロッドを使います。
30cmを超えるような大型メバルの引きは強烈です。
一気に根に潜られて、バレてしまうことが多いです。
そのため、メバルの引きに負けないロッドパワーが求められます。
しかも、アタリを弾かない柔軟で高感度の穂先も兼ね備えていなければなりません。
長さについても注意が必要です。
堤防から釣ると、足場が高いので、短いロッドでは釣りにくいです。
メバルの突っ込みに対応するには、8フィート以上のものを使った方がよいです。
リール
リールはスピニングリールを使います。
サイズは2000~2500番でOKです。
ドラグ性能の優れたものを用意したいです。
ライン
ラインは、細くて強いPEが最適です。
フロロカーボンやナイロンを使わないのは、強度を上げると太くなってしまうためです。
0.4~0.6号を巻いておきます。
リーダー
リーダーは、フロロカーボンの1~2号をセットします。
ジグヘッド
ジグヘッドの重さは1~1.5g前後を使います。
状況によっては、もっと重いものの出番もあります。
ワーム
ワームはメバリング用やアジング用のものを使います。
サイズは1.5~2インチがおすすめです。
尺メバルのポイント
尺メバルのポイントについてご紹介します。尺メバルは適当なポイントで釣っていても、よい結果が得られないことが多いです。
それは尺メバルを狙えるポイントがあるためです。
好ポイントの条件は次のとおりです。
ベイトが存在すること
メバルは、ベイト追って移動することが多いです。
主なベイトとしては、イワシやイカナゴが挙げられます。
ベイトが入っていない波止などでは尺メバルがいない可能性があります。
逆に、それほど人気になっていないポイントでも、ベイトが入ってくれば、好ポイントに変身することもあります。
特に、春はイカナゴに注目するとよいです。
イカナゴは砂に潜る習性があるので、砂地の場所がおすすめです。
潮通しがよいこと
潮通しがよいポイントには、ベイトが集まりやすいです。
中でも、潮の流れに変化が生じているポイント(堤防の先端など)は、さらにベイトが寄ってきます。
ベイトがたくさんいるポイントほど、尺メバルが着きやすいです。
水深がある程度深いこと
尺メバルがいるポイントは、ある程度水深が深いです。
目の前は浅くても、すぐ近くが深くなっていればOKです。
これら3つの条件を満たしているポイントが理想です。
しかし、なかなかそのようなポイントは見つかりません。
全部を満たしていなくても、尺メバルが釣れることはありますので、1つでも多くの条件を満たしているポイントでチャレンジしてみるとよいです。
経験上、小~中型のメバルがよく釣れるポイントでは、尺メバルは釣れにくいです。
もちろん、小~中型の近くにも尺メバルはいますが、尺メバルが喰う前に小~中型にやられてしまうことが多いと考えます。
尺メバルだけを狙いたいのなら、小~中型があまりいないポイントを攻めた方がよいかもしれません。
何も釣れなくても、忍耐強く粘れるかがカギになってきます。
尺メバルの釣り方とコツ
尺メバルの釣り方とコツについてご紹介します。まずは、ポイント探しです。
ポイントが決まれば釣り始めます。
はじめに、どの層を狙えばよいのでしょうか?
メバルは根魚なので、底を狙えばよいように感じます。
しかし、尺メバルを狙うのなら表層です。
尺メバルは、捕食モードに入ると、表層まで浮いてきます。
捕食モードに入っているということは、活性が高いということです。
活性が高ければ、喰ってくる確率もアップします。
それに、底で尺メバルが喰ってくると、強烈なパワーで引き込み、強引に根に潜ろうとします。
うまく対応できずにバラしてしまう人が多いです。
しかし、表層で喰わせると、尺メバルと言えども、そうは簡単に根に潜れません。
表層で喰わせた方がバレる確率が少なくなるのです。
尺メバルの具体的な釣り方は、次のとおりです。
先ほども述べたように、まずは表層を攻めます。
日中であっても、夜間であっても同じです。
基本的には、メバルが浮いてくるまで待ちます。
浮いてくれば、仕掛けをメバルよりも沖の方へキャストします。
メバルのすぐ近くにキャストすると、メバルが逃げてしまいます。
着水後、ゆっくり巻いてきます。
メバルが浮いてこない時や浮いてきてもアタリがない時は、どんどん深いレンジを探っていくようにします。
最終的には、底を攻めることになります。
巻くのを止めて、フォール(カーブフォール)を組み合わせるのもおすすめです。
リフト&フォールで誘うのも効果的です。
なかなか喰ってくれない時はワームを変えたり、シャクリを入れるなど誘い方を変えるとよいです。
誘い方自体は、通常のメバリングとそれほど変わりません。
アタリがあれば、即合わせです。
尺メバルであれば、無理をせず、慎重に巻き上げます。
事前に、障害物など海の状況を把握しておくとバレにくくなります。
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