シーバスには、稚鮎パターンだけでなく、落ち鮎パターンもあります。
パターンがまったく異なるので、落ち鮎パターンについてよく理解しておく必要があります。
ここでは、シーバスの落ち鮎パターンのルアーなどについてご紹介します。
シーバスの落ち鮎パターンの時期・時間帯は?
シーバスの落ち鮎パターンの時期についてご紹介します。落ち鮎とは、産卵のため河川を下っていく鮎のことです。
産卵は、10~12月ぐらいに行われます。
鮎は、産卵後1年という短い一生を終えます。
この時の鮎は、産卵で力を使い果たしてしまい、非常に動きが鈍くなってしまいます。
こうした鮎をシーバスが狙うのです。
これを利用した釣り方が、落ち鮎パターンです。
アユが河川で産卵する夕方から夜間にかけてが狙い目の時間帯です。
夜間の満潮時は大型のシーバスが狙えます。
橋脚周辺や淀みができている場所などは好ポイントとなっています。
シーバスの落ち鮎パターンでおすすめのルアー
シーバスの落ち鮎パターンでおすすめのルアーについてご紹介します。落ち鮎パターンでは落ち鮎のサイズが20~30cmと大きいので、使用するルアーのサイズも大きくします。
9~14cmのものを用意しておきます。
フローティングミノーがピッタリです。
アピール度の高いものがよいです。
カラーは、鮎カラーのものと産卵時の鮎に近いカラーのもの(体全体は少し黒めでお腹がオレンジ)を用意しておくとよいです。
ススム
水の濁りやシチュエーションなどでカラーを選ぶとよいです。
シーバスの落ち鮎パターンのおすすめポイント
シーバスの落ち鮎パターンのおすすめポイントについてご紹介します。堰堤(えんてい)のある河川では堰堤のすぐ下流が狙い目です。
堰堤とは、河川の水をせき止めるためのものです。
水を貯めるためのものではなく、土砂災害を防ぐためのものです。
堰堤の上流に溜まった落ち鮎は、雨による増水で一気に押し流されます。
シーバスはその鮎を狙います。
増水後によく釣れることが多いです。
堰堤のない河川では、流れが緩むヨレが好ポイントとなります。
雨によって流れ出すと狙い目です。
シーバスの落ち鮎パターンの釣り方のコツ
シーバスの落ち鮎パターンの釣り方のコツについてご紹介します。基本的には、ルアーをキャスト後、表層付近をゆっくり引いてくるだけです。
シーバスは速い流れの中にはいません。
流れから少し外れた場所を狙うとよいです。
ヨレや水中の障害物などを見つけてルアーを通すのも効果的です。
夜間の釣りでは、うまく明暗を利用したいです。
ルアーを明るい場所へキャストし、明暗の境目付近を引いてきます。
そうすることで、影に隠れていたシーバスが喰ってきます。
他には、ルアーを河川の上流にキャストして、テンションを少しかけて、ドリフトさせながら流してくるのも効果的です。
このパターンは比較的釣りやすいです。
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